このページではフジフイルムのミラーレス一眼「FUJIFILM X-T30」と「FUJIFILM X-T3」の外観や仕様の違いを比較しています。
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更新履歴
- 2019-02-15:ひとまず基本的なデータを追加して部分的にコメントを追記しました。
価格の違い
X-T30
| FUJIFILM X-T30 ボディ | ||||
| ブラック | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| シルバー | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| チャコール | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| FUJIFILM X-T30 XC15-45mmレンズキット | ||||
| ブラック | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| シルバー | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| チャコール | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| FUJIFILM X-T30 XF18-55mmレンズキット | ||||
| ブラック | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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| シルバー | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| チャコール | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| FUJIFILM X-T30 ダブルズームキット | ||||
| ブラック | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| シルバー | 楽天市場 |
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キタムラ |
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| チャコール | 楽天市場 |
Amazon |
キタムラ |
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X-T3
| X-T3 ブラック | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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| X-T3 シルバー | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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| X-T3 レンズキット ブラック | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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| X-T3 レンズキット シルバー | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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| X-T3 XF16-80mmレンズキット ブラック | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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| X-T3 XF16-80mmレンズキット シルバー | |||
| 楽天市場 |
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キタムラ |
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| ソフマップ |
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| ビックカメラ |
PREMOA |
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外観の違い
X-T3と同じ点・異なる点
| 同 | 異 |
|
|
X-T30とX-T3はイメージセンサーとプロセッサーが共通しているものの、ボディデザインは全く異なります。
X-T3との差はそれを必要とするかしないかでハッキリと線引きが出来る機能が多いです。例えばISO・測光ダイヤルやシンクロ接点など。これらが必要と感じればX-T3を選び、必要無いと思えばX-T30を選ぶと良いでしょう。
