歴史的カメラとは?
日本カメラ財団が主催し、審査委員が下記の趣旨を元に今年発売されたカメラを8台ほど選定しています。審査員はカメラ評論家や関連誌の編集長、工芸大学の関係者など8人程度で選考しているようです。
「歴史的カメラ」は、「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」もしくは「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを専門家が1年に1度選ぶもの。その年に発売された新製品が対象
「最強カメラ」と言うよりは目新しい機能や独自性の高いモデルが選考される傾向にあります。もしくは定番の最上級機。
1999年から1年毎に選考されています。詳細はコチラ
2016年
- EOS-1DX Mark II(CANON)
フルサイズDPCMOS AFとボディDLO - D5(NIKON)
高度な暗所AF性能 - PENTAX K-1(RICOH IMAGING)
フルサイズ(一眼レフ)初のボディ内5軸手ぶれ補正とフレキシブルチルト液晶、光るLED - α99 II ILCA-99M2(SONY)
多点のハイブリッド測距システムと4200万画素センサーを搭載した連写モデル - sd Quattro H (SIGMA)
APS-HのFoveonミラーレス一眼 - sd Quattro (SIGMA)
Foveon初のミラーレス一眼 - X-T2(FUJIFILM)
3Wayチルト液晶、AF-Cカスタム機能を備えたミラーレス - OM-D E-M1 Mark II(OLYMPUS)
121点オールクロスの像面位相差、追従連写18コマ秒の連写、ピン固定連写60コマ秒 - DSC-RX1R II(SONY)
ローパスフィルター調節機能を持つフルサイズセンサーコンデジ
シグマがカメラを出すと何かしら歴史的カメラのリストに載る、載ってしまう変態っぷり。9モデル中2モデルを占めるのは初めてではないでしょうか。まだまだブラッシュアップの必要な印象を受けますが、勢いのあるメーカーなので頑張ってほしい所ですね。
ちなみにFoveonの特許が切れるのは2019年らしいですので、その辺に向けてシグマはこの技術を熟成させていくのでしょうか。
フラッグシップイヤーと言っても過言では無かった本年は、キヤノン、ニコン、ペンタックス、ソニー、フジフィルム、オリンパスからそれぞれフラッグシップモデルがリストに載りました。シグマの2モデルもある意味フラッグシップと言えるかもしれませんね。するとフラッグシップだけで8モデルとなっています。
レンズ固定式としてRX1R IIが食らいついています。
2015年
- EOS 5Ds(CANON)
5060万画素のフルサイズ一眼 - α7R II ILCE-7RM2(SONY)
裏面照射センサーを世界で初めて搭載したフルサイズミラーレス - PENTAX K-3 II(RICOH IMAGING)
画素ずらしによる超解像撮影技術(リアルレゾリューションシステム) - LUMIX DMC-GX8(Panasonic)
世界初のレンズとボディの手ぶれ補正をシンクロさせる補正機構 - OLYMPUS AIR A01(OLYMPUS)
技術を開放してユーザーがシステムを拡張構築できる DSC-RX1R II(SONY)
ローパス調節機能を持つフルサイズコンデジ発売延期のため翌年に持ち越し*デジカメWatch等の記事ではこの辺の加筆修正がなされていませんので注意してください。
- DSC-RX100 IV(SONY)
積層CMOSを搭載した初のコンデジ - COOLPIX P900(NIKON)
24-2000mmの光学83倍を達成したデジタルカメラ
こうやって見返すとセンサーに纏わる受賞が多かったですね。超高画素や積層・裏面照射、センサーシフトを使った各種技術など。
これらの技術やアイディアをオールインワンで導入したモデルが無いので、チョイスが悩ましい所ですね。
2014年
- PENTAX 645Z(RICOH IMAGING)
中判デジタルとしてLV撮影、FHD動画の撮影機能 - α7s ILCE-7S(SONY)
拡張感度ISO409600を使用可能なミラーレス一眼 - X-T1(FUJIFILM)
大型ファインダーを搭載したミラーレス一眼 - LUMIX DMC-GH4(Panasonic)
