まえがき
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EOS 80Dの購入キャンペーンが6月末に迫っていたので、ついついポチってしまった。そのうちレビューしたいと思います。在庫あるお店はカード使えない所か、やや高めの所が増えているので買うならギリギリ(6/30)より今のうちな感じ。
取り敢えずキャンペーンの特典はやっぱり「パワーズームアダプター」の予定。コネクトステーションにも惹かれたものの、キヤノン以外にもペンタックスやらオリンパ・パナなど使っているので使い難そうだ。
オートフォーカス関連の性能がかなり向上しており、現在EOS 70Dとの差額3?4万円程度を考えてもオススメ出来るポイントが多い。
特に広く高密度になったAFに加えて、暗所にも強い中央1点が使えるようになった点。EOS 70Dではイライラする夕景や夜景のオートフォーカスもEOS 80Dでは簡単にピントが合うという機会も多い事だろう。標準ズームのテレ側F5.6でもデュアルクロス測距による正確なピント合わせが出来る点は頼もしい限り。
新型に導入され始めているIR測光センサーや追従可能なデュアルピクセルCMOS AFなど見どころが多い。さらに、上位機種しか採用していないミラー振動制御システムやF8対応の測距点の増加などキヤノンでは珍しい上位機種を上回る下克上カメラとなっている。
購入早見表
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中古レンズの購入早見表
リンクを設置しておくと便利かと思い作成。カメラのキタムラの中古レンズは状態の良し悪しが分かる上に、 最寄りの実店舗に取り寄せてくれる。そこで実際に中古レンズを目で見て確認してから購入出来るのでオススメ。オークションやネット通販によるリスキーな購 入よりはずっと安心出来る。
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外観比較
前面
背面
動画・静止画の切替レバーの方向が変更されている。それ以外には特に変更点は見当たらない様に見える。
上面
EOS M3に搭載されている『クリエイティブアシスト』モードらしいコマンドが追加されている。これは専門用語や細かい部分を抜きにして、『ぼかす・ぼかさない』『色鮮やかに・モノクロ調に』という感じの調整バーをスライドさせる事で自分だけのさじ加減を簡単に設定出来るモード。
絞り値やシャッタースピードを自分で細かく設定した場合には全く不要のモードだが、気軽に撮りたい場合(例えば旅行など)で『これだけボカして、この色合で』を予め設定しておいてあとはシャッターを切るだけと設定しておくと便利。
(参照:公式 EOS M3 クリエイティブアシストモード)
スペック比較
ポイントはオートフォーカス性能
オートフォーカス性能は比較にならない程強化されており、部分的にはEOS 7D MarkIIの性能を上回る点も多い。ローライトなシーンで活用出来る-3EV対応の測距点や望遠レンズをコンバージョンレンズでさらに延長して使う場合に便利なF8対応の測距点が27点も存在する。
EOS 70DやEOS 8000Dは低輝度ではEV-0.5までしか対応していないので暗所にかなり弱い。特にイルミネーションなどを撮りに行く際はかなり不便に感じる。いっそMFで撮影した方がずっと早い。
画像処理エンジンはDIGIC6になり、それの影響か連写枚数が増加してRAWで20枚の撮り溜めが可能になっている。高感度耐性は有効画素数が挙がっているので一概には言えないが、70Dと比べて劣化してないとは言えるので画像処理エンジンの性能が向上していると考えても良いのだろう。
他のハード面もパワーアップ
全体的にスペックアップを果たしているので、次世代のオールラウンダーとして君臨出来る性能を持ち合わせている。EOS 7D MarkIIとかEOS 70Dとかで悩んでいるのであれば、このモデルを選んでおけば間違いないという感じ。
センサー類
有効画素(センサー)・測光方式は2015年モデル EOS 8000Dのスペックが盛り込まれている。個人的にEOS 8000Dを使用しているが、測光は安定していて信頼をおけるもの。画質もDPP込みで言えば十分に納得の行くレベル。
さらに、dpreviewによると低ISO時のダイナミックレンジが大幅に改善しているらしい。従来までのセンサーとは別物と考えて良いだろう。
ファインダー
視野率がついに100%になった!これはEOS 7D MarkIIのみでしか存在しなかったAPS-C機において2モデル目となる。
NFC搭載
スマホを近づけるだけで連携可能なNFCが搭載されている。スマホとよく連携しているなら非常に便利な機能で、いちいちアプリを立ち上げたりしなくても立ち上がるのはありがたい。
動画機能
EOS 8000Dで初導入となったHDRムービーがEOS 80Dでも採用さるみたいだ。パワーズーム対応の18-135mm USMのキットレンズもあるみたいなので、動画性能も強化されている。また、防塵防滴が改良を施されているにもかかわらず重量が減っているという点。
