福井市街地にある静かな国の名勝
兼六園などの日本庭園を楽しめるのであれば是非秋におススメしたい観光地の一つである。福井市街地に在りながら自動車などの音もあまり聞こえない、実に静かな所だ。今回は紅葉のシーズンも少し外した11月中頃に行ったがまだまだ紅葉も残っており景観は十分楽しめた。今回はこの養浩館庭園について紹介したい。
福井藩主 松平家別邸
もともとは江戸時代の福井藩主の松平家の別邸として「御泉水屋敷」と呼ばれ増改築された庭園だった。当時から養浩館の庭園は注目されており回遊式林泉庭園(かいゆうしきりんせんていえん)と呼ばれていた。これは綺麗な水の池を立体的に表現する為の岸辺の 周遊や舟による鑑賞、また屋敷内からの眺望も考えて作ったのではとのこと。アメリカの日本庭園雑誌では第3位として紹介されたこともある。福井空襲で一度焼失しており、現在は1800年代の資料を元に一部復元をした姿だ。
池を挟んで館を眺めると池と紅葉と館が写真のフレームに全て納まる、実にコンパクトな造りと言えるのではないだろうか。池を周遊しても15分?30分もあれば一通り全て見終わることが出来る。
ボリュームは兼六園ほどは無いが、料金も大人210円(博物館兼用で340円)と安い。
写真スポットとして
コストパフォーマンスのある非常に写り栄えする写真スポットだ。名勝の自然、庭園、日本家屋を一度に撮る事が出来る上に料金が210円と被写体の対価としては非常に安い。また、アクセスも良いので休日に気軽に足を運べるところもポイントだろう。一度撮影して納得いかなかったら再度訪れる事が出来るアクセスと料金だ。マイナスポイントは庭園自体は非常にコンパクトな作りなので、客数のキャパシティはかなり低い。写真を撮ろうとするとバッティングする事は多いだろう。
名勝 養浩館庭園 情報
住所 〒910-0004 福井県福井市宝永3丁目11
開園時間 午前9時?午後5時 (3月1日から11月5日までは午後7時閉園)
※入園は閉園時間の30分前までです。
休園日 年末年始(12月28日?1月4日)
料金 一般 210円(団体160円)
歴史博物館との共通券 340円(団体250円)
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