カメラ設定をよく煮詰めて撮影したい人にとってX-T3は便利な操作性となっていますが、オートモードや簡単な絞り優先AEなどしか使わない人にとっては過剰な機能性。X-T30はエントリー寄りですが、操作性はX-T100やX-A5ほどシンプル過ぎず程よいカメラ操作を楽しむことが可能となってます。
サイズ
| X-T30 | X-T3 | |
| ボディサイズ 幅 | 118.4 | 132.5 |
| ボディサイズ 高 | 82.8 | 92.8 |
| ボディサイズ 奥 | 46.8 | 58.8 |
| 質量(メディア・バッテリー含) | 383 | 539 |
| 質量(ボディのみ) | 333 | 489 |
| 防塵防滴 | - | 対応 |
| 動作温度 | -10℃?+40℃ | -10℃?+40℃ |
正面

ボディサイズ
一見して分かる違いはボディサイズ。横幅と高さが大きく異なります。X-T30はカメラバッグへの収まりがより良好ですが、グリップが比較して小さいので装着するレンズによっては追加グリップが欲しくなるかもしれません。
X-T30はX-T10・X-T20とボディデザインがほぼ同じなので既存のX-T20/X-T10用アクセサリーを使いまわすことが可能です。
X-T3との違い
X-T3に配置されているフロントFnボタンやシンクロターミナルがありません。
レンズマウントからカメラ底面までの寸法が短いので、直径の太いレンズを装着するとアンバランスとなる可能性があります。
背面

共通する特徴
Qボタンと方向ボタン以外は似たようなボタンレイアウトとなっています。
どちらも一眼レフライクなファインダーの配置で押し込み式リアコマンドダイヤルを備えています。
X-T3との違い
X-T30のファインダーはアイポイントが短く、X-T3と比べて鼻がモニタに当たる可能性が高くなっています。また、グリップに対して低めのポジションとなっているため少し窮屈と感じるかもしれません。
X-T30には方向ボタンがありません。X-T3の様に方向ボタンに機能を割り当てることは出来ませんが、タッチパネルをフリックすることで呼び出すタッチファンクション機能を備えています。正直に言うとボタン式のほうが使いやすいと思いますが、無いよりはあった方が自由度が高いと思われる機能。
上面

共通する特徴
どちらもCポジションのある露出補正ダイヤルやTポジションのあるシャッタスピードダイヤル、そしてドライブダイヤルを備えています。
X-T3との違い
X-T30はカメラ頂点部に内蔵フラッシュを備えています。バウンスには対応していませんが、無いよりはあった方が便利なシーンもありそうですね。
X-T3はISOダイヤルを備えているため、シャッタースピードダイヤルとレンズの絞りリングを操作することで露出設定を物理的に固定することが可能です。
X-T3はシャッタースピードダイヤル下部に測光ダイヤルを備えています。
仕様の違い
X-T3と同じ点・異なる点
| 同 | 異 |
|
|
違いは明確に存在するものの、デジタルカメラのコアとなるイメージセンサーとプロセッサーはX-T3と同等。このため、画質やオートフォーカスなどで見劣りしません。「X-T3連写性能や動画仕様、拡張機能がオーバースペック」だと感じたらX-T30を選べば良さそうです。
イメージセンサー・プロセッサー
| X-T30 | X-T3 | |
| センサーサイズ | APS-C | APS-C |
| センサー形式 | X-Trans CMOS IV 裏面照射型? | X-Trans CMOS IV 裏面照射型 |
| 有効画素数(万画素) | 2610 | 2610 |
| 最大記録画素 | 6240×4160 | 6240×4160 |
| アスペクト比 | 3:2/16:9/1:1 | 3:2/16:9/1:1 |
| ローパスフィルター | - | - |
| 手振れ補正(補正段数) | - | - |
| 光学IS連携(補正段数) | - | - |
| 画像処理エンジン | X-Processor 4 | X-Processor 4 |
| RAW出力形式 | 非圧縮/ロスレス 14bit | 非圧縮/ロスレス 14bit |
スペックシート上は差を全く感じない状態。X-T30とX-T3の価格差を考えるとバーゲンセール状態。X-T2とX-T20の関係性に似ており、フジフイルムのブレない姿勢が素晴らしい。
FUJIFILM X-T3は既にDPReviewが画質レビューを掲載しているのでX-T30の参考にすると良いでしょう。おそらく差は無いはず。
露出
| X-T30 | X-T3 | |
| 測光方式 | 256分割測光 | 256分割測光 |
| 測光範囲 | マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 | マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 |
| 露出モード | P/A/S/M | P/A/S/M |
| 常用ISO感度 | 160?12800 | 160?12800 |
| 拡張ISO感度 | 80/100/125/25600/51200 | 80/100/125/25600/51200 |
| 露出補正 | ±5 | ±5 |
| フリッカー低減 | 対応 | 対応 |
同じX-Processor 4と言うこともあり全く同スペック。
