とるなら~写真道楽道中記~

「撮るなら…ここだ!こうだ!これだ!」を探し求めてカメラ片手に写真・機材道楽の備忘録

実際に使ってみてX-Pro2のオススメ出来るポイントを徹底チェック~外観編~

      2016/08/31

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フジフィルムがX-Pro1の後継機となるレンジファインダーモデルのフラッグシップ機『X-Pro2』を発売した。新型センサーと新型画像処理エンジンが創りだす美しい描写に期待が高まる一方、拡大した位相差AFエリアやXシリーズで初めてメカニカルシャッタースピードが1/8000秒まで到達。動く被写体に対しての捕捉性能がぐんと高まっている。

さらに、X-T1の1モデルだけだった防塵防滴仕様もX-Pro2では完備。ハードなロケーションにも耐用出来るプロフェッショナルなカメラに仕上がっている。

X-E系のユーザーのみならず、X-T1からも進化しているポイントがいくつもあるので、気になる方お多いと思われる。そんな『X-Pro2』をお借りする機会を頂いたので「それなら徹底的に使い込んでやろうじゃないか」ということでこれからガッツリとレビューしていこうと思う。

残念ながら、お借りした段階でバッテリーの残量が皆無だった。届いた初日なのでまずは外観のレビューから始めたい。

「X-Pro2が気になっているけど、買う前に試したい」という点があれば最下部のコメント欄に記入して頂ければ検討してみます。(2016年5月上旬まで)

開封の儀

K3P9810418お借りしたのはこちら。『X-Pro2』本体と『XF35mmF2 R WR』の2つ。小型軽量な単焦点でありながら、防塵防滴を備えるレンズなのでX-Pro2とはとっても相性が良さそうだ。

化粧箱はとってもシンプルでフジフィルムらしいと言えばフジフィルムらしいシックな感じだ。とは言え化粧箱を撮ってもちっとも面白くないので早速開封。

K3P9810421X-Pro2は二重箱になっており、中にはこんなかっちょええ箱が入っておりました。ワクワクしますな!

ちなみに外箱がかなりキツく締まっていたので危うく破ってしまうところだった。購入したらお気をつけを…。

K3P9810422「こんにちは」

と語りかけてくるような。ふふふ、待ってろよ、すぐ使い倒してやるからな。

このX-Pro2本体の下にバッテリーやら充電器やらが入っている。

K3P9810423中身を展開するとこんな感じ。XF35mmの開封の儀は端折りました。ストラップの保護カバーが折り曲がっていないところを見ると、このレビュー用モデルはピッカピカの新品か?

充電器はキヤノンやパナソニック等のプラグ一体型では無く、ケーブルが別途あるタイプのもの。収納性には欠けるものの「デカくて他のプラグと干渉して挿せないぞこの野郎!」という事態にならなくて良いので案外こっちの方が好き。

ストラップの金具は初めから付いていないので、うっかり無くさないように気をつけよう。私は取り出す際に落っことして10分くらい探した。ストラップの入っている袋に黒色のプラスチックの物体が入っている。説明書を読むとわかるが、これはストラップ用の金具を本体に取り付ける際に使う道具であって、カメラに装着するものでは無い。

フジフィルム機が初めてならば、まずは説明書をじっくり読んでみよう。キヤノンやニコンなどの操作系と違って、クラシックカメラの操作系を踏襲している部分が多い。フィルムカメラに触ったことの無い方は操作に戸惑うこと必須。とは言え、絞りやらシャッタースピードやらがわかっていれば何となくで使える物ではある。

説明書を熟読するポイント

かく言う私もXF1までフジフィルムユーザーだったのだが、レンズ制御エラーというXF1では有名な不治の病に数度遭遇して以来フジフィルムを離れていた(敬遠していた)。よってXシリーズは初めてなので、取り敢えずマニュアルを一から十まで熟読中。

