2016年福井の春をX-Pro2で撮る
フジフィルムX-Pro2をお借りして1週間ほど経つ。外観のレビューに始まり、高感度ノイズ、実写編1、実写編2、と記事を書いてきた。今回はレビューをお休みして、X-Pro2をスナップカメラとして福井市を気軽に撮ってきた。
1週間前までは福井は桜は蕾の状態だったので、「今年はいつになるのやら…」と静観していた。
ところがどっこい、先日ぐらいから一気に開花して所々では満開の勢いで咲き始めている。X-Pro2とXF35mm・XF60mmしか持ってこなかったので、画角的な縛りは大きいが軽装な分色々歩いても疲れなかったので楽しめたと思う。
桜までの道すがら
実写編2で推しまくったパートカラーを町中で試してみた。
青色パートカラーだと青空を拾いまくるので、散漫になるが赤色は夕方でもない限り空をモノクロに出来る点が大きかった。他にも郵便局の車やポストなどの原色系赤色は映える
今回は黄色のパートカラー。背後の壁の色も拾ってしまった点は痛かった。ちなみにオレンジにするとレンガ系の色を拾ってしまう。
私の先入観なのだが、スナップ写真と言うと壁の落書きを入れてみたくなるという。この時はXF60mmを装着しており、画角が狭すぎた感がある。35mmなら真正面から遠近感を無くして撮れたのかなと反省。
裏道を通る時は標準レンズに限りますな。
福井城址
柴田勝家がこの地に建立した『北ノ庄城』の跡地。敗戦時に火を放って消失。安土城に匹敵する大きさだったとかなんとか。
江戸時代に入ると、この地を治める結城秀康により再度築城。この城も立派だったそうだが、100年も持たずに再度消失。なんとまあよく燃える事。
現在はお堀の石垣のみを残して、中には県庁の大きな建物が立っている。
今も昔も福井市政の中心がココにあるのは中々感慨深い。
昔は武士が袴姿で仕事をしていたと思うが、今はホワイトカラーな人たちが仕事していたりしていなかったりする。
福井城址は花見のスポットなので、昼飯時にはスーツのまま外でご飯を食べながら花見する姿も多く見られる。県職員が羨ましぜ!
前からみて男前なのだが、丁度飛行機雲が目線の先に流れていたので背後からパチリさせて頂いた。
X-Pro2は起動から撮影までの感覚が短い点がGoodすぎる。スナップカメラとして使うにはかなり良好。
所々に休憩出来るベンチが設置してあるので、行楽として訪れてもOKな雰囲気。
平日はスーツ姿の方が多く、中々ゆっくり出来ないが土日は一転して観光地。
佐佳枝廼社
徳川家康や福井藩の藩祖などを祀っている。
1948年の福井震災で全焼した後に建て直されているので全体的に綺麗。鳥井をくぐった両脇には綺麗な色のシダレ桜が咲いている。
背後にそびえ立つ「ホテルフジタ」が無ければ中々の景観。町中なのでしょ?がないと言えばしょ?がない。
シダレ桜におみくじをくくるのは毎年恒例。折らないように気をつけよう。
よく見る光景で何も思わなかったが、これって木の枝を痛めている事になるのだろうか?どこぞの神社では樹の枝に括らないでと書いてあったような気も。
足羽川桜並木
嶺北の県民なら一度は行った事があると思われる場所で、ライトアップも実施しているので夜桜も観覧出来る。駐車場があっという間に一杯になるのが玉に瑕。ピーク時は河川敷で屋台もかなりやっているので、嫁さんとは毎年屋台が展開している時期に来ている。
明日の夜はライトアップをメインにして撮りに行く予定。
X-Pro2の印象
ミラーレス一眼の中では重いほうだが、一眼レフと比べたらまだまだ軽い。それにAPS-Cサイズのレンズを組み合わせるのであればバランスは取れている。
電子ファインダーの動作は快適そのもの。フィルムシュミレーションやアドバンストフィルターの効果がファインダーで確認出来る上に、動作の遅延は気にならない程度。おかげ様で色々なフィルターや設定を変えて遊んでみようって気になる。一眼レフカメラではここまで気軽に設定をいじれない(面倒だから)。
左手でレンズに搭載されている絞りリングの使い勝手が良く、右手をシャッターボタンとフォーカスレバーに集中出来る。これが中々に良い。
撮りやすいものだから、非圧縮RAWでパチリパチリやっているとあっという間にSDカードが一杯になるので要注意。さらにバッテリーがみるみる減っていくので、一日ガッツリ写真を撮るつもりなら2個くらいは予備バッテリーを持っておいた方が安心出来るだろう。
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この機材はWillVii?よりお借りしたものです
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