防塵防滴の大口径中望遠ズーム smc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF] SDM

APS-Cセンサーサイズのイメージサークルをカバーする、大三元の望遠ズームレンズ。キヤノンやニコンの大三元と違う点はもちろんAPS-Cに最 適化されているので小さくてコンパクトな点。但し、同様にAPS-Cサイズの一眼レフで使用する場合には望遠200mm（換算300mm）までをカバーす るフルサイズ対応レンズとAPS-C専用の135mm（換算200mm）のレンズではかなり違うので使い勝手に気をつけよう。

とは言え、望遠大三元で700gを切る重量で防塵防滴性能を有するレンズとしてはかなり使い勝手は良い。さらにインナーズーム・インナーフォーカスなので鏡胴が伸び縮みしないので、収納性や取り扱いに優れる事も利点。

発売より8年が経過しており、価格がこなれているので購入し易い点も挙げることが出来る。設計は古くコーティングもsmcだが、新品で8万円、中古で5,6万円で購入出来る現在ならば十分に検討のテーブルに載せることが出来るレンズ。

但し、近接時・望遠端135mmでは描写が甘くなるのでF5.6程度まで絞って使う方が良かったり、SDM駆動（超音波モーター）だがそこまで高速AFではなかったりと気をつける点は存在する。

ち なみにトキナーからは同じ光学設計の「AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8」と言うレンズが発売されている。コーティングが違うので、そこはPENTAXのsmcには頑張ってもらいたいところ。他にも違いがあり、トキ ナー版には三脚座が付いているが、PENTAXにはそもそも装着出来ない仕様になっていたり、「防塵防滴」・「クイックシフトフォーカス機構」か「非防塵 防滴」・「ワンタッチフォーカスクラッチ構造」かの違いがあったりする。

また、価格.comでは「AL」の表記があるが、公式には「AL」と無く非球面レンズは搭載されていないので注意。