読むと良いポイント

  • 5ページ目:『このカメラの便利使い方について』…恐らく目を通さないとX-Pro2を使いこなせないポイント
  • 13ページ目:『各部名称』…十字キーに役割が書いていないので、熟読必須。ボタンの長押しに関してもポイント
  • 15ページ目:『ISOダイヤルの操作方法』…これを読まずに無理に回そうとすると恐らく壊れる。
  • 18ページ目:『ファインダー情報』…EVFの情報が多いので熟読必須。とは言え感覚で分かる程度。
  • 26ページ目:『ストラップ金具の取り付け方』…謎の黒いプラスチックの正体が解き明かされるの巻
  • 37-43ページ目:『ファインダーに関する諸設定』…フジフィルムのこの手のカメラを使った事が無いのであれば必読。
  • 44-47ページ目:『露出モードの選択方法』…他メーカーのカメラと違ってモードダイヤルが無い。操作が分からなければ必読。
  • 57-61ページ目:『Q・Fnボタンの設定』…ここを読んでおくとX-Pro2の使い勝手が化けるポイント
  • 77-81ページ目:『AFについて』…新設されたレバーもあるので従来のユーザーでも読んでおいた方が良い

外観レビュー

重厚で高級感あるクラシカルなデザイン

K3P9810446早速、XF35mmF2を装着してみた。このレンズは非常にコンパクトなデザインとなっているので、光学レンジファインダーを使用している時にファインダーがケラれないという良いポイントがある。大ぶりなレンズが多いXFmmシリーズにあって貴重な存在だ。

XF35mmF2はX-Pro2のデザインを損なうことは無く、『クラシックカメラ』らしい外観に溶け込んでいる。「所有する喜び」を与えてくれるカメラとはこのようなカメラを言うのだろうなと感じるデザイン。

防塵防滴で、マグネシウム合金を採用している堅牢なボディは外観からも見て取れるが、手にとって見るとより実感する。片手で持つとずっしりと来る重量感があり、堅牢なボディの中に中身がぎっしりと詰まっている印象を受ける。

クラシカルなでも快適さを実現する操作系

K3P9810432従来までのフジフィルム製レンジファインダー機と違って、操作系のボタンが全て右側に集中している。これはファインダーを覗きながら操作する際の理にかなっており、左手はレンズを操作する事に集中出来る。

K3P9810427カメラの右肩部分のみという限られた場所に『露出調整』『シャッタースピード』『ISO感度』の3系等を扱うダイヤルが設置されている。前述したように、シャッターダイヤルとISOダイヤルは合体しており、普段はシャッターダイヤルだが、ダイヤルを引き上げる事によりISOダイヤルを操作する事が出来る。ISOの調整が煩わしいのであれば『A』コマンドにしておけば適正露出に応じてISO感度を調整してくれる。

K3P9810429このモデルにはSDカードが2スロット用意されている。(SDカードを買い足す口実ができたぜ!)

私は主にJPEGとRAWを別々に記録して使い分けている。当然、RAWを保存する側の処理が重いので優先的に速度が早いカードを挿入しておくと良いだろう。防塵防滴用のシーリングはカバー外周部ではなく、スロット口を覆うように設置されている。よって土砂降りの中で使用した場合には本体内部には入らないものの、カバー内に入り込む可能性はある。使用後にはカバーを開けて拭き取る作業をした方が良さそうだ。

K3P9810430左側には各種接続端子を配置。こちらもシールの形状からハードなコンディションでの撮影後にはお手入れをしておいた方が良さそうな構造をしている。

ちなみに一番下は社外製のリモートレリーズを兼ねているマイク端子。純正品はマイクロUSB端子を使う。どちらにせよレリーズケーブルを使う際は防塵防滴性を失うので注意が必要だ。心配であればスマホを使った遠隔操作が良いだろう。

