更新履歴
- 2017.5.25:ファームウェア2.10を公式発表
- 2017.3.30:ファームウェア2.00を公式発表
- 2017.3.17:Pixelmaniaを参考サイトに追加
- 2017.3.3:参考サイトにCinema 5Dを追加
- 2017.1.17:Photographylife ファーストインプレッションを追加
- 2017.1.12:グラファイトシルバーの購入先を追加
- 2016.10.11:デジカメWatch 実写編レビュー・楽天市場、Amazonのレビューを追加。作例を数点追加
概要
2014年の初頭にX-T1が発表されてから2年ほど経ち、ついにフジフィルムの旗艦機がリニューアルして登場した。
外観はX-T1を踏襲しているが、中身は全くの別物になっている。有効画素数2400万画素のX-Trans CMOS IIIに加えて、X-Pro2と同じ「X Processor PRO」という新型画像処理エンジンを採用。高画素になったにもかかわらず、高度な画像処理によって高感度ノイズを上手く解消している。
さらに、位相差AFエリアはX-T1と比べて230%増し。その増えた測距点を快適に操作するべく、X-Pro2で初登場した「フォーカスレバー」を本モデルにも採用している。連写中のブラックアウト時間が短縮されているので、視認性を良くする他AF-Cの追従性向上にも一役かっている。
ファインダーはX-T1と同等の性能ながら「ブーストモード」を利用する事で最大100fpsの滑らかなファインダー像を得ることが出来る。
背面モニターは通常のチルト機構に加えて右方向に展開出来る3ウェイ方式を採用しているので、チルト式の欠点であった縦持ち時の視認性の良さを改善してある。
極めつけは「縦持ち用ブースターグリップ」で、ボディに加えてバッテリーを追加で2個搭載す る事が出来る。「フォーカスレバー」をこちらにも搭載しているので、縦持ち時の快適な操作性を得ることが出来る。そして追加のバッテリーを2個同時に消費 することで連写性能の向上など本体性能の底上げが出来るので、本格的な連写シーンにも担いでいけるだろう。その連写性能はメカシャッターで11コマと D500やEOS 7D MK2などのAPS-C一眼レフの雄を抜き去る性能だ。
また、USB可能なボディに加えてバッテリーグリップで直接充電可能の為、計3個のバッテリーを同時に充電出来てしまう。旅行の際にとても便利な機能性だ。
X-T2の情報サイトまとめ
ユーザーレビュー
- 価格.com
レビュー/口コミ - 楽天市場レビュー
- Amazonレビュー
- カメラのキタムラレビュー
- PEN-F・α6300との比較記事
- MirrolessComparison α6500比較
- MirrorlessComparison X-T20比較
関連外部リンク
- 公式
- X-T2予約キャンペーン
- X-T2新製品体験イベント
- X-T2スペシャルコンテンツ
- デジカメWatch 速報
- デジカメWatch レビュー
- デジカメwatch 外観・機能レビュー
- デジカメWatch 実写編レビュー
- カメラのナニワ レビュー
- 日経トレンディネット レビュー
- ITmedia 速報
- DxO Mark
- DPreview
- DPREVIEW レビュー
- ePHOTOzine Hands-on-review
- ePHOTozine-sample shots
- ePHOTOzine Expert review
- Mirrorlessons
- Fujirumors ベータ機レビュー1
- Fujirumors レビュー
- Fujirumors X-Pro2とAF比較
- Fujirumors α6300とAF比較
- Photographylife F-impression
- Photographylife レビュー
- Cinema 5D
- Pixelmania
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購入早見表
X-T2
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対応アクセサリ一覧表
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海外レビュー抄訳
Fujirumorsによるレビュー
