ついにCanonから1型センサーの高倍率ズーム登場
SONYのRX10、RX10II、PanasonicのFZ1000ときてCanonからもついに1型センサーの高倍率ズームに参入した。EVFが外付けだったり、防塵防滴だったり、タッチパネルだったりと、なかなかソソられるスペック。
スペック比較
PowerSHot G3X | DSC-RX10II | DMC-FZ1000 | |
有効画素 | 約2020万画素 | 約2020万画素 | 約2010万画素 |
センサー | 1.0型高感度CMOS 裏面照射型 |
1.0型 Exmor RS CMOS 積層型裏面照射型 |
1.0型 高感度MOS |
画像処理 | DIGIC 6 | BIONZ X | ヴィーナスエンジン |
AF | ?31点 | ファストインテリジェントAF | 49点 コントラストAF 空間認識AF |
焦点距離 35mm換算 |
24-600mm (光学25倍) |
24-200mm (光学8.3倍) |
25-400mm (光学16倍) |
絞り | F2.8-5.6 | F2.8-F2.8 | F2.8-4.0 |
最短撮影距離 | 5cm(広角) 85cm(望遠) |
?3cm(広角) 25cm(望遠) |
30cm(広角) 100cm(望遠) |
ファインダー | ?- EVF-DC1対応 |
0.39型 約236万ドット 0.70倍 EVF |
0.39型 約236万ドット 0.70倍 EVF |
背面液晶 | 3.2型 約162万ドット チルト液晶 タッチパネル |
?3.0型 約123万ドット チルト液晶 |
?3.0型 約92万ドット バリアングル液晶 |
ISO | 125-12800 | ?100-12800 (拡張 64/80) |
125-12800 (拡張80、25600) |
シャッタースピード | 30-1/2000秒 | ?30-1/32000秒 | 60-1/16000秒 |
連写 | 約5.9枚/秒 | 約14枚/秒 | 約12枚/秒(メカ) 約50枚/秒(電子) |
動画 | 1,920*1,080 59.9p 35M | 3,840*2,160 25p 100M XAVC S 4K 1,920*1,080 960fps |
?3,840*2,160 30p 100M |
WiFi | ○ | ?○ | ○ |
防塵防滴 | ○ | ?ー | ー |
サブ液晶 | ー | ○ | ー |
バッテリー | NB-10L 約300枚 |
?NP-FW50 約400枚 背面液晶 約360枚 EVF |
約360枚 |
サイズ 幅*高*奥行 |
123.3*76.5*105.3 | 129*88.1*102.2 | 136.8*98.5*130.7 |
重量 | 733g | 813g | 831g |
PowerShot G3X
脅威の24?600mm
このセンサーサイズで望遠600mm!FZ-1000の400mmを超えてきた。1/2.3型センサーのカメラで野鳥撮影してきた方も、600mmとなると食指が動き始めるのではないだろうか?600mmですよ、お父さん。
防塵防滴
高級コンデジではなかなか謳われない性能。PENTAXが出してくるやと思いきやCanon。防滴ならまだしもしっかり防塵。この耐候性と上記600mmの望遠レンズで山歩きで野鳥撮影もバッチリ。600mmで防塵防滴ですよ、お父さん。
背面液晶がちょい大きい
3.2型の162万ドット液晶と普通のパネルよりも少し大きい。大きいぶん高精細。代わりに電子ビューファインダーが付いていなかったりするので、そのへんは考えもの。
タッチパネル
Canonカメラは一眼フルサイズ機以外は結構タッチパネル搭載機が多く、このカメラも例に漏れずタッチパネル搭載機。特にその機能が発揮されるのは、チルト液晶使用時の俯角・仰角でのアングル撮影時のタッチAF。プレビュー再生時のフリック(横にスライドさせて次の写真を見る)やピンチインによる写真の拡大などボタン操作無しにスマホ感覚で確認できる。
使った事無い方、オススメですよ。私も食わず嫌いをしていましたが、使ってみるとかなり便利。
外付けチルトEVF対応
この外付けEVFはチルト可動するんです。つまり、二眼カメラの様にウェストレベルで撮影することも可能。地面ギリギリから上を向かせて撮影する時もEVFを覗いて簡単に撮影出来る。
便利な外付けファインダーだが、一体型ファインダーと比べると大きく出っ張ってる分壊しそうになる。また、外すとコンパクトだが、外付けファインダーを紛失しそうになるので注意。
コントラストAF?ハイブリッドAFではなさそう
EOS M3やEOS Kiss X8iに導入されている位相差AFが効くタイプではなさそうだ。
動画はSONY、Panasonicと比べると4K未対応
