Kissは種類が豊富!一体どれを選べばいいのやら…
現在、キヤノンのエントリー一眼シリーズ「EOS Kiss」のラインナップは充実しています。最新モデルの「EOS Kiss M」「EOS Kiss X9」「EOS Kiss X9i」、型落ちの「EOS Kiss X8i」、さらに古い「EOS Kiss X7i」、最軽量の「EOS Kiss X7」、安価モデルの「EOS Kiss X80」。
それぞれ機能も違えば、価格もバラバラ。一体どれを買ったら良いの?とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回はKiss X7iを除く4機種を見比べていきましょう。
追記:EOS Kiss M・EOS Kiss X9に対応し2018年版に改訂しました!
EOS Kissを比較する
サイズ比較
左から「M・X9i・X8i・X9・X7」
ミラーレス一眼のEOS Kiss Mは比較して非常に小さなカメラボディですね。トートバッグやリュックに収まりの良いカメラです。一方でKissの高級機シリーズであるX9iやX8iはややサイズが大きく、コンパクトモデルのX9やX7はMに近いサイズとなっています。
性能比較
*スマートフォンで表の横スクロールに対応しました。
M | X9i | X9 | X8i | X80 | X7 | |
マウント | M | EF-S | ||||
有効画素 | 2410万 | 2420万 | 1800万 | |||
画像処理 DIGIC | 8 | 7 | 6 | 4+ | 5 | |
オートフォーカス | 143 | 45 | 9 | 19 | 9 | |
連写(秒間コマ数) 連続撮影枚数(RAW) |
7.5 10枚 |
6 21枚 |
5 6枚 |
5 7枚 |
3 6枚 |
4 7枚 |
動画機能 | 4K 24p FHD 60p |
FHD 60p | FHD 30p | FHD 30p | FHD 30p | |
動画手振れ補正 | 対応 | 非対応 | ||||
ファインダー | 電子式 | 光学式 | ||||
バリアングルモニター | 〇 | × | ||||
タッチパネル | 〇 | × | 〇 | |||
WiFi・NFC | 〇 | × | ||||
Bluetooth | 〇 | × | × | × | ||
バッテリー持続 | 235枚 | 600枚 | 840枚 | 550枚 | 600枚 | 480枚 |
重量 | 387g | 485g | 406g | 510g | 440g | 370g |
M…最新の画像処理エンジンに加えて全体的にX9iを上回る性能。そしてとても軽量なボディです。ただし、バッテリーの持続時間が非常に短くなっています。ちなみにMのみミラーレス一眼+EOS Mマウント。ファインダーは電子式なので使いやすい反面、見え味は光学式と異なるので要チェック。
X9i…どの機能にもそつが無く、非常に性能が高いカメラです。特にオートフォーカスや連写性能が格段に向上している点は見逃せません。
X9…安価ながらX9iと同等の画質です。使い勝手は光学ファインダーを使ったAFと動画撮影時の手振れ補正の点で劣っていますが、小型軽量でバッテリーの持続時間が長いですね。
X8i…X9iほどではありませんが、画質だけで言えば劣らぬものを持っています。WiFiによる遠隔操作やスマホへの写真転送機能もあるので、そこまで困る事は無いでしょう。
X80…WiFiを搭載していますが、その他機能はこの4モデル中では性能が低い。個人的にはあまりおススメしません。
X7…WiFiこそ載っていませんが、タッチパネルや軽量なボディなど魅力的な性能を持っています。ただし、画素数がX9iやX8iほどでは無いので風景写真を撮った時に細かく写すことが出来ません。今から買うのであれば多少高いもののX9がおススメと言えるでしょう。
AF・連写性能
動いている被写体を撮るときに重要なポイントです。オートフォーカスのポイントが多いほどピント合わせがしやすく、連写性能が高いほど一瞬のシャッターチャンスを捉えやすくなります。
X9iのオートフォーカス性能は従来モデルと比べて大きく向上しているので激しく動く子供などを撮るならオススメのカメラ。X8iも19点のオートフォーカスを備えているのでそこそこ頑張ることが出来ますが、9点のオートフォーカスしかないX7やX80ではやや苦労するかもしれません。
Mのオートフォーカスは一眼レフと異なり、ほぼ画面全域がAF対象となりカバーエリアが最も広い。
バリアングル液晶モニタ
M・X9i・X9・X8iは「バリアングル液晶モニタ」という可動式液晶モニタを採用しています。
これを使えばローアングルやハイアングルからの撮影が便利になるだけでなく、自撮りや動画撮影の時に利便性が向上します。
特にマクロや広角レンズを使った撮影の場合に多用する事が多いです。
タッチパネル
スマホでカメラ機能を使う時のように、ピントを合わせたい場所をタッチする事で簡単にAFエリアを移動することが出来る機能です。特にローアングルやハイアングルでファインダーを覗いた撮影ができないときに便利です。
さらに撮った写真を確認する時も、スマホのようにフリックやピンチインで細部をチェックする事が可能です。
WiFi
キヤノンのWiFi機能はとても豊富で、プリンターへの直接印刷や専用記録ディスクへの保存、スマホへの写真転送など多岐にわたります。
特にスマホへ写真を転送してSNSへ直接アップしたい人は多いと思います。
最近のKissシリーズはほとんどWiFiを内蔵しているので問題ありませんが、Kiss X7だけWiFiを内蔵していないので注意が必要です。
動画性能
最新モデルのX9iは他のKissよりも動画性能が優れています。「フルハイビジョンによる60pの滑らかな動画」「デュアルピクセル CMOS AFによるオートフォーカス性能」「効果的な5軸電子手ぶれ補正」という性能はこれまでのKissシリーズには無かった性能です。
特に60pによる滑らかな動画は運動会など激しく動く子供を撮る場合に効果を発揮します。動画を撮るのであればX9iがおススメ。
参考:60pと30pにおける滑らかさの違い
この違いにグッときたら選択肢はX9iかX9。
価格比較
それぞれダブルズームレンズキット | Amazon価格 (2018/1/7) |
EOS Kiss M | \108,000 |
EOS Kiss X9i | \90,500 |
EOS Kiss X9 | \74,500 |
EOS Kiss X8i | ¥72,000 |
EOS Kiss X80 *レンズキット18-55mmのみ |