かなりボリュームがあるレビューです。本文はコチラ
サンプル
- X-T2仕様
- X-T2のサンプル画像
- X-プロ2サンプル画像
- X-T2追尾AFサンプル
- ISOの比較
- フィルムシミュレーションの比較
- 高ISO-サンプルアクロス
- ルマンクラシックサンプル
- Theresienstadtサンプル
- X-T2ファーストルック記事のサンプル
- 4K AF-Cビデオトラッキングデモ1
- 4K AF-Cビデオトラッキングデモ2
レビュー抄訳
- 改良されたエルゴノミクス(光軸上に三脚穴が配置・より優れたグリップ・ダイヤルのロック機構・ダイヤルの厚み)
- フォーカスアシストボタンは無くなったが、耐候性を維持したまま使えるリアダイヤルの押し込み式ボタンに配置されている。
- 測光選択用のダイヤルは小さくて扱いづらい。
- 4方向の十字ボタンはX-T1よりも人工工学に基づいている。しかし、個人的にはX-Pro2の方が良い。
- アクセサリドアはX-T1よりも堅牢で誤ってドアを開くことが無くなった。
- フォーカススティックは8方向に操作可能で、押し込む事によりフォーカス枠のサイズを変えることが出来る(X-Pro2と同様)
- フォーカスポイントは91から325に切り替える事が出来るので多彩なフレーミングが容易になっている。
- 露出補正が+/-5になった。
- 4EVの露出差で撮影された2枚をライトルームで最大7EVのダイナミックレンズ拡大する事が出来る。
- 3Wayチルト式液晶モニタは縦持ちするときに便利だあ、およそ45度に制限されている。しかし、この仕組みはとても堅牢で光軸上にモニタがとどまっているので使いやすい。
- EVFのアイカップは改善されいて、外光を遮蔽するのにより効果的になっている。
- ISOダイヤルはシャッタースピード同様にプッシュ式のロック機構を設けてある。
- ISOオート範囲を設定できる3つのプリセットが可能だ。
- ISOロックは便利だが、ロックし忘れたりする事がある。高感度耐性の高いこのカメラはISOを設定し損ねても寛容的な画質を提供してくれた。
- X-T2のISO校正は標準出力感度(SOS)に基づいているので、ニコンやキヤノンの推奨露光指数(REI)の規格とは異なる点に注意してください。
- X-Pro2と同じプロセッサなので、画質的には実質同一。X-T1と比較すると改善されている。
- 最も古いXシリーズとは異なり、拡張ISOのすべてでRAWファイルに書き込み可能。
- X-T1とファインダーは一見同じように見えるが、リフレッシュレートが改善されているのでとても高速で明るいです。
- ブーストモードを切るとモアレや偽色が少ないです。
- 大きなファインダーを活かした画面分割モードがある。
- 既存のNP-W126バッテリーをお持ちの方も多いと思われるが、新しい「S」型は必須ではない。
- X-T2には最大で3個のバッテリーを搭載可能で、それらの一つ一つの残量を確認できる。
- USB3.0ポート経由で充電可能。
- 圧縮RAWは超高速で処理されるので高速連写に向いている。
- 1/8000秒のシャッターと1/32000秒の電子シャッターを搭載。電子シャッターではフラッシュ同調が出来ない。
- 電子シャッターのローリング現象は読み出し速度がX-T1から倍増しているので、問題が発生するシーンが少なくなった。
- 高画素になっているがX-T1よりもノイズが少ない。
- X-T2は再起動時に最後に使われた焦点距離を記憶している。
- 顔検出は改善されている。
- マニュアルフォーカスも同様に改善されている。
- ブースターグリップは非常に有用であり購入を検討する価値がある。
- X-T2とX-Pro2はハードDRの設定が完全にライブビューとヒストグラムでシュミレートされている。
- 動画についてはベータ機を元にした「改善」が進行中であり、9月の発売までにはさらに良くなっている。
総評
- レトロなマニュアルダイヤルとコントロールのDNAを犠牲にする事無く、すべての撮影状況に取り組むことが出来る。「完全なミラーレスカメラ」を目指して富士フィルムが苦心してきた事が分かるものだ。
- 最先端のセンサーと応答性・高性能AF・追従性を確保する高速プロセッサを搭載しているのにも関わらず、コンパクトで堅牢な造りになっている。
- 改善された人工工学と大型EVFはX-T2を操作する喜びを高めます。
