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【比較】フジフィルム最新ミラーレス一眼『X-PRO2』を『X-Pro1』と比較

ついにクラシックモデルの上級機がリニューアル

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2012年の秋に登場したレンジファインダーの一眼レフカメラで、当時話題を呼んだハイブリッドビューファインダーを搭載(今でもこんなファインダー載せているのはフジ機くらいだが)

機材道楽としてはα68と同じく、旧モデルと比較してみたいところ。特にハイブリッドビューファインダーはX-TやX-Eシリーズでは採用されていないファインダーの形式。現代に息づくレンジファインダーの有り方を独自の機能で貫くX-PRO2はどのようなカメラになりそうか?参考:Fuji Rumors

スペック比較

X-PRO2 X-PRO1
センサー X-Trans CMOS III X-Trans CMOS
処理エンジン X Processor Pro EXR Processor Pro
有効画素 2430万画素 1630万画素
ISO感度 200-12800
拡張100/25600/51200
200-6400
RAW 非圧縮14bit 非圧縮
SDカードスロット デュアル
UHS-I/UHS-II片方のみ対応
シングル UHS-I対応
ファインダー 光学 視野率92%
倍率の自動切替機能搭載
0.36/0.60倍
AHMVF
0.37倍
視野率90%
倍率の自動切替機能搭載
HMVF
ファインダー 電子 0.48型
236万ドット
0.65倍
0.47型
144万ドット
モニタ 3.0型 162万ドット 3.0型 123万ドット
ISO 200-12800 200-6400
AF 273点
像面位相差AF・コントラストAF
49点
コントラストAF
動画 FHD 60fps FHD 24fps
シャッタースピード 1/8000秒 メカ
1/32000秒 電子
1/4000秒
連写 秒間8コマ
ロスレスRAW 33枚連続可能
非圧縮RAW  27枚
?秒間6コマ
同調 1/250秒 1/180秒
ボディ マグネシウム合金
防塵防滴仕様
マグネシウム合金
防塵防滴非対応
WiFi 対応 非対応
撮影可能枚数 350枚 300枚
サイズ 140.5*82.8*45.9 ?139.5*81.8*42.5
重量 495g ?450g
価格
(カメラのキタムラ)
¥193,910
フィルムシュミレーション*15
グレイン・エフェクト

新型2430万画素センサー『X-Trans CMOS III』

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ついにXマウントも2000万画素超えの高画素機時代へ突入。

新型センサーは高感度耐性を考慮しつつ、1600万画素から一気に2430万画素に引き上げた。これにより、フジXFレンズ群の潜在能力を最大限に引き出せるカメラボディに。

但し、手ぶれ補正がレンズに搭載されていない場合にその能力を最大限活かすためには繊細なカメラワークが重要になる。三脚の使用や高感度を使った画質とシャッタースピードのバランスにも気を配ろう。

従来の4倍の処理速度『X Processor Pro』

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画像処理エンジンが一新!新型センサーの能力を最大限に引き出す事が出来る。2430万の有効画素データを快適に使うには処理エンジンによる高速処理が必須。センサー側の高速読み出しと従来比4倍を誇る処理速度の新型処理エンジンによって連写性能の向上に加えて、電子ビューファインダーの表示スピードも向上

従来は54fpsだったフレームレートが85fpsまで滑らかになるらしい。さらにレリーズ後のブラックアウト時間も従来機の約半分に短縮。スナップ撮影でもかなり快適な機種になりそうだ。

『アドバンスドハイブリッドマルチビューファインダー』

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なんと光学ファインダー上で液晶パネルを小窓化表示出来る。この機能はX100Tでも採用されているフジフィルム独自のエレクトロニックレンジファインダー。さらにX-Pro1で採用されていた光学倍率を変化できる『マルチビューファインダー』を合体させ『アドバンスドハイブリッドマルチビューファイダー』となった。

旧記事

と 言う事で、X100Tのスペックを記載しておいた。こうやって見比べると、大幅な強化と言うよりはちょっと良くなったかな?と言ったと ころ。特にX-T1などファインダー倍率が大きいモデルのあるXマウントにおいては少し物足りなさがある。但し、レンジファインダーである楽しみを考える とこんなもんかな?と言うことも。

2016.1.5追記:『アドバンスド』がついた新型ファインダー。自動倍率の切替機能はX-Pro1にも搭載されているので目新しい機能ではない。ファインダー倍率や精細さの向上にかけて『アドバンスド』を冠したのだろうか?
Tips ITmedia X-Pro1 レビュー
Tips レンジファインダーについてWikipedia

測距点が最大273点・非圧縮RAW連続27枚

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従来の49点から77点(最大273点)に拡大した。さらに全体の40%を像面位相差AFで使用可能となり、動体への撮影能力が向上している。

また、センサーの読み出し能力と処理エンジンの能力で非圧縮RAWを連続撮影で27枚(可逆圧縮33枚)が可能となっている。スナップ撮影のみならず、同時に発売された超望遠ズームと組み合わせれば、これまでとは違ったXマウントの使い方が出来るだろう。

さらに、フォーカスエリアを選択出来る専用ジョイスティックもカメラに搭載。従来機には無い機能を搭載しているので、カメラを撮るまでの楽しみも十分増えそうだ。

デュアルスロット

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フジフィルムのみならず、ミラーレス機としては初のデュアルスロットを採用。高画素機・高連写性を活かすためにスロット1はUHS-IIに対応している。RAWとJPEGを撮り分けられるので、帰宅後にファイル整理をする際に便利。また、万が一のファイル破損に備えて、複製を作っておくという手もある。

メカシャッターが1段向上・電子シャッター搭載

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これはF1.2やF1.4などの大口径単焦点が多いXマウント機においては必須項目だっただろう。欲を言えばX-T1の様な1/32000秒の電子シャッターを使う事が出来るとさらに面白いのだけどね。

2016.1.5追記:電子シャッター1/32000秒まで搭載!これで低感度ISO100が使えない分、シャッタースピードを稼ぐことで大口径レンズも使い易くなった。

マグネシウム合金・防塵防滴仕様

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61点に施されたシーリングによる防塵防滴性能。さらにマグネシウムを採用した強靭なボディはプロユースでも十分に耐えうるもの。

もともと防塵防滴対応のフジフィルム機が『X-T1』しか無かったので、これはいい選択肢が一つ増えた。

チルト液晶は不採用

クラシカルなデザインを通すX-PROシリーズにあって、チルト液晶は不採用なのだろうか。旧モデルであれば49点のコントラストAFで細かいピント合わせに不安が残った。しかし、200点の位相差AFが正確にピントを合わせてくれるのであればある程度山勘のノーファインダーで撮影しても成功率が高そうな気がする。

購入早見表

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