- 2017.4.19:公式発表を受けて現在ページを更新中です
- 2017.4.18:DC-TZ90が登場しそうな気配となってきたのでページを公開。TZ90のスペックはまだ公式発表のデータではありませんので、19日に発表があった後に更新します。
外観比較
正面
TX1はポップアップ式フラッシュでTZ90・85は前部固定式
1型センサーの上位モデル「DMC-TX1」はデザインがやや異なり、内蔵フラッシュがカメラ上部に格納されています。TZ90とTZ85は内蔵フラッシュがカメラ前部の右上に固定されているので、指で遮らないように気を付けたい所。
TX1のポップアップ式フラッシュは指でフラッシュの照射角度を変化させる事ができるので、至近距離の被写体を撮影する場合などで自由度が高い仕様となっています。
背面
TX1はTZ90・85と比べて操作ボタンが一つ多く設けられています(AF/AEロックボタン)
DC-TZ90はチルト液晶モニタを搭載
新型DC-TZ90は180°チルト液晶モニタを搭載。他の2モデルは出来ないモニタを確認しながらの自撮りが可能となりました。
このため、背面のデザインがTZ85と僅かに異なります。モニタが上に可動するようになった程度であり、ボタン配置に大きな変化はありません。
上面
TZ90とTZ85でデザインがやや異なりますが、基本的な機能と配置は同等のようです。
TX1はコマンドダイヤルがカメラ上部に設置されている
TZ90とTZ85はコマンドダイヤルが背面の十字ボタンと兼用になっており、誤操作する可能性がある仕様ですがTX1は独立したダイヤルとして設置されています。絞り値や露出調整を多用するのであればTX1の操作性が魅力的と感じるかもしれません。反面、オートモードをメインで使うのであれば、あまり使用感に差は出ないでしょう。
スペック比較
DMC-TX1 | DC-TZ90 | DMC-TZ85 | |
センサー | 1型高感度MOS | ?1/2.3型高感度MOS | 1/2.3型高感度MOS |
有効画素 | 2010万画素 | 2030万画素 | 1810万画素 |
RAW現像 | 対応 | 対応 | 非対応 |
ISO | 125-12800 拡張80-25600 |
?80-3200 拡張6400 |
80-3200 拡張6400 |
焦点距離 (35mm換算) |
25-250mm F2.8-5.9 |
?24-720mm F3.3-6.4 |
24-720mm F3.3-6.4 |
AF | コントラスト 49点 |
?コントラスト 49点 |
コントラスト |
モニタ | ?3.0型 104万 固定式 タッチパネル |
3.0型 104万 180度チルト対応 タッチパネル |
3.0型 104万 固定式 タッチパネル |
シャッター | 1/2000秒メカ 1/16000秒電子 |
?1/2000秒メカ 1/16000秒電子 |
1/2000秒メカ 1/16000秒電子 |
連写 | メカ10コマ秒 電子10コマ秒(AF-S) |
?メカ10コマ秒 電子10コマ秒(AF-S) |
メカ10コマ秒 電子10コマ秒(AF-S) |
ファインダー | 0.2型 117万ドット相当 0.46倍 |
0.2型 117万ドット相当 |
0.2型 117万ドット 0.46倍 |
動画 | 4K30p FHD60p FHD 120fps |
?4K30p FHD60p HD 120fps VGA 240fps |
4K30p FHD60p HD 120fps VGA 240fps |
WiFi | ?対応 | ?対応 | 対応 |
電子水準器 | 搭載 | ?搭載 | ?搭載 |
手ぶれ補正 | 静止:PowerOIS 動画:5軸 |
静止:PowerOIS 動画:5軸 |
静止:PowerOIS 動画:5軸 |
USB充電 | ?対応 | ?対応 | |
備考 | ダイヤル*2 WIDEパノラマ 4KPHOTO DFD フォーカスセレクト |
ダイヤル*2 4KPHOTO 4Kセルフィー 自撮り機能 DFD フォーカスセレクト フォーカス合成 |
ダイヤル*2 4KPHOTO DFD フォーカスセレクト |
撮影枚数 | 300枚 | ?380枚 | ?320枚 |
サイズ | ?111×65×44mm | 112.0×67.3×41.2mm | 112×64×38mm |
重量 | ?312g | 322g | 282g |
TX1はセンサーサイズが大きい
画質・ボケ表現が上手の大型センサー
TX1はTZ90や85と4倍の面積比のある大型センサーを搭載しています。画素ピッチとか細かい話を省くと、画質を維持しながら動く被写体や夕景・夜景により強いカメラになっていると思って間違いないでしょう。
