握り易く安定感が増したEOS M3
資産の有効活用と称した衝動買いで手に入れたEOS M3を5回に分けてレビューしていきたいと思う。
- 第1弾:外観
- 第2弾:操作性1・グリップ性、ダブルダイヤル
- 第3弾:操作性2・チルトEVF、チルト液晶、タッチパネル
- 第4弾:拡張性について
- 第5弾:実際の描写、DPP
今回は第二弾と言うことで、グリップ性やダブルダイヤルに触れていこう。
大幅に向上したグリップ性
EOS MやM2と比べると、グリップ部分が前に広く大きくなった。
全体的な大きさはM2以前よりも大きくなってしまったが、それでもグリップの巨大化などは感じさせないボディ。特に良いと思った点としては、グリップが大きくなっただけではなくボディ右前を覆うように滑り止めのラバーが施されたこと。一眼レフを持っている様な感覚で、ちょうど中指がシャッターボタン下のグリップ凹み部分に食い込むので安定感が他のミラーレスと違う。
この点は実際に店頭で触ってみて頂くとお判りになると思う。特に同価格帯でここまで持ちやすいミラーレスは無いと言っても良い。絶妙なフィット感のグリップを握っていると写真を撮りたくなってくる。カメラと言うと機能性に目が行きがちだけど、私がこのカメラを選んだ理由の大きなポイント。いやホント、実際に触ってみて欲しい。
親指の部分のサムレストも気持ち大きくなって、前後からしっかりとグリップ出来る。贅沢を言うとカメラを支える左手の部分にもラバーを施してあるとグリップ性で満点を付けることが出来た。「EOS」のロゴなどがあるのでデザイン性を考えるとラバーが無い方が良いが、部分的にでも欲しかったなー。
ダブルダイヤル
シャッターボタンの側部に電子ダイヤルが追加された。元々EOS M2ではモードダイヤルが付いていた部分だ。EOS M3ではモードダイヤルが左手前に新設され、さらに右手前には露出ダイヤルまで追加された。
EOS M2と比べて頂くと分かりやすい。オートとカスタマイズが2つしかモードが無い。EOS M3ではAvやTv、マニュアル露出モードがある他、オート撮影や簡単に露出・彩度の調整が行うことが出来るクリエイティブアシストモードなど使い勝手が幅広い。
我が家での使い勝手は、旅行や観光時はオートで手軽に撮影して一人で写真を撮りに行く時はマニュアルやAvなどで時間をかけて追い込むモードを使っている。
元々ペンタックスユーザーなので、ダブルダイヤルによるハイパー操作系やTAv(ISOオート)に慣れている。ハイパープログラム(プログラムAEから電子ダイヤル操作でシームレスでTvやAvモードになる)やハイパーマニュアル(グリーンボタンと言う独自のボタンを押すことで適切な露出を算出後にマニュアルAEが出来る)こそ出来ないものの、マニュアルモードでISOをオートにすることでTAvモードは使うことが出来る。電子ダイヤルが2個搭載された恩恵と言える。
カメラの価格からするとしょうが無いのだが、電子ダイヤルの質感がちょっと残念。両ダイヤルともプラスチッキーで特に前部のダイヤルは耐久性があるのか不安になる軽さ。
メニュー画面
他のEOS機と同じメニュー画面。PENTAXユーザーからするとタッチ操作でメニュー画面を操作出来るのは素晴らしい。簡易メニューをよく使う項目で揃えることが出来たり、ぼたんのカスタマイズも可能。
欲を言うとAEロックはあまり使わないので、AEロックにもカスタマイズボタンを設定出来ると有りがたかった。どちらかと言えばホワイトバランスとかピクチャースタイルなどを設定したいところ。
まとめ
兎にも角にもオススメのグリップ性。特に同価格帯でここまでグリップ性があるミラーレスってあんまり無い気がする。少し大きめのDMC-Gシリーズくらいか?これだけでも買いに走る動機に成り得る。これでマイクロフォーサーズよりも大きいセンサーを積んでいてチルト液晶まで付いているのだからボタンが少ないとか電子ダイヤルが安っぽいとかは全然オーケー。
これでボディ価格4万円ちょいなのだから、M1やM2を買うくらいならこっち買っとけと言いたくなる。
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