空間認識AFと4K動画撮影可能 - FUJIFILM X100T(FUJIFILM)
光学ファインダーに電子情報を表示するAハイブリッドファインダー - dp2 Quattro(SIGMA)
Foveon X3を搭載したデジタルカメラ - STYLUS SP-100EE(OLYMPUS)
ドットサイトを内蔵した世界初のデジタルカメラ - Powershot N100(CANON)
背面にも広角レンズを備えるデジタルカメラ
2013年
- α7 ILCE-7(SONY)
フルサイズミラーレスとしては小型・軽量・低価格 - α7R ILCE-7R(SONY)
同上のローパスフィルターレス仕様。 - PENTAX K-3(RICOH IMAGING)
センサーシフトによるローパスフィルター効果 - EOS 70D(CANON)
DP CMOS AF搭載モデル - LUMIX DMC-GM1(Panasonic)
小型軽量ボディを実現したミラーレス一眼 - Nikon 1 AW1(NIKON)
レンズ交換式カメラとして初の全天候型カメラ - FUJIFILM X100S(FUJIFILM)
像面位相差を組み込んだセンサーを搭載 - DSC-QX100(SONY)
レンズスタイル型デジタルカメラ - DSC-QX10(SONY)
レンズスタイル式デジタルカメラ小型モデル - RICOH THETA(RICOH IMAGING)
ワンショットで全天球画像を撮影できるデジタルカメラ
2012年
- EOS-1D X(CANON)
61点位相差AFで12コマの秒間連写と高感度性能 - EOS 6D(CANON)
フルサイズ一眼でGPSとWiFiを初導入の最軽量モデル - D4(NIKON)
XQDカードを初めて採用 - D800(NIKON)
3600万画素のフルサイズセンサーを搭載 - D800E(NIKON)
同上でローパス効果を無くしたモデル(ローパスフィルターは搭載) - α99 SLT-A99V(SONY)
半透過ミラーを搭載したフルサイズ一眼 - PENTAX K-01(PENTAX)
一眼レフマウントを採用しながらもレフ機構を廃した一眼カメラ - X-Pro1(FUJIFILM)
X-Trans CMOSと光学・電子ファインダーの切替が可能 - OM-D E-M5(OLYMPUS)
センサーシフト式でZ軸の回転方向に対応したレンズ交換式カメラ - DSC-RX1(SONY)
フルサイズセンサーを搭載したコンデジ - COOLPIX S800c(NIKON)
アンドロイドOSを搭載しアプリやWiFiが利用可能なモデル
PENTAX K-01は私も使っています。何故これを作ったのか?何故これを買ったのか?買った自分も困惑しつつ、今でこそ再評価できるカメラなのじゃないかと思っています。リコイメも像面位相差AFを導入し始めたので、出るか出ないか分かりませんが次のモデルに期待しています。
2011年
- GF670W(FUJIFILM)
デジタル時代に登場した中判フィルムカメラ - α77 SLT-A77V(SONY)
OLEDファインダーや半透過ミラーを搭載した一眼カメラ - SD1(SIGMA)
X3ダイレクトイメージセンサーを採用した一眼カメラ - Nikon 1 V1(NIKON)
73点の像面位相差を搭載し電子シャッターに対応 - Nikon 1 J1(NIKON)
同上 - PENTAX Q(PENTAX)
世界最小のレンズ交換式デジタルカメラ - FUJIFILM X100(FUJIFILM)
ハイブリッド式ファインダーを採用したデジタルカメラ - EX-TR100(CASIO)
360度、モニターが270度回転するデジタルカメラ
2010年
- PENTAX 645D(PENTAX)
普及価格帯のデジタル中判カメラ - α55 SLT-A55V(SONY)
半透過ミラーを採用したAPS-Cカメラ - NEX-5(SONY)
APS-Cセンサーサイズの小型軽量ミラーレス - Finepix Z800ER(FUJIFILM)
像面位相差AF搭載 - LUMIX DMC-TZ10(Panasonic)
GPS搭載
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