電子ビューファインダーは発展途上の面白い機器
- 電子ファインダーの良いところ・悪いところ
- 8選ラインナップ
- 「富士フィルム」ファインダー倍率が世界最大のX-T1
- 「富士フィルム」お手頃価格のEVF搭載機 X-E1
- 「SONY」フルサイズミラーレスの最新機種α7II
- 「SONY」トランスルーセントミラーのα77II
- 「SONY」爆速AFのα6000
- 「オリンパス」超解像撮影OM-D E-M5MarkII
- 「パナソニック」Gシリーズの最新作 LUMIX DMC-G7
- 「パナソニック」EVF搭載の最小機種 LUMIX DMC-GM5
電子ファインダーの良いところ・悪いところ
基本的に一眼レフ機だとライブビュー時にしか出来ないことが電子ビューファインダーで出来る。特に電子ビューファインダーで使用することで便利な点を以下に列挙。
ピーキングが利用出来る
両手と顔でカメラを固定する事が出来るので、手振れを抑えながらマニュアルフォーカス時のピーキングを楽しめる。一眼レフ機では背面液晶でしか使用出来ない為、どうしも顔はカメラから離さなければならない。EVFでかなり便利な機能と言える。マウントアダプターを利用したマニュアル専用のオールドレンズ遊びなら電子ビューファインダー機に限る。
但し、注意点として被写界深度が浅い時はピントの山が非常に分かり易いが、超広角などの被写界深度が深いレンズはコントラストが付き易いのでピーキングが当てにならない。ピーキングを使うなら標準以上の焦点距離のレンズ。
拡大・メニュー表示が出来る
上記の様に広角レンズでピーキングが使い難くとも、拡大表示で細かい部分の合掌状態を直接確認することが出来る。ピーキングと拡大表示でピントを合わせれば、間違いはない。
また、カラーイメージやホワイトバランスをファインダーを覗きながら調整出来る他、メニュー画面も色々弄ることができるので被写体をフレームから外さずに操作出来るのは便利な事だ。
露出イメージを確認出来る
一眼レフ機なら一度シャッターを切って確認しないと出来ない操作をリアルタイムでプレビュ?出来る。便利だよねえ。ま、あくまでも露出イメージなので実際撮影した時は若干違うかもしれないので気をつけよう。
タイムラグが生じる
これはEOS M3を使い始めて初めて分かった。特にこの現象が酷く発現するのは高感度でスローシャッター時。露出イメージを算出するのに手こずるのだろうが、タイムラグだけならまだしも電子ダイヤルなどの操作もラグが生じる。光学ファインダーなら考えられないラグ。
特に夜景などでこの状況になり易いと思うので夜景撮影をメインの方はこの点に気をつけたほうが良いだろう。
EVF8選 倍率とドット数
機種 | 倍率(35mm換算) | サイズ・ドット |
FUJIFILM X-T1 | 0.77倍 | 236万ドット |
FUJIFILM X-E1 | 不明 | 236万ドット |
SONY α7II | 0.71倍 | 236万ドット |
SONY α77II | 0.71倍 | 236万ドット |
SONY α6000 | 0.70倍 | 144万ドット |
オリンパス OM-D E-M5MarkII | 0.74倍 | 236万ドット |
パナソニック LUMIX DMC-G7 | 0.70倍 | 236万ドット |
パナソニック LUMIX DMC-GM5 | 0.46倍 | 116万ドット |
FUJIFILM X-T1
今のところ最大のファインダー倍率を誇る電子ビューファインダーを搭載している機種だ。実際覗いてみると分かるが、ともかくファインダー像がデカイ。これでマニュアルレンズとか使ったら楽しいのだろうなあ。
露出制御が特徴的で、最近のデジカメならお馴染みのAvモードやTvモードを選択できるモードダイヤルが存在しない。代わりに「感度ダイヤル」と「シャッタースピードダイヤル」が存在するので、これを「A」に合わせることでAvやTvの設定を行うことが出来る。慣れれば使いやすいかもしれないが、電子ダイヤルに慣れていると結構面倒。しかし、このクラシカルな操作がフィルム時代を思い出すノスタルジーな感覚になるのだとか。
ファームアップデートでシャッタースピードダイヤルを「T」に合わせることで1/32000秒までの高速シャッターも可能に。さrに防塵防滴ボディだったり、超速シャッターを使えたり、チルト液晶だったりと結構万能に使える。富士フィルム一眼カメラで防塵防滴は今のところこのカメラのみ。過酷なフィールドで使うならこのカメラ。
但し、APS-Cサイズのカメラでは高額な部類のカメラであったりレンズはサードパーティ製が少なかったりと癖が強い。富士フィルム機を買うのであれば、まずはレンズのラインナップを眺めてみよう。
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FUJIFILM X-E1
電子ビューファインダー搭載のコンパクトモデルとしてはほぼ最安値の機種。2012年のモデルなので古いと言えば古い。システムも現行モデルからすると陳腐化して見えるので、価格が安い分性能面には目をつぶろう。
背面液晶は42万ドットの2.8型と小さめだが、電子ファインダーは236万ドットと現行機並の高精細ではある。当時の電子ファインダー機種からすると結構頑張ってた機種じゃなかろうか。ただし、ユーザーレビューを見るとタイムラグが目立ったりAF精度に難があったりとまだまだミラーレス黎明期のカメラだったみたいだ。例で挙げるとスマホも当時は進化の途上でバッテリ?や動作ももっさりしていた記憶が無いだろうか?あんな感じを想像してもらうと分かりやすいと思う。
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SONY α7II
