MegadapがETZ21を実質的にPro版へアップグレードするファームウェアを公開

MegadapがソニーEマウントレンズをニコンZカメラで使用するAFレンズアダプター「ETZ21」のファームウェアアップデート「3.55」を公開。実質的に「Pro」版と同じファームウェアとなり、ボディで更新できるようになる模様。（独自のソースより教えていただきました。ありがとうございます）

ユーザーの皆様

ETZ21をご愛用の皆様、いつも弊社製品をご愛用いただきありがとうございます。そして、ETZ21ユーザーの皆様にちょっとしたサプライズがあります。まず、ETZ21のファームウェアをバージョン3.55にアップグレードし、その後は（ETZ21 Proのように）カメラボディからPro用バージョン1.23にアップグレードしてください。

Pro 1.23 ファームウェアは、以下の問題を修正します：

(ETZ21ユーザーは、まずバージョン3.55ファームウェアにアップグレードし、その後、同じカメラ内アップグレード方法でpro 1.23ファームウェアにアップグレードする必要があります)

絞り開放で連写速度が低下する。

一部のタムロンレンズで画面のちらつきが発生する。

シグマ DG DNレンズのフォーカスが遅すぎる。

タムロン 28-200レンズなどの高倍率や望遠ズームの望遠端フォーカス性能。

静止画の高速連写における露出差。

FE 50mm F1.2 GMなど、絞り開放における大口径レンズのフォーカス性能。

Zeiss Loxiaレンズとフォクトレンダーの絞り表示エラー。

レンズの絞りがF5.6以下の場合、高速連写時に1枚目の画像がギクシャクして見える。

レンズボタンの最適化と使用。

レンズカスタマイズボタンの最適化と使用。

ETZ21バージョン3.55ファームウェア

ETZ21 Pro バージョン 1.23 ファームウェア

アップグレード方法

Megadap 公式 Web サイトから ETZ21 Pro アダプターリングの最新ファームウェアをダウンロード。

ダウンロードした .ZIP ファイルをコンピュータで解凍し、.bin 形式のファームウェアを取得します。

メモリカードスロットまたはカードリーダーを使用して、.bin 形式のファームウェアをカメラのメモリカードのルートディレクトリにコピー。

メモリーカードをカメラに挿入し、アダプターリングとレンズを一緒にカメラに取り付ける必要があります。

[セットアップメニュー] > [ファームウェアバージョン]を選択し、画面の指示に従ってファームウェアのアップデートを実行します。アップデートが完了したことを示す画面が表示されたら、カメラの電源をオフにします。

カメラの電源を入れ、ファームウェアが新しいバージョンに更新されていることを確認します。

Via Weixin

とのこと。
予告通り中身が実質的にPro版へアップグレードされるファームウェアアップデートが公開されました。以降はアップデート用のUSBケーブルが必要なくなり、ボディに装着した状態で更新が可能となるようです。専用ケーブルが必要だった従来と比べると画期的、そして、サードパーティ製のZマウントアクセサリをボディ側から更新できる珍しい製品となりました。さっそく手持ちのETZ21をPro版へアップグレードしてみました（前述のとおり、3.55への更新はUSBケーブルが必要）。確かにボディ側で更新が可能となっているようです。