¥52,000 |
EOS Kiss X7 | ¥66,000 |
新登場のMはやや高価ですが、それに見合う性能を持ち合わせています。
発売から時間が経過してX9iの価格が安定してきましたね。従来モデルと比べて妥当な価格設定となっています。
X9とX8iは価格がほぼ横並び。ファインダーを使って動く子供を撮るのであればX8iを、背面モニターで動画撮影をしたり、カメラのサイズを極力抑えたいのであればX9がおススメです。
Kiss X7はお手頃価格だった頃と比べてやや高価に。今の価格で購入はおススメできません。
Kiss X80は最も安価なモデルですが、レンズが1本だけな上にカメラの性能は2世代ほど古いです。これに手を出すのであれば、他社のミラーレス一眼を買うべきでしょう。
機種別おススメポイント
EOS Kiss M
こんな方におすすめ
- 高画質でコンパクトなカメラが好きな人
- スマートフォンへの画像転送を多用する人
- 4K動画で録画したい人(主に望遠レンズで)
今までのKissとは別物
一眼レフからミラーレス一眼へ変化しているため、使用するレンズや使い勝手が異なります。
画質や連写性能がX9iと比べて向上している反面、バッテリー性能が低下。また、ファインダー使用時のオートフォーカス性能・使用感が異なるため気になる人は実機で要チェック。
たまに子供の運動会を撮影し、旅行や風景写真が多いのであればX9iより使いやすいと感じることでしょう。予備バッテリーは必須かと思いますので予算に加えておきたいところ。
4K動画は撮影できるものの「ドットバイドット」と言う方式のため広角レンズを広角レンズとして撮ることが出来ません(大きくクロップされてしまうため)。その代わり、望遠レンズを使うときはより遠くの被写体をクローズアップして4K動画を撮影することが可能です。
EOS Kiss M ブラック | ||||
ボディ | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
ズームキット | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
高倍率キット | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
ダブルレンズ | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
Wズーム | 楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
EOS Kiss M ホワイト | ||||
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EOS Kiss X9i
こんな方におすすめ
- 上位モデル並みのAF・連写性能で動く被写体を撮りたい人
- こだわりの動画が撮りたい人
見た目はKissだけど、中身は凄い
見た目は従来通りの小さくて、軽いKissシリーズ。しかし、中身は大きく進化しており、より高価な一眼レフカメラに匹敵する性能を持っています。
特にオートフォーカス・連写性能が非常に向上していますので、激しく動く子供を撮るつもりならベストな選択肢と言えるでしょう。反面、あまり激しく動かない赤ちゃんや風景写真などでは性能が過剰と感じるかもしれません。
2017年の春モデルとあって、価格がやや高い印象を受けますがそれだけの価値を持っているカメラです。
EOS Kiss X9i ボディ | |||
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EOS Kiss X9i 18-135 USM レンズキット | |||
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EOS Kiss X9i ダブルズームキット | |||
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EOS Kiss X9
こんな方におすすめ
- 画質やライブビューAFがX9iと同等
- サイズはX7と変わらずバリアングルモニタを搭載
- 初心者向けの分かりやすいアシストモード
ほぼミラーレス一眼な一眼レフカメラ
光学ファインダーのAFこそKiss X7並みですが、他の性能はKiss X8iを上回る性能を持っています。特に画質は80DやM5など上位機種並みとなっているため、X8iと同じ2420万画素ながら別物と考えて良いでしょう。
さらに小型ながらWiFi/NFC/Bluetoothと通信機能が充実し、バッテリー性能はX9iよりも良好です。光学ファインダーのAFや動画撮影時の手振れ補正が必要なければX9で十分満足できるはず。
EOS Kiss X9 ボディ ブラック | |||
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EOS Kiss X9?18-55mmキット ブラック | |||
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EOS Kiss X9?18-55mmキット ホワイト | |||
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EOS Kiss X9?18-55mmキット シルバー | |||
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EOS Kiss X9 ?ダブルズームキット ブラック | |||
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EOS Kiss X8i
こんな方におすすめ
- お手頃価格で高画質な写真が撮りたい人
こなれた価格と画質が魅力
EOS Kiss X9iの一つ前の2015年の春モデル。発売より2年が経過していますので、値下がり傾向で買いやすい価格となっています。
X9iと比べてオートフォーカスや連写性能が劣りますが、画質は2400万画素の高解像な写真を楽しむことが出来ます。あまり激しく動かない赤ちゃんを撮影したり、風景写真を撮るにはうってつけの一台です。
EOS Kiss X8i ボディー | |||
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EOS Kiss X8i EF-S18-55 IS STM レンズキット | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