さらに同じ距離感の被写体を撮る際にボケ表現が得意なポイントも1型センサーを搭載するTX1の持ち味です。
どのモデルもファインダーを搭載
このカテゴリのカメラにファインダーを搭載していないメーカーが多い中、なんとパナソニックは3モデル全てに電子ファインダーが搭載されています。
一眼カメラと比べて褒められた性能のファインダーではありませんが、モニターの視認性が著しく低下するようなシーンでファインダーの存在はとても重宝します。
3モデル全て同じファインダーであると言い切る事は出来ませんが、スペックを見る限り見え味に違いは無いでしょう。
どのモデルも4K PHOTOモードを実装
800万画素で動画を撮影(4K)、その動画から静止画を切り出すモードです。通常の撮影と違って”撮りっぱなし”ですのでシャッターチャンスを逃すことがりません。機会があれば雷を撮影する事も容易でしょう、これは通常の撮影では非常に難しい被写体ですね。
注意点は”動画を撮りっぱなし”であるため、バッテリーの消費が激しいこと。4Kフォト主体の撮影であれば予備バッテリーを用意した方が良いでしょう。
DC-TZ90はさらに「フォーカス合成」「4Kセルフィー」が可能
フォーカス合成
昨年に登場した最新ミラーレス一眼カメラに導入が始まっている「フォーカス合成」機能が贅沢にもTZ90に実装されています。小さい被写体をクローズアップして写そうと思うと、被写体がピントの合う範囲に収まらない場合が多いです。
そのような場合にピントをずらしながら撮影したデータを合成し、被写体がパンフォーカスの状態になる写真を生成できるモードです。
4Kセルフィー
今年の頭に登場した最新のミラーレス一眼「DC-GF9」で初導入された自撮りに特化した4Kフォトモード。
さらに多彩な自撮り機能は背景をボカしたり、美肌、スリム、ビューティレタッチ、自撮りパノラマなどバリエーションが豊富。
パナソニックが分かりやすい動画を公開していたので掲載しておきます。これは三脚にカメラを固定して4Kフォトを使った撮影ですが、4Kセルフィーで自撮りも出来そうな感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=2H85nWERGZA
他にもパナソニック公式サイトで色々と撮り方を公開しているので参考にしてみては如何でしょうか。
どのモデルを買うべきか?
画質を重視するならDMC-TX1
比較的大きな1型センサーと高倍率ズームレンズを合わせ持つ他社には無いスペックのカメラです。TZ90やTZ85と比べるとやや高価なカメラですが、それだけの画質は持ち合わせているので後は財布の中身と要検討。
注意点はTZ90や85と比べて光学ズーム倍率が1/3程度と控えめである点と、1型センサーカメラは他社メーカーからも色々と魅力的なモデルが存在する点は考慮した方が良いでしょう。
画質とある程度の光学ズーム倍率、そしてコンパクトである事を両立させたいのであればこれ一択。
自撮りならDC-TZ90
最新モデルで新機能とギミックを盛り込んでいるだけに、価格はTZ85よりもTX1に近い。ちょっと割高感は否めない。
とは言え、可動式液晶+タッチパネル+ファインダー+光学30倍ズームレンズを兼ね備えつつ4K関連の機能性を持つと考えると競合他社を含めてオンリーワンの存在。価格がこなれてきたらもちろんおススメできるモデル。
画質は1/2.3型センサーですので過度の期待は禁物ですが、その機能性を活かした表現性やシャッターチャンスは魅力的。
コスパ重視ならDMC-TZ85
この3モデルの中では最も安価、そして機能性でTZ90と比べてもそこまで見劣りしない。なんと言っても2016年モデルと新しいカメラでまだまだ現役と言って良いレベル。
競合他社の同クラスと比べてやや高価ではありますが、4K動画や4Kフォト、タッチパネル、ファインダーなど秀でている部分も多いので納得の価格設定。自撮りやフォーカス合成にあまり魅力を感じなければTZ85でも十分満足できるでしょう。
購入早見表
楽天市場 | Amazon | カメラのキタムラ | Yahoo | ||
DMC-TX1 | ブラック | 新品・中古情報 |
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DC-TZ90 | ブラック | 新品・中古情報 |
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シルバー | 新品・中古情報 |
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DMC-TZ85 | ホワイト | 新品・中古情報 |
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