カバー上部にはシンクロターミナル用のソケットが配置されている。

コンパクトでナイスなレンズ『XF35mmF2 R WR』

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『R』は絞りリングを搭載するモデルである事を表し、『WR』は防塵防滴仕様である事を表している。

インナーフォーカス構造なので、フォーカシングによって鏡筒が伸びたり縮んだりする事は無い。鏡筒が伸び縮みすると、どうしても空気の出入りがあるために埃などを吸い込みやすい。その要因が解消されてある上に、防塵防滴仕様により装着中に粉塵が入り込む可能性がグッと少なくなる。メンテナンス次第で長く品質を保つ事が出来る可能性を秘めているので大事に使いたいところだ。

絞りリングが搭載されているので、クラシックレンズの様なハンドリングを楽しめるだろう。絞りの操作を左手に委ねる事が出来るので、操作する事が多い右手に余裕が出てくる。その分、フォーカスレバーで構図の調整をする等出来る。

K3P9810439見難いが、マウント外周部には防塵防滴用のシーリングがある。おかげ様で装着する際に回すのが固く感じる。

フードがねじ込み式な件

K3P9810441ちなみにフードはフィルター用のネジへねじ込み式。

フィルターを装着したい場合にはレンズ>フィルター>フードと装着する必要がある。少々面倒のように見えるが、C-PLフィルターを使う場合にフードを付けていても調整しやすいというメリットがある。

K3P9810442また、フードには再度43mmのネジが切ってあるので、上からキャップを装着する事は可能だ。若干だがコンパクトさを失うが、気にしなくていいレベルだと思う。

追記:LUMIX DMC-GM1Sとのサイズ比較

マイクロフォーサーズの、それも最小モデルとの比較かい!と突っ込む方も居るかと思うが、まあ参考までに。

K3IMGP9363大きいと感じるかもしれないが、ハンドリング性を考えるとX-Pro2程度の大きさなら全然苦にならないレベル。寧ろGM1Sが小さすぎるのですよ。一般的なコンデジ程度の大きさと考えてもらえるとありがたい。

X-Pro2の大きさは「カメラを楽しむ」なら丁度良い大きさで、クラシックカメラもこんなもんじゃ?と思う。競合するミラーレス一眼の中では思い方なので、特に重量感が気になる方は注意。

但し、大きい分グリップ性は良く、真四角なボディながらホールド感は上々。両手でしっかりと持つことができるので、ブレを抑制する面からもこのサイズ感が丁度良い。

K3IMGP9365サイズが大きいメリットはボタン配置に余裕を持たせることが出来る事。豊富な操作系により快適な操作と表現のし易さを手に入れられるのは素晴らしい事だ。GM1Sはそのボタン配置の少なさをタッチパネルでまかなっている優秀なインターフェイスがあるので、一概には言及出来ない。大きいなり、小さいなりのメリット・デメリットは確実に存在する。

K3IMGP9364GM1S並の薄さでは「握る」というよりも指で「摘む」という表現の方が適切であり、ホールド感は残念ながら薄い。

それと比較して、X-Pro2は奥行きがある(分厚い)という点が個人的にはGood。とても握りやすい。これはいいものだ。

K3IMGP9366フラッグシップとエントリー機の軍艦部を比べちゃアカンですね。本当にすみませんでした。

サイズ感だけでも感じ取って頂けると幸いです。

充電が完了しないので実可動は後日!

申し訳ない。ブライトフレームシュミレーション等などを試してみたいのだが、後日に回す。

今後は実写やオススメ出来そうな設定、操作などをメリット・デメリットを踏まえてレビューしていきたいと思うのでお待ちあれ。

X-Pro2が気になっているけど、買う前に試して欲しい事があれば私が試しますよ!(2016.5月上旬まで
下記のコメント欄にでも気になるポイントを書いて頂けたら優先的に試してみます。出来ること出来ないことあると思うので、ご了承を

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この機材はWillVii㈱からお借りしたものです

このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
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