とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

【撮影方法】FA77mmF1.8とDA★55mmF1.4でクローズアップマクロ撮影に挑戦!

   

P900DSCN9822[1]

前回の記事ではNikon COOLPIX P900の超望遠を使ってマクロ撮影を行ってみた。

中々面白い結果になったので、勢いに任せてちょっとだけ高い「ACクローズアップレンズNo3」を購入。FA77mmF1.8 Limitedに装着して撮影。F2.8に開放F値が抑えられたマクロレンズに比べるとボケ量が大きくふわっと心象的な写真が撮れてしまう。

今回はペンタックスKマウントの大口径中望遠、FA77mmとDA★55mmにクローズアップレンズを取り付けたらどうなるか?という記事で書きすすめよう。

  1. smc PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited
  2. smc PENTAX-DA★ 55mm F1.4 SDM
  3. まとめ

smc PENTAX-FA77mm F1.8 Limited + Kenko AC クローズアップレンズ No3

fa77IMGP8831

花撮りには「もう少し寄りたいけど、寄れないんだよなあ…」なFA77mmもクローズアップレンズを装着することで20~30cm程度まで近寄ることが可能。開放F値だと激薄ピントで極端なほどふわっとした写真になるが、F5.6~F8まで絞ることでなんとか被写界深度を稼ぐことが出来る。

ACクローズアップレンズは、従来のレンズ1枚なクローズアップレンズに対して、2枚のレンズを使うことで収差を抑えてある高級版。細部の描写における収差の補正は圧倒的で、本格的に使うのであればACの方がオススメ。「マクロレンズ買うくらいなら」と考えているのであればACを買っておこう。

fa77IMGP8859前述した通り、リアコンバージョンレンズや接写リングでは開放F値が暗くなってしまうが、クローズアップレンズではF値が落ち込まない点がメリット。とするならば、開放F値~F2.8手前までの絞り値で撮るとオンリーワン的な使い方が出来る。

これはF1.8の絞り開放で撮影したもの。案の定激薄ピントで、収差が程よくのっているので柔らかい印象になった。ボケボケではあるが、輪郭はハッキリしており、背景が綺麗さっぱり溶け込んでいる。今回は背景を緑にしてしまったが、他色の花を背景に据えてやれば色鮮やかな写真を撮ることも可能だろう。

fa77IMGP8861[1]激薄ピントではあるものの、引けるところまで引けば開放F値でもピント面を厚くする事は可能。背景を整理しないと後ボケがうるさくなりそうではあるけども。

fa77IMGP8852前ボケ・後ボケもFA77mmらしいボケは健在。

最短撮影距離が元々70cmだったものが、20-33cmまで寄れるようになったのでワーキングディスタンスはおよそ半分。花をローアングルで撮影する事も可能になった。

fa77IMGP8836F8まで絞りこむとこんな感じ。

smc PENTAX-DA★55mm F1.4 SDM +Kenko MC クローズアップレンズ No3

こちらは中古屋で売っていた激安No3レンズを装着。パッと見は問題ないものの、細部を拡大すると収差で滲んでいる。F1.4でぼかせば全然OK!的な

da55IMGP8676F1.4の開放F値で撮影。どうと言う事はないその辺の花壇で撮影したのだけども、綺麗サッパリ背景が飛ぶ。おまけに後ろの紫色の花で曇天の濁んだ色を隠してくれるので便利。

No3で撮影距離がFA77+No3と同様な分、大きく写すことは出来ないが被写界深度を稼げる上にF1.4と明るいのでこれはこれで使いやすい。個人的に言えばFA77mmよりも上。smc PENTAX-D FAマクロ50mmF2.8も持っているが、ここまで大きくボケを作ることが出来ないので、その点で有利。

da55IMGP8683F2。F1.4だとボケすぎて何がなんやら分からなくなってしまうので、多少絞った方が見やすかった。

da55IMGP8678FA77mmの場合はF8まで絞る場面も多々あったが、DA★55はF5.6まで絞ればそこそこピントが合う印象。

余談 クローズアップレンズに適しているレンズ

P900P9810270こちらは、パナソニックのGM1Sとキットでついてきた45-175mmの電動ズームレンズ。

このレンズ、インナーズーム・インナーフォーカスなのでレンズが全く伸びないコンパクトなレンズ。クローズアップフィルターを装着するには最適なレンズで、ズームで引いても寄っても同じ撮影距離でピントが合う。つまりそれはズームして拡大が出来るし、引いて画角を調整も出来るということ。

大口径単焦点で使っても面白いが、インナーズームレンズで使うのも非常に面白い。

また、非常にシビアなピント合わせになってくるので初動をコントラストAFで合わせてしまうと楽。しかもパナソニックの場合は「ピンポイントAF」が使用出来るので細部まで一発でピントを合わせる事が出来てしまう。

Kマウントでインナーズームと言うとDA★50-135mmF2.8がある。フルサイズ対応では無いので私は手持ちで準備していないが、焦点距離がマクロ撮影には非常に使いやすい距離で纏まっているので実に面白そうではある。

まとめ

ピント範囲はかなり限定的だが、使い方によっては非常に印象的な写真を撮ることも出来る

今回はクローズアップレンズNo3という20~33cmの距離でピントが合うレンズを使用したが、他にもNo1・2・4・10などの種類があるのでレンズにあった物を購入すると良いだろう。

望遠レンズならNo1を中望遠ならNo2・3を選択すると使いやすい。

注意点はレンズ前玉からの距離が固定されるので、ズーミングやフォーカシングでレンズが繰り出すものは使い勝手が悪い。特に望遠レンズでNo3やNo4のレンズを装着するとピント面を探すだけでも一苦労になる。

マクロレンズの代わりになるか?

限定的だが代わりにはなる。ピント範囲が限られているので、動体を補足するのには根気とチャンスが必要。また、静物でも風で揺れているとそれだけで難易度が跳ね上がる。無風の日の花や小さい人工物を撮影するにはこれで十分。静物限定であれば、通常のマクロレンズでは撮れない物が撮れたりするので持っておいて損は無い。

P900IMG_9900例えばこれはCanon 8000Dとテレマクロのシグマ150mmF2.8で撮影したもの。ブンブン飛び回る蜜蜂を追いかけるのは普通のレンズでも大変。ましてやクローズアップレンズをつけたまま追いかけると途中で諦めたくなる。いや、実際諦めた。

結局のところどちらも買えば良いのです

ペンタックスKマウントならば、50マクロ・100マクロ・シグマ70・タムロン90あたりが選択肢だろうか?これだけだとテレマクロが不足するので、望遠レンズにクローズアップレンズが面白いと思われる。

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