動画にそこまで熱がなければ気にしなくてOK。RX10IIのスローモーション動画は個人的に気になる所だけどね。
シャッタースピード1/2000秒まで。電子シャッター使用不可
RX10IIやFZ1000の様な電子シャッターを使った超高速シャッターは使用出来ない。
バッテリーが頼りない
液晶がデカイせいか撮影枚数が300枚と他機種に比べて枚数が少ない。連写を結構する方ならば、予備バッテリーは持っておきたいところだ。
RX10II
F2.8通し
他機種に無い200mmF2.8が使える大口径レンズ。但し、G3Xで600mmF5.6、FZ1000で400mmF4なので、望遠端を使ったボケ量で言えばドッコイ。どちらかと言えば200mm大口径でのハイスピードシャッターを切る事が出来るレンズ、と言う考え方。但し望遠200mmなので、野鳥撮影にはちょっと短い。小さい運動会程度ならこなせそうだ。
1/32000秒の超高速シャッター
電子シャッターを使った超高速シャッターを使うことが出来る。
4K動画
もはやハンディカム
40倍スローモーション動画(HFR)
ハンディカム超えた(笑)
世界初となるDRAM搭載の積層裏面型CMOS搭載によりデータ読み出し量の高速化で成し得た機能。960fpsのスローモーション動画を手軽に楽しめるのは大きい。
サブ液晶搭載
他社の競合機には搭載されていない。
一眼レフカメラユーザーならあって然るべき、と思う方も多いのでは?このサブ液晶があれば、普段は背面液晶を消灯出来るので省エネ化出来る。
DMC-FZ1000
ファームアップデートで4KPHOTOモード
他社の最新機種に比べると特筆すべき項目が少ないが、ファームアップデートで追加されたこの4KPHOTOモードはオススメ出来るモードだ。一瞬訪れるシャッターチャンスを取り逃がす恐れがあるのなら、このモードで動画のように800万画素の写真を連続で撮り続ける事が出来る。
その写真群の中から「奇跡の一枚」を選ぶことが出来る。800万画素もあればA3の伸びプリントにも耐えることができるので、トリミングでもしない限りは問題ない。
バリアングル液晶
タッチパネル非対応な点が惜しまれるが、バリアングル液晶を使った特殊なアングル撮影は便利。
特にファインダー使用時や格納時は画面を裏返しにして液晶画面を保護したり省エネにしたり出来るのでチルト液晶よりも便利。一眼カメラを買う前は買いたいカメラの一番候補だったりする。
FZ-2000が出るのであれば是非タッチパネル搭載機を!
安い
すでに7万円を切っており、かなりお買い求めやすい1型センサーの高倍率カメラだ。G3Xの600mm望遠レンズには及ばないが、400mmF4レンズなのでソコソコ使えると思う。野鳥撮影には「もう一息!」って事があるかも。
デカイ
3機種の中では一番大きくて重たい。
まとめ
コンパクトで望遠が使える高倍率コンデジならG3Xはオススメ
RX10IIやFZ1000と比べると動画性能は落ちるが、スチール写真を撮る機材として考えるとG3Xの方が上手。600mmの防塵防滴と言うスペックで活用範囲がかなり広がるだろう。200mmF2.8や400mmF4なら一眼カメラでレンズ付けて頑張ろうと思うが、600mmとなるとx1.4のテレコンでも無いと頑張れない。しかもテレコン装着することで暗いレンズになってしまうので、やはり頑張れない。そう考えると600mmF5.6は使える。
600mmの望遠・防塵防滴でいて、チルト液晶にタッチパネル。ファインダーも必要であれば外付けEVFを装着する事で使用可能。一眼レフのサブ機にピッタリなカメラな気がする。バッテリーの予備さえあれば競合機種よりも使いやすいだろう。
動画を重視するならRX10IIやFZ1000の4K動画対応機を狙おう。
販売情報
マップカメラにて数量限定のEVFキット
これはCanonがEVFキットに味をしめているな(笑)
《新品》 Canon(キヤノン) PowerShot G3X EVFキット [ コンパクトデジタルカメラ ]【在庫限り(生産完了品)】 価格:94,400円 |
こちらが、EVF無しバージョン。差額3千円だ。EVFセット買ってEVF売っぱらった方が実質安い。
《新品》 Canon(キヤノン) PowerShot G3X[ コンパクトデジタルカメラ ] 価格:90,900円 |
FZ1000の中古
【あす楽】【中古】 《良品》 Panasonic LUMIX DMC-FZ1000[ デジタルカメラ ] 価格:52,800円 |
ちなみに新品。そこまでお値段変わらない
【新品・在庫あり】LUMIX DMC-FZ1000 ブラック【送料無料!(沖縄・離島は除く)】 価格:58,700円 |
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