ファインダー搭載のフルサイズデジカメ　ソニー サイバーショット DSC-RX1RM2

国内に先立ち発表されていた、国産では最高級となるフルサイズコンパクトデジタルカメラ「DSC-RX1RM2」がついに国内でも予約開始された。一眼カメラでは出来ないそのコンパクトなボディの中に、35mmフィルムサイズの大型センサーや・0.74倍と一眼レフ機でもミドルクラス以上の倍率を誇る電子ビューファインダーを搭載。

センサーはα7RM2と同じ、裏面照射型のCMOSセンサーだ。高画素になった今では、小さなセンサーサイズのカメラだけでなくフルサイズセンサーでもその恩恵を十分に享受出来る事だろう。おかげ様で常用感度は100-25600まで、拡張102400までを実現している。これにより、手振れ補正こそ搭載していないが、その分感度を高めてシャッタースピードを補うようにしよう。

また、オートフォーカスもα7RM2と同様、ファストハイブリッドAFだ。399点の像面位相差AFがほぼエリア全域に広がっているので、動体追従もお手のものだ。

特筆すべきは可変式のローパスフィルターを搭載して、必要に応じてローパスフィルターの効果を変化させる事が出来る点にある。これにより、4240万画素の持ち味を活かす解像感のある写真を撮影したり、モアレが生じる際にはローパスフィルターを強めて写り重視の写真を撮ることもできる。

操作系も従来どおり充実しており、完成度が高い造りとなっている。特にチルト液晶が追加されたことにより、撮影出来るアングルの幅が広がりより写真を楽しく撮ることが出来る。

さらにWiFi・NFCに対応しているので撮影した写真をそのままスマホへ転送して即SNSなどへのアップロードも可能。手のひらに収まるカメラでフルサイズの高画質、特にミラーレス一眼のフラッグシップ機と肩を並べる高画質を持ち歩けるのだから恐れ入る。

金額は確かに高いが、まさにプレミアムな1台と言えるデジタルカメラ。おっと旧モデルが安く見えてきたぜ！