EOS Kiss X8i EF-S18-135 IS USM レンズキット | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
EOS Kiss X8i ダブルズームキット | |||
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EOS Kiss X80
こんな方におすすめ
- とにかくシンプルに使いたい
お手頃価格だけど、X7の方がおススメ
お手頃価格ですが、同じ価格帯のEOS Kiss X7の方がよりコンパクトでコスパが良好です。
X7にはWiFiが搭載されていませんので、スマホと連携して撮影を楽しみたいのであればX80を選ぶと良いでしょう。
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EOS Kiss X80?ボディー | 新品・中古情報 |
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EOS Kiss X80 EF-S18-55 IS II レンズキット |
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EOS Kiss X7
こんな方におすすめ
- カメラ小さく、安くしたい人
- 余ったお金でレンズに投資したい人
在庫処分セールで安売りを狙えば買い
前述の通り、X9が登場したためX7の生産が終了し価格が上昇し始めています。2世代古いこのモデルを現在の価格で購入することはあまりお勧めできません。
しかし、最軽量の一眼レフカメラとしての地位は死守しています。とことん重量にこだわるのであれば検討してみては如何でしょうか?
たまに在庫処分セールでお買い求め易い値段で出品されていることがあります。
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EOS Kiss X7?ボディー | 新品・中古情報 |
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EOS Kiss X7 EF-S18-55 IS STM レンズキット |
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EOS Kiss X7 ダブルズームキット |
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EOS Kiss X7(ホワイト) ダブルレンズキット 2 |
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どんな写真が撮れるのか?
細かい解像力まで気にしないのであれば、レンズによる影響の方が大きいですね。安価なX7を購入して、浮いたお金でレンズを買ってみるなんて選択肢は大いにアリ。例えばX9iとX7の差額分でEF50mm F1.8 STMやEF-S60mm F2.8 マクロなんて買えちゃいますね。
EOS Kiss X9i(2420万画素)
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EOS Kiss X9(2420万画素)
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EOS Kiss X8i(2420万画素)
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EOS Kiss X7(1800万画素)
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追加で買いたいおすすめのレンズ
EF50mm F1.8 STM:手軽にボケを作るならオススメ
居酒屋の酒代を2?3回分我慢することで買えてしまう、とってもお手頃な単焦点レンズ。特にボケを作りやすい特性を持っているのでおススメです。
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | |
EF50mm F1.8 STM | 新品・中古情報 |
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レンズポーチ LP1014 | 新品・中古情報 |
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レンズフード ES-68 | 新品・中古情報 |
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レンズキャップ E-49 | 新品・中古情報 |
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EF-S60mm F2.8 マクロ USM:小さい物を大きく写したいなら
カメラについてくるレンズでは小さい被写体を大きく写す事がでいないので、特にそういう用途が多いのであればおススメのレンズ。
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo ショッピング |
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EF-S60mm F2.8 マクロ USM | 新品・中古情報 |
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EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM:超ワイドに撮りたいならコレ
このクラスのレンズとしてはとても安価で、そしてコンパクトカメラでは実現できないような超ワイドな画角で撮影できます。
風景や建築物の撮影が多い人におススメ。マクロや50mmと違って少し難易度の高いレンズです。
レンズ名 | 楽天市場 | Amazon | カメラの キタムラ |
Yahoo ショッピング |
EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM | 新品・中古情報 |
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