強化された防塵防滴
EOS 70Dよりも防塵防滴に配慮した設計となっている。バリアングル液晶を搭載してハードなロケーションに持って行きたいカメラならEOS 80Dで決まりだろう。
主な変更点
EOS 70D ≫ EOS 80D
- 有効画素2020>>2420万画素
- DIGIC 5+ >> DIGIC 6
- LVにおける静止画追従が可能
- 連写枚数 RAW 15枚 >> 20枚
- 測光方式にIR測光センサー追加
- AF測距点の増加・F8対応
- 視野率100%のファインダー
- WiFiの飛ぶ範囲が狭まった 30m >> 15m
高感度比較
ImagingResourcesにEOS 80Dと70Dにおける高感度耐性の比較画像が挙げられている。
高感度時におけるでディテールの潰れに若干の改善が見られる。有効画素数が向上している事もあるので、ノイズ耐性に劇的な違いは無いものの画素数が多いことによる恩恵は大きい。
2016.6.19追記 DxOMark センサースコア
従来のAPS-Cモデルと比べてセンサー性能が向上している模様。
ただし、ダイナミックレンジは低感度番長なところがあり、高感度域では7D2に軍配が上がる。とは言え高感度性能は7D2並となっており、70Dよりもやや向上している。
EOS 80D | EOS 70D | EOS 7D Mark II | 8000D | |
総合点 | 79 | 68 | 70 | 70 |
色深度 | 23.6 | 22.5 | 22.4 | 22.6 |
DR | 13.2 | 11.6 | 11.8 | 12.0 |
許容ISO | 1135 | 926 | 1082 | 915 |
2016.6.19追記 ピクチャースタイル「ディテール重視」とシャープネス
EOS 80Dを購入して改めて実感したポイントが一つある。
それは、新しいピクチャースタイルである「ディテール重視」及びシャープネスの細かい設定項目「しきい値」「細かさ」がかなり素晴らしい機能性な点だ。これはEOS 5Ds/Rから追加された機能性。
- 「細かさ」はペンタックスの「ファインシャープネス」のような線の細いシャープネス処理を表現する時に便利。
- 「しきい値」はシャープネス処理を施す判定基準を操作するもので、コントラストが低いエッジに処理を施すかどうかと言った設定。
有効画素数が2400万画素となった80Dには特に有り難みが大きく、ディテールの繊細な描写が可能になっている。「ディテール重視」はこの2つの設定値を「1」に設定し、線の細いシャープネスを細かい部分にまで適用するピクチャースタイルとなっている。
DPPではこれらの数値を調整出来るが、ボディ内で設定出来るのは5Ds/Rや80Dのみ。手持ちの機種によるRAWデータを使ってDPPでしきい値や細かさを変更し「これをボディ内で設定出来るのか」という点に魅力を感じたらEOS 80Dオススメ。
EOS 80D | EOS 70D | |
有効画素 | 2420万画素 新しい微細化プロセス |
2020万画素 |
画像処理エンジン | DIGIC 6 | DIGIC 5+ |
ISO | 100-16000 拡張 25600 |
100-12800 |
AF | 45点 全点クロスタイプ F8対応 27点 検出-3EV対応 |
19点 全点クロスタイプ 検出-0.5-18 |
ライブビューAF | デュアルピクセルCMOS AF (AF追従) |
デュアルピクセルCMOS AF (ピント1コマ目固定) 測距輝度 EV0-18 |
測光 | 7560ピクセルRGB+IR測光センサー | 63分割TTL開放測光 |
連写 | 7コマ秒 静音連写 3枚 RAW 20枚 JPEG 77枚 |
7コマ秒 静音連写 3枚 RAW 15枚 JPEG 40枚 |
シャッター | 1/8000-30秒 同調 1/250秒 |
1/8000-30秒 同調 1/250秒 |
ファインダー | 視野率100% 0.95倍 |
視野率98% 0.95倍 |
モニタ | 3.0型 バリアングル・タッチパネル |
3.0型 バリアングル・タッチパネル |
動画 | FHD 60fps AF追従 HDRムービー 5種ムービークリエイティブフィルター |
FHD 60p AF追従 |
WiFi/NFC | 搭載 | 搭載(NFC非搭載) |
記録 | SD/SDHC/SDXC (UHS-I対応) | SD/SDHC/SDXC (UHS-I対応) |
フラッシュ | 搭載 ガイドナンバー12 |
搭載 ガイドナンバー12 |
防塵防滴 | 改良型採用 | 採用 |
バッテリー | LP-E6N/LP-E6 | LP-E6 |
サイズ | 139.0*105.2*78.5mm | 139.0*104.3*78.5mm |
重量 | 730g | 755g |
備考 | フリッカーレス撮影 タイムラプス HDR クリエイティブフィルター 新PS『ファインディテール』 10種類シーンモード |
HDR |
キヤノン関連情報
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