20163.24更新:α6300の評判・作例・情報の総合ページ作成
2016.3.15更新:CameraLab(海外レビューサイト)に実写レビュー有
ついにソニーの2016年最新ミラーレス一眼カメラが発表された。
従来までの情報とはスペックが全く違う。α7からα7IIに変わった時の様な大きな差はあまり無く、正統進化といった感じだ。
そこで旧モデル『α6000』と比較しながら、『α6300(α6100)』は買いか?見ていこう。
目次
外観
α6300
α6000
機能面ではほぼ一緒で、AEロックボタンがレバー式になった事でAF・MFの切替が出来る様になっている。α6000では存在したモードダイヤル中の『MRモード』コマンドが消えている。その代わりにカスタムモード1・2となっている。
また、仕様書を読むとわかるが、若干本体が厚めになっている。
スペック比較
α6300(α6100) | α6000 | |
有効画素 | 2420万画素 | ?2430万画素 |
画像処理 | BIONZ X RAW 14bit対応 |
?BIONZ X RAW 14bit非対応 |
ISO感度 | 100-25600 拡張51200 |
100-25600 |
手ぶれ補正 | 非搭載(レンズ側) | ?非搭載(レンズ側) |
AF | 425点 像面位相差AF 169点 コントラストAF 4D フォーカス対応 |
179点 像面位相差 25点 コントラストAF 4Dフォーカス対応 |
AF検出輝度 | ?EV-1-20 | EV0-20 |
シャッタースピード | 30-1/4000秒 同調 1/160秒 静音撮影可能 |
30-1/4000秒 同調 1/160秒 電子先幕 可能 |
連写 | 秒間11コマ RAW 21枚 |
?秒間11コマ RAW 21枚 |
露出測光 | 1200分割 EV-2-20 |
1200分割 EV0-20 |
ファインダー | 0.70倍 約236万ドット 電子ファインダー |
0.39型 約144万ドット 0.70倍 電子ファインダー |
モニタ | チルト式 約92万ドット タッチ操作非対応 上 90° 下45° |
チルト 約92万ドット タッチ操作非対応 上 90° 下45° |
動画 | 4K 30p 100Mbps FHD 120p |
FHD 60p 28Mbps |
メディア | メモリースティック SDXC |
メモリースティック SDXC |
WiFi | 対応 | 対応 |
防塵防滴 | 対応 | 非対応 |
バッテリー | NP-FW50 約350枚 USB充電可能 |
NP-FW50 約310枚 USB可能充電可能 |
GPS | 非搭載 | 非搭載 |
電子水準器 | 搭載 | 非搭載 |
サイズ | 120*67*49 | ?120*66.9*45.1 |
重量 | 404g | ?344g |
撮像関連
有効画素数が2420万画素のAPS-C Exmor CMOSを搭載。
有効画素数は事前の噂だと3600万画素だったが、2400万画素と従来通りの画素数だ。しかし、新型センサーに換装されており、ノイズの低減や拡張感度と言った部分での向上。
さらに後述する像面位相差AF・動画類がかなり進化している。
大きくは謳っていないが、14bitRAWに対応している。
AF・連写
元々フォーカス範囲の広かったα6000と比べると、密度がα6000の7.5倍。継ぎ目が無いので、動体への追従性が向上している。ソニーはこの点にかなり自信を持っているみたいだ。
RAWの連写枚数は相変わらずの21枚と記載されているが、14bitRAW対応でデータ量が増えていることを考えると全体のバッファ量は強化されていると見ていいだろう。
あまり大きく謳っていないが、さり気なく仕様書にコントラストAF169点と書いてあるように見える。かなり細分化してフォーカシングが出来るみたいなので、マクロなどの細かいピント合わせもかなり便利。それだけにタッチパネルじゃ無い点が悔やまれる。
検出輝度が暗所において性能がAF・AE共に向上している。但し、使用レンズがF2.8(α6000)からF2(α6300)と変更されている点。大口径の単焦点を使う分には向上が臨めそうだ。
マウントアダプタでのAレンズ像面位相差AFに対応
Aマウントレンズ群をマウントアダプター『LA-EA3』経由で装着すると、435点の像面位相差AFを使用可能だそうだ。
Aマウントはサードパーティ製を含めて、安くて明るいレンズが多いので選択肢が大幅に広がる。但し、手ぶれ補正が搭載されていないレンズについての手振れ対策は必要。
ファインダー・モニタ
あまり変化が無さそうに見るが、ファインダーがより高精細になっている。
背面液晶は変わらず、チルト可動域も同一と考えて問題無いだろう。
しかし、これだけAFポイントがあってタッチパネルが非搭載なのはやはり悔やまれる。
動画機能
ついにα4桁機も4K動画が撮影可能に。スーパー35mmを20MPとx2.4のオーバーサンプリングで読み出しを行う。公式の画像から汲み取るに、ピクセルビニング無しの階調豊かな全画素読み出し6Kを4Kにダウンサイズして書き出しということだろう。α7RIIの公式ウェブサイトからソニーの見解を読み取る分にはモアレやジャギーが抑制出来る。
(外部参照:スーパー35mmとは・ピクセルビニングとは・全画素読み出しとは)
S-Logも使用可能。この前発表されたキヤノン EOS-1DX Mark IIにはC-Log未搭載だった事を考えるとソニーはどうやら動画も本気らしい。D500や1DX MK2の動画機能がおまけに見えてしまう。
(外部参照:S-Log)
さらにFHDでは120pとx4 x5のスローモーション撮影が可能になっている。
下記に動画時のAFも掲載しておこう。食いつきがすごすぎるぜ!ソニー!
しかし、これだけ性能が良いとついつい連続撮影してしまいそう。発熱排熱が気になるところ。マグネシウム合金ボディと言うこともあり熱伝導は良さそうだけども…
ボディ
マグネシウム合金ボディ+防塵防滴仕様になったのでよりタフな使い方が出来る。
とは言ったものの、「Eマウント(APS-C)に防塵防滴レンズあったっけ?」と疑問に思ったので、調べておきます。
関連動画
このAFの食いつきっぷり、見てると欲しくなってくるな…。
K-1よりも、D500よりも欲しくなってしまう…。いかんいかん。
旧モデル『α6000』は買ってもいいのか?新型『α6300』は買いなのか?
動画性能に目を向けなければ、基本性能のベースアップが主でありトンデモ機能の採用は無い。
α6000のAF性能や評価を見るにこれで実売5万円半ば(ボディのみ)なら安いと感じる。性能差に拘らなければ全然アリで、α6300に鞍替えする良質な中古α6000も出回る事が予想出来るので今が漁り時だろう。
反面、α6300は1000ドル(11~12万円程度)となりそうなので、α6000と比べるとワンランク上のカメラのポジションに。Aマウントレンズがアダプタ経由で像面位相差を使用出来るので、Aレンズ資産を持ったα77・68ユーザーや中古で出回っている安いAレンズを回収するならα6300の方が幅広く遊べると言える。
購入先早見表
α6300
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | 三星カメラ | |
α6300 ボディ | 新品・中古情報 |
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α6300 ズームレンズキット | 新品・中古情報 |
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α6000
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