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「ここだ!こうだ!これだ!」写真・機材道楽の備忘録

夜を楽しむ広角レンズ VoightLander NOKTON 10.5mm F0.95【評価・作例】

      2017/11/12

レンズの特徴

中央解像力 開放 良好
ピーク 非常に良好
ピーク F4-F5.6
周辺解像力 開放 隅がソフト
ピーク 非常に良好
ピーク F5.6-F8
軸上色収差 良好
F2で完璧
倍率色収差 中程度
球面収差  影響あり コマ収差 極めて目立つ
非点収差 目立つ 歪曲 僅かな樽型
周辺減光 開放で極めて目立つ
F2で改善
逆光耐性 強くは無い
AF MF限定 手ぶれ補正
ボケ傾向 前ボケ…硬調、後ボケ…滑らか、玉ボケ…滑らかだが口径食大
非円形絞り
備考  MF回転角270°・金属鏡筒・電子接点無し

レビュー・作例・参考サイト

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レンズデータ

レンズ仕様

焦点距離 10.5mm
口径比 1 : 0.95
最小絞り F16
レンズ構成 10群13枚
画角 93°
絞り羽根枚数 10 枚
最短撮影距離 0.17m
最大撮影倍率 1:8.2
最大径×全長 φ77.0×82.4mm
フィルターサイズ φ72mm
重量 585g
レンズフード 付属(着脱式花形レンズフード)
その他: 絞り切り替え機構付

MTFチャート

レンズ構成図

10-5mm-f0-95-lens

ライバル不在の大口径広角レンズ

F0.95というマイクロフォーサーズでは他に類のない開放F値をたたき出しているオンリーワンなレンズ群「NOKTON」の一角を担う。

外観は金属製で高級感あふれる高品質な造り。電子制御によるピント操作が多いマイクロフォーサーズにおいて、滑らかな動きをするピントリングの感触は極上。ピント面が薄いので、広角レンズにしては山が掴みやすくマニュアル操作に対してそう不便さは感じられない。

解像力・描写携行

最近のオリンパスレンズに多い「絞り開放からカリッとシャープに」というレンズでは無いが、開けてふわっと絞ってカリッとという変化を楽しむことが出来る。中央の画質は絞り開放から非常に良好で四隅の描写もF2まで絞れば立ち上がり、F4まで絞ればフレーム全域で申し分ない解像力を発揮する。

特に中央の解像力は絞り込む事でさらに性能を増すため、海外のレビューサイトでは評価用のグラフが追いつかず天辺を突き破っている。比較してしまうと周辺部は中央ほどの解像力ではないが、F4まで絞り込むと確かな性能を持っている事が分かるだろう。

倍率色収差と歪曲、周辺減光がやや目立つので、人工物を撮影する場合には注意。特に電子接点を持たないレンズなので、デジタル補正やソフトウェアで補正する場合にはちょっとした手間が発生する。

接写性能とF値

このNOKTONの魅力は解像力に非ず。その際立ったレンズの明るさと接写性能によって「MFTの広角」とは思えないボケを演出できる。さらに、レンズの明るさとMFTの被写界深度の深さを活かして、夜間の撮影で存分に明るいレンズを楽しめる点にこそNOKTONの本質がある。

F2~2.8まで絞ればしっかりとした光芒が出てくる点も夜景撮影においてナイスなポイント。

競合レンズ

PROMINAR 12mm F1.8 MFT

prominar-12mm-f1-8

この手のカテゴリで検討されるとしたら候補にあがるのがコーワのレンズ。PROMINAR 8.5mmと同様、デジタル補正に頼らない歪曲補正が良好なレンズでNOKTON 10mmよりも良好。

ただし、像面湾曲が大きいという指摘もあり遠景の撮影では気難し部分がありそうだ。価格は後述のMZD 12mm F2.0に近く、電子制御が可能なそちらを選んだ方が無難だとは思う。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

m-zuiko-digital-ed-12mm-f2-0

オリンパスの純正レンズとしてはこの選択肢。競合レンズでLEICA F1.4やNOKTON F0.95が存在するので難しい選択になるが、サイズと価格を意識しつつスナップ用途で使うならこのレンズで間違いない。

LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.

LEICA DG SUMMILUX 12mm

マイクロフォーサーズの広角単焦点としては非常に高級なレンズ。

諸性能は海外レビューサイトでもべた褒めの極上レンズには違いないが、やはり価格がネックという結論に至る。

画質・機能・操作性を高水準にまとめた極め付けの広角レンズが欲しいのであればこの選択肢がベスト。どうしてももう1段の明るさが欲しいというのであれば、NOKTONしか選択肢がない。

10mm F2.8 ED AS NCS CS

10mm-f2-8-ed-as-ncs-cs

焦点距離が被る競合の単焦点んとしてはSamyangのこのレンズ。

価格の割には良く写る単焦点として評価されているが、それはAPS-Cセンサーサイズのカメラでの話。マイクロフォーサーズで使うとサイズが無駄に大きく、画角の割に明るさもF2.8と控えめな印象となってしまう。

また、一眼レフにも使えるような設計のため、輪をかけて大きくなっている。もうちょっと背伸びしてオリンパスの12mm F2.0の方がおススメ。

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