OM SYSTEM と ミレー のコラボレーション商品「OM SYSTEM × MILLET オリジナルウェアラブルショルダーフォトポケット」のレビューを公開しました。
製品提供
今回はOMデジタルより無償提供された製品を利用しています。レビューにあたり、評価内容の指示や金銭の授受がなかったことを明記しておきます。
簡易的なまとめ
やや高めですが、バックパックに5つのポケットを追加できる便利なアイテム。フックとストラップで固定でき、脱落する可能性を低く抑えています。
特に酷暑が続く夏の季節に飲料を複数携帯できる追加ポケットはありがたい。ハーネスに固定するのでペットボトルが不安定とならず、必要な時にさっと水を飲むことが出来ます。長時間の撮影を継続するうえで特に重要だと感じました。
製品のおさらい
- OM SYSTEM 商品ページ
- OM SYSTEM ストア
- 販売価格:¥9,800
- フランスを代表するアルパインブランド 「ミレー」との共同開発による新製品
- アウトドア撮影向けのアイテム
- バックパックのショルダーハーネスに簡単に取り付けることができ、交換レンズやアクセサリーを素早く取り出せる着脱式フォトポケット
- 交換レンズやバッテリーなどの撮影アイテムの収納が可能
所有しているバックパックのショルダーハーネスに追加のポケットを取り付けることができるアイテムのようです。大きめのポケットが複数あるので、バックパックを地面に下ろすことなく機材の出し入れが可能。特に素早い出し入れが必要となるシーン、出し入れする頻度が多いシーンで重宝するポケットとなりそう。
販売価格はやや高めですが、バックパックを乗り換えても利用可能。長期間使うことが出来る機材と考えると一つの選択肢。
実際に使ってみる
外観・素材
冒頭で明記したように、OM SYSTEM より提供のあった製品が手元にあります。主な素材はポリエステルで、通気性の良いメッシュ生地。縁取りが厚めの生地で覆われているため、ラフに扱っても破れたり破損する可能性は低い。
右用にはミレーのロゴと、上部にOM SYSTEMのロゴがプリントされています。
背面にはハーネスに巻き付けるためのストラップが3か所にあります。固定方法は留め具にゴム紐をひっかけるだけ。形状から外れにくくなっており、使用中に脱落する可能性は低い。ハーネスのサイズに合わせてストラップを絞ることも可能。
(バックパックのスタビライザーストラップに引っ掛ける)上下のフックはプラスチック製。経年劣化で破損するとしたら、このフックの部分。とはいえ、バックパックに取り付けてしまえば触れることのない部品なので、過度に心配する必要はありません。破損したとしても、前述した3か所のストラップをバックパック側のハーネスに巻き付けているので、直ちに脱落することはありません。
ポケット
上部ポケットは500mlのペットボトルに対応。「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」だとポケットが深すぎるくらいで、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」でちょうど良いくらい。
ただし、レンズフードを装着していると、ポケットの直径が足りません(取り出しが難しくなる)。じゃあフードはどうすればいいのか?という話になるので、フードが収まるくらいの直径になっているとよかった。
ちなみに、カメラ用のシューティンググリップなども装着することができました。外付けフラッシュは小さなモデルであれば収納できるかもしれません。
下部のポケットは浅底ながら、「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」が程よく収まる程度の大きさ。ただし、レンズフードは入りません。マイクロフォーサーズ用の単焦点レンズであれば、望遠レンズでもない限り問題なく収納できると思います。フルサイズ用の35mm F1.8や50mm F1.8も問題無し。
25mm F1.8や60mm F2.8 Macroなど、マイクロフォーサーズマウントの外形とあまり変わらないサイズであればフードごと収納可能。
左側用の裏側にはジッパー付きのポケットがあります。出し入れの頻度が少ない鍵やカメラ用工具などを入れておくのが良さそうです。
バックパックに取り付ける
上下二か所のフックをバックパックの遅いストラップ部分に取り付けます。スタビライザーフックが無い場合、バックパック上部の手持ちフックに引っ掛けるという方法あり。
ポケット裏側のストラップをバックパックのハーネスに巻き付けて固定します。
ストラップ巻き付け後はこんな感じ。紐が多くてごちゃっとした見た目になりますが、実用上問題ありません。
今回取り付けたのはLoweproのプロタクティック 450AW。スタビライザーストラップ部分にフックを引っかけて固定しています。上の画像では右側のショルダーハーネスにポケットを装着した状態。
ポケットは上下のフックと3か所のストラップでハーネスに固定しているため、重いレンズをポケットに収納してもずれる心配はありません。
バックパック以外にも装着可能。ショルダーバッグに付けてみましたが、便利か?というと微妙なところ。(もともと素早く出し入れが可能)
チェストハーネス
バックパック本体にチェストハーネスが無い場合、ウェアラブルポケットに備わっているチェストハーネスを利用することができます。これで両ハーネスを固定することで、ポケットからの出し入れが安定します。
チェストハーネスにはフックがあり、それをウェアラブルポケットの側面に引っ掛けることで固定可能。素早い着脱が可能となっています。
体験談
Loweproのプロタクティック BP 450AWに装着。問題なく背負えるし、ポケットから物を出し入れすることができます。この季節は特に暑いので、レンズというよりも飲料や氷嚢、扇風機を出し入れできる点で重宝しました。
レンズを素早く出し入れするよりも、継続的に撮影できるよう体調を維持する為に役立つ印象。レンズを収納する場合、フードがポケットに入らない場合が多く不便でした。
ちなみに、バックパックを地面に下ろす際、ショルダーハーネスが地面と(それなりの速度で)接触します。
ウェアラブルポケットにクッションなどの保護機能はなく、収納しているレンズへのダメージが気になりました。レンズをポケットに収納したままバックパックを地面へ下す際は注意が必要。
また、全てのポケットを活用すると、そのぶん背負うときの負担が増加します。気軽に使うのであれば片側だけでも良いのかなと。とはいえ、用途に合わせてポケットを簡単に着脱できるので、特に悩む必要はありません。
まとめ
ポイント
- 2点セットでやや高価な拡張アイテム
- 計5つのポケットをバックパックに追加
- 2か所のフック、3か所のストラップでハーネスにしっかり固定
- メッシュ生地で蒸れにくい
- レンズ収納時は破損を防ぐため、ハーネスを雑に扱いにくい
やや高めですが、バックパックに5つのポケットを追加できる便利なアイテム。フックとストラップで固定でき、脱落する可能性を低く抑えています。
特に酷暑が続く夏の季節に飲料を複数携帯できる追加ポケットはありがたい。ハーネスに固定するのでペットボトルが不安定とならず、必要な時にさっと水を飲むことが出来ます。長時間の撮影を継続するうえで特に重要だと感じました。
レンズ収納としてはどうか?
便利と感じる人もいると思いますが、バックパックの脱着が多い人には向いていません。前述したようにレンズの破損を防ぐためハーネスを雑に扱うことができなくなります。その都度、慎重に地面へ降ろさなければならず、手間と感じてしまいます。
多少ラフに扱っても気にならないものを収納するのに適しているのかなと。単にバックパック用のペットボトルホルダーが欲しいだけであれば、ミレー「ボトルホルダー ライト」が2200円で売っています。とはいえ、追加ポケットが複数必要な場合は効果的かつ経済的。
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