DPReviewが「LUMIX DC-S1RM2」をスタジオシーンテストに追加。ローパスフィルタレスの優れた解像性能、高ISO設定でRAWにノイズ低減処理、最高水準の競合と比較して遜色のないダイナミックレンジなど。
DPReview:Panasonic S1RII: Studio tests confirms image quality is up to par
- これまで見たことのないセンサーを搭載したカメラ。
- 結果はかなりポジティブ。細部の描写に関しては、S1RIIは期待通りの性能を発揮。61MPのソニーα7R Vよりも少ないが、キヤノンEOS R5 II、ニコンZ8、または自社の前機種と比較して有意な違いはない。
- アンチエイリアシングフィルター(訳注:ローパスフィルター)が搭載されていないことを示すモアレが、さまざまな場所でかなり多く見られる。しかし、ライバル機種の多くと比較しても、特に目立って多いわけではない。
- パナソニックのJPEGエンジンはモアレの影響をかなりうまく抑制しているように見える。
- 色再現性に関しては、パナソニックは同等の製品とほとんど変わらず、ほとんどの色において、同等の製品との間に大きな違いは見られない。
- 肌色のパッチは、キヤノンのレンダリングよりもわずかにピンクが強いかもしれないが、嫌な驚きはない。
- 低~中程度のISO設定ではノイズレベルは競争力があるように見えるが、高めのISO設定ではノイズ低減がRAW画像に適用されているようで、ノイズパターンがはっきりとぼやけている。
- JPEGノイズ低減は、ノイズ抑制とディテール保持のバランスがかなり良いが、最高設定ではやや無理がある。
ダイナミックレンジ
- デュアルコンバージョンゲインの最新設計。
- デュアルネイティブISO機能により、モードの切り替えを正確に決定できるが、デフォルト設定では、ISO400で切り替えが行われる。
- ISO320の画像を明るくすると、同じ露出でISO320より上のISOで撮影した画像よりもわずかにノイズが多いことがわかる。
- 低ゲインモードからさらにISO感度を上げると、非常に深い影の部分がよりノイズが多くなることが分かる。
- つまり、ISO 80で最も広いダイナミックレンジが得られるが、低光量下でハイライトを保護するために露出アンダーにしたい場合は、ISO 400以下にすることは避けるべきである。
- 前機種よりもベースISOが低いため、直接比較はできない。わずかな違いを考慮しても、結果は同等である。同種のカメラの中でも最高レベルのカメラと比較しても、遜色のない結果である。
2025年2月末に発表されたLUMIX S シリーズのミラーレスカメラ。新開発の4400万画素 BSIセンサー、L2テクノロジーを採用した高速処理に対応するプロセッサを搭載。40コマ秒の連写撮影や、8K 30pの動画撮影に対応しています。高価な積層型CMOSセンサー以外の選択肢としては、非常に高速な高解像カメラと言えるでしょう。
同時に前モデルから大幅な小型軽量化を実現し、少なくとも北米での売り出し価格は安め。さらに、高解像のEVFやチルト+バリアングルモニタを搭載しつつ、S5IIに近いボディサイズとなっています。
DPReviewのスタジオシーンテストでは、高ISO使用時にオフとならないノイズ処理がRAWに適用されている模様。ただ、低ISOでも(目立たないだけで)ノイズ処理が適用されているように見えます。コメントでは「85mm F1.4 DG DNの歪み補正適用で像がぼやけている」と言及する人もいますが、DPReviewの中の人はこれを否定。確かに補正の影響が少ない中央でもノイズが滲んでいるので、RAWに適用されているノイズ補正なのかもしれませんね。
このため、LUMIX S1RIIで高ISOを使った撮影を検討している場合は注意が必要なようです。特に点像が重要となる星の撮影ではノイズ処理をオフにしたいところですが…。
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