- ブースターグリップは単なるバッテリーボックスでは無く、画質と動画を一流にするためのツールです。
- Qボタンのメニューとして選べるモードやライブビュー時に表示されていない機能など、さらに必要な改善点が存在する。
- とっさのシャッターチャンスに対して、X-T2は要求される設定(カメラ全体の構成)を急速に変化させる方法がありません。レトロな概念を犠牲にする事無く、このようなプリセット機能を追加する巧妙な手段を見つけるしかないだろう。
dpreview 富士フィルムのマネージャーへのインタビュー抜粋
dpreviewにおいてX-T2を富士フィルムのマネージャーにインタビューしている記事が掲載されている。
- X-Pro2はスナップやルポルタージュに強いカメラであり、X-T2はより万能性を持たせた多目的カメラである。多くの写真家や愛好家に向けて提案していきたい。
- X-T2の特徴は「4K」「耐久性」「AF性能」
- 旧モデルに比べて高い理由は「為替相場」と「カメラの仕様(スペックアップ)」
- X-Pro2と比べて、AFアルゴリズムは全くの別物である。10月にX-Pro2も同アルゴリズムを実装予定だが、AF-Cカスタム機能はX-T2のみの機能。
- X-Transはベイヤー配列よりも複雑で動画に高水準で対応することが難しかった。しかし、より強力な画像処理エンジンを実装して実現したものだ。
- X-Pro2にはハードの問題があり4K動画は実装予定が無い。X-Pro2はサイズ維持のために熱処理問題を解決するためのヒートシンクを搭載しなかった。
- X-T2がやや重くなっているのはヒートシンクの影響がある。
- タッチパネルを採用しなかったのは豊富な操作系統が存在するのでユーザーを混乱させないため。タッチパネルはファインダーから目を離さなければならない欠点がある。X70はファインダーを搭載していないのでタッチパネルを採用した。
- XシリーズのデザインはFUJIFILMの個性が出ているので維持していく。
- Xシリーズのレンズには画質を追及してAF速度が遅いものから、バランスを取ってAFが早いレンズも存在する。
- 魚眼・ティルトシフトレンズが無い点は把握しているが、より実用的なレンズを優先させる。
- 中判・フルサイズカメラにも注視しているが、APS-Cモデルに力を集中させる。(APS-Cで)大部分のユーザーを満足させる事ができると考えている。
Fujirumors X-T2ベータ機レビューのピックアップ
X-T1ではイマイチだったC-AFが向上し、フジフィルム X-T2は一眼レフとの差を確実に縮めている。それは以下の点において
- アルゴリズムの改善によってウォブリングが減少している。
- AF-Cのカスタム設定が可能
- 連写中のブラックアウト時間が短縮されている
高感度ノイズ比較
X-T1との比較
高感度ノイズはX-Pro2同様に素晴らしい処理が施されており、ISO12800でも場合によっては常用して問題なさそうな感じです。
X-Pro2との比較
同等のセンサー・画像処理エンジンであるX-Pro2とは大差はない模様です。JPEGの比較ではやや色乗りが違いますが、RAWで比較する分には違いがわかりません。
通常・Boostモードの性能比較
「NORMAL」モード | 「BOOST」モード | カメラのみ | グリップ付き | |
---|---|---|---|---|
AF速度 | 0.08秒 | 0.06秒 | ○ | ○ |
EVFフレームレート | 60fps | 100fps | ○ | ○ |
撮影間隔 | 0.19秒 | 0.17秒 | ○ | |
シャッタータイムラグ | 0.05 秒 | 0.045 秒 | ○ | |
ブラックアウト時間 | 130msec. | 114msec. | ○ | |
高速連写 | 8 コマ/秒 | 11コマ/秒 | ○ |
動画性能
クロップ | 出力解像度 | 入力解像度 | ビットレート | |
---|---|---|---|---|
4K | 1.17x | 3,840 x 2,160 | 5,120 x 2,880 | 100Mbps |
FULL HD | 1.0x | 1,920 x 1,080 | 3,000 x 1,687 | 100Mbps |
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