「NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7」のレビュー第三弾 解像チャート編を公開。
簡易的なまとめ
少なくとも2000万画素の現行APS-Cミラーレスでは弱点のない解像性能の結果が得られました。F1.7の絞り開放から中央まで良好な結果となり、F2.8まで絞ればコントラストが改善します。
マクロ機能が必要なければ「VILTROX AF 35mm F1.7」のコストパフォーマンスが光るものの、隅までパフォーマンスが一貫しているのはNIKKOR Zのほう。
Current APS-C mirrorless cameras with at least 20 million pixels delivered flawless resolution performance. Results were excellent from the F1.7 maximum aperture to the center, and contrast improves when stopped down to F2.8.
If macro capability isn't needed, the VILTROX AF 35mm F1.7 offers outstanding value for money. However, the NIKKOR Z lens delivers consistent performance right to the corners.
While its retail price is higher than the Z 24mm f/1.7, it seems to be a lens worth the investment.
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NIKKOR Z DX MC 35mm f/1.7のレビュー一覧
解像力チャート
撮影環境

テスト環境
- カメラボディ:Z50II
- 交換レンズ:NIKKOR Z MC DX 35mm f/1.7
- パール光学工業株式会社
「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
- オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
- 屋内で照明環境が一定
- 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
- RAW出力
- ISO 100 固定
- Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
・シャープネス オフ
・ノイズリダクション オフ
・色収差補正オフ
・格納されたレンズプロファイル(外せない) - 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
(像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック) - 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
補足
今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。
テスト結果

F1.7の絞り開放から、中央・周辺・隅で画質差の少ない結果が得られました。近距離で周辺や隅が低下しやすかったZ DX 24mm F1.7と比べると遥かに良好な結果。少なくとも2000万画素のZ50IIやZ8のDXクロップでは、F1.7からなんの問題もなく使用することができます。
中央
F1.7付近で軸上色収差の影響があるものの、解像性能は絞り開放から良好。F2.8まで絞るとコントラストが少し改善します。

周辺
中央と同程度の結果。やはりF2.8まで絞るとコントラストが少し改善しているようです。解像性能に顕著な違いはありません。

四隅
フレーム隅でも解像性能は良好。F2.8まで絞ると、コントラストが改善するほか、周辺減光を良く抑えることが出来ます。

数値確認
| Center | Mid | Corner | |
| F1.7 | 2911 | 2569 | 2802 |
| F2.0 | 2890 | 3239 | 2890 |
| F2.8 | 3235 | 3181 | 2896 |
| F4.0 | 3252 | 3356 | 3560 |
| F5.6 | 3186 | 2796 | 2715 |
| F8.0 | 2903 | 3181 | 3327 |
| F11 | 2903 | 2566 | 2940 |
| F16 | 2809 | 2136 | 2395 |
競合製品と比較
本レンズはF1.7の絞り開放から一貫性が高く、良好な解像性能を発揮していることが分かります。マク解像性能はズームレンズよりも良好で、コスパに優れたVILTROXよりも隅のパフォーマンスが優れています。
まとめ
少なくとも2000万画素の現行APS-Cミラーレスでは弱点のない解像性能の結果が得られました。F1.7の絞り開放から中央まで良好な結果となり、F2.8まで絞ればコントラストが改善します。
マクロ機能が必要なければ「VILTROX AF 35mm F1.7」のコストパフォーマンスが光るものの、隅までパフォーマンスが一貫しているのはNIKKOR Z。
Z DX 24mm f/1.7よりも販売価格は高いですが、それだけの価値があるレンズと言えそうです。
購入早見表
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