フルサイズミラーレスとしてリリースしているα7シリーズの最新モデル。5軸手振れ補正やファストハイブリッドAFを搭載して旧モデルとは一線を画する存在。4.5段分の手ぶれ補正が搭載された事でレンズ遊びが更に手軽に出来るように。
海外では「α7RII」が発表された事からもSONYのフルサイズミラーレスへの本気が伺える。おっといつの間にかα7RIIが日本公式でも発表されていた。
特にαEマウントはツアイスレンズがオートフォーカスで使うことが出来る稀なマウント。いづれこのシリーズにも手を出してみたいのだけども、ボディとそれに見合うレンズを集めようとするとAPS-Cとはわけが違う。嫁さんの目を盗んで道楽するにはかなり難易度が高そうだ(笑
このコンパクトさと引き換えにバッテリーあたりの撮影枚数は少ない。しかし、そのコンパクトさが魅力だったりするので諦めて予備バッテリーをしっかり持って行こう。αEマウントで防塵防滴は、このα7シリーズのみなのでその辺もポイントだろう。
おっとファインダーについて触れてなかった。倍率は0.71倍と大きい方だ。X-T1が大きすぎて霞んで見えてしまうが、X-T1を覗いて考えると大きい方。
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アクセサリー |
?SONY α77II
実は隠れSONY党として(持ってるのはヘッドフォンとスマホだけどね!)前から目をつけていたモデル。トランスルーセントミラーと言う変わった方法を採用しており、世界最多の位相差AFポイント79点を誇る。倍率はα7IIと同じく0.71倍の236万ドット。
EVFの長所を保持しつつ脅威の位相差AFポイントを有するAPS-Cサイズのカメラ。
チルト+バリアングルの3軸チルトとおもしろい仕様の液晶だったり、AELやISOボタンまでもカスタマイズ出来る自由度がある。惜しむらくは、SONYの注力がαEマウントに注がれているのでαAマウントの新モデル情報が少ないこと。
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SONY α6000
αEマウントAPS-Cモデル。144万ドットの倍率は0.70倍。179点の像面位相差AFセンサーによるファストハイブリッドAFで高速AFを実現した。ファインダー倍率も0.70と大きく、αEマウントに装着出来る豊富なマウントアダプターでオールドレンズを楽しむ際にも便利だろう。
タッチパネル未対応だったり、AFが前ピン傾向だったりとまだまだ進化の余地はあるが潜在能力の高さはα7シリーズから伺える。手振れ補正やさらなるAFの精度の向上を引っさげたα7000に期待だ。
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OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII
超解像撮影の「ハイレゾショット」で4000万画素の解像感を出すことが出来るマイクロフォーサーズ機。防塵防滴でバリアングルまで搭載しちゃってるイケてるカメラ。しかも、ファインダーも35mm換算で0.74倍とかなり大きい。
センサーサイズの小ささも静体相手ならハイレゾショットでカバー出来る。個人的には防塵防滴に加えてSSWF(Super Sonic Wave Filter)による除塵機能が有難い。このOLYMPUSの除塵機能には定評があり、フィールドカメラとしてはかなり使いやすいのだと思う。しかもタッチパネルも出来ちゃたりと至れり尽くせり。
今はPENTAXのKマウントレンズをメインに使っているが、センサーサイズの小さいフォーサーズレンズがAPS-CサイズのKマウントレンズの価格とドッコイ。その点がちょっと気になっている。α7シリーズと同じく、その内手を出すであろうモデル。
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Panasonic DMC-G7
4KPHOTOが使えるミラーレス機の元祖「G」シリーズの最新モデル。ハイエンド機のGHシリーズでは無いので防塵防滴構造でこそ無いものの、Gシリーズでは初のダブル電子ダイヤルを搭載していたり、空間認識AFによる高速コントラストAFを利用出来る。
特に4KPHOTOが初期から使用出来(GH4ではアップデートが必要)、シャッターボタンを押す1秒前後の4K動画を記録することで800万画素の写真を計60枚程度から「これぞ」と言う写真をチョイスする事が出来る。つまりシャッターチャンスにかなり強いカメラ。
落雷の写真だって落雷時にボタンを押せば、1秒前の落雷動画が記録されていると言う事だ。4KPHOTOでしか撮れない写真もあると思うので、この撮影方法はなかなか面白そうだ。
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Panasonic DMC-GM5
電子ビューファインダ?を搭載した機種としては最小のカメラ。そこら辺の高級デジカメよりも小さかったりする。おまけにファインダー内蔵。ただまあ、倍率は0.46倍116万ドットと小さい。
他のファインダー内蔵カメラに比べると心もとないので、あくまでもおまけ程度。だが、逆光や晴天下ではやはりファインダー内蔵によるフレーミングのし易さは間違いない。小さすぎてフラッシュは内蔵していないので、外付けを装着する必要がある。
気になる点としては、AFモードを切り替えるダイヤル。贅沢な場所にこれだけ大きいダイヤルが付いている。露出ダイヤルなり電子ダイヤルでもよかったな?って気はする。
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