フリッカー低減機能は省略されるかなと思っていたのですが、どうやら実装されている模様。
オートフォーカス
| X-T30 | X-T3 | |
| AF方式 | ハイブリッド | ハイブリッド |
| 測距点(位相差) | 425点 | 425点 |
| 測距点(コントラスト) | 不明 | 不明 |
| カバーエリア | 約100% | 約100% |
| 測距輝度範囲 | -3EV | -3EV |
| 測距エリア | シングル(可変)/ゾーン(可変)/ワイド/トラッキング | シングル(可変)/ゾーン(可変)/ワイド/トラッキング |
| 顔検出 | 対応 | 対応 |
| 瞳検出 | 対応 | 対応 |
| 追従特性カスタマイズ | 被写体保持特性/速度変化特性/ゾーンエリア特性 | 被写体保持特性/速度変化特性/ゾーンエリア特性 |
| 備考 | 顔セレクト機能 |
同じX-Processor 4と言うこともあり、スペックシート上は同等。
ただしX-T3からAFシステムに改良が施されており、顔・瞳検出精度が向上していたり、顔セレクト機能が追加されていたりと改善点が見られるという報告があります。
ドライブ
| X-T30 | X-T3 | |
| シャッター速度 | 15分-1/4000秒 | 15分-1/8000秒 |
| 電子先幕シャッター | ー | 対応 |
| 電子シャッター速度 | 15分-1/32000秒 | 15分-1/32000秒 |
| フラッシュ同調 | -1/180秒 | -1/250秒 |
| 高速連続撮影 AF/AE固定 | 約30コマ/秒:電子(×1.25クロップ)/8コマ秒(メカ) | 約30コマ/秒:電子(×1.25クロップ)/約11コマ/秒:メカ |
| 高速連続撮影 AF/AE追従 | 約30コマ/秒:電子(×1.25クロップ)/8コマ秒(メカ) | 約30コマ/秒:電子(×1.25クロップ)/約11コマ/秒:メカ |
| 連続撮影枚数 | 8fps:ロスレスRAW 18コマ/非圧縮RAW 18コマ | 11fps:ロスレスRAW 42コマ/非圧縮RAW 36コマ |
| 低速限界設定 | 対応 | 対応 |
| プリ連写機能 | 前10コマ後12コマ | 前20コマ後20コマ |
基本的にX-T30のシャッターユニットはX-T20と同等なのでX-T3のメカシャッターとは大きく差別化されています。さらにバッファ容量の差も大きく、連写時の快適さは圧倒的にX-T3。
バッファの違いはプリ連写モードにも影響しており、同じ30fpsでもX-T3は倍ほどコマ数を稼ぐことが可能となっています。
X-T30は電子先幕シャッターに対応していないため、シャッターショックを低減するためには電子シャッターを利用する必要があります。
ファインダー・モニタ
| X-T30 | X-T3 | |
| ファインダー方式 | 0.39型 OLED | 0.5型 OLED |
| ファインダー解像度(ドット) | 236万 | 369万 |
| アイポイント(mm) | 17.5 | 23 |
| 最大ファインダー倍率 | 0.62倍 | 0.75倍 |
| 視度調整範囲 | -4?+2m-1 | - 4?+2m-1 |
| リフレッシュレート | 不明 | -100fps |
| モニター形式 | TFTカラー液晶 | TFTカラー液晶 |
| モニター解像度(ドット) | 104万 | 104万 |
| モニターサイズ | 3.0型 | 3.0型 |
| 可動方式 | チルト 上90度/下25度 | 3軸チルト |
| タッチパネル | 対応 | 対応 |
X-T30のファインダーとモニターはX-T20を踏襲しており、順当にグレードアップしたX-T3と見比べると差を感じるポイント。
モニターはどちらも同じ104万ドットのタッチパネルモニターですが、2軸チルトのX-T30と3軸チルトのX-T3では可動範囲に差があります。横方向にモニタを傾けることができるX-T3は縦位置構図の時に便利。
タッチパネルはどちらも同程度の機能を実装。X-T30でもX-T3でもタッチファンクションを利用可能です。
通信機能・電源
| X-T30 | X-T3 | |
| WiFi | 802.11b/g/n | 802.11b/g/n |
| Bluetooth | 4.2 | 4.2 |
| テザー撮影 | ー | WiFi/優先 |
| 電子水準器 | 2軸 | 2軸 |
| バッテリー | NP-W126S | NP-W126S |
| 縦位置グリップ | - | VG-XT3 |
| USB充電 | 対応 | 対応 |
| USB給電 | 対応 USB-PD | 対応 USB-PD |
| 撮影可能枚数 | 380枚 | 390枚 |
どちらもWiFiとBluetoothを備えていますが、テザー撮影(USB/WiFi)に対応しているのはX-T3のみ。
バッテリーはどちらもUSB充電と条件付きで給電に対応。バッテリーあたりの撮影枚数は似たようなパフォーマンスですが、X-T3は縦位置グリップを装着することで追加で2個のバッテリーを装填可能となっています。このためX-T3フル装備はX-T30の3倍ほど継続能力があり無視できない差となっています。
スペック比較表
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