Amateur Photographerがニコンへのインタビュー記事を掲載しています。これと言って目新しい情報はありませんが、DXシリーズのレンズも増やす予定がありそうな発言をしていますね。
需要は戻ってきている
- 新型コロナウイルスにより世界中で需要が減少した。需要が大きく変動すると、どのメーカーもサプライチェーンに関する課題に直面した。
- 完全に正常レベルに戻ったわけでは無いが、幸いにも当初の予想より遥かに良好で健全な回復が見られた。世界の需要は力強く戻ってきている。
- 困難な状況だが、3つのフルサイズミラーレスを投入し、さらにNIKKOR Zレンズの大三元も完成させた。9本のレンズを拡充した。
- D780は好評で販売は順調である。
- 我々は常に市場のニーズを見極め、それに応じて対応している。DXフォーマットのレンズの需要があることは認識している。我々のレンズラインナップ戦略は常に更新されており、さらに多くのDXフォーマットレンズを計画している。もちろん、ニッコールZレンズはすべてDXフォーマットモデルのZ 50で使用可能だ。
- Z6II・Z 7IIはプロフェッショナルを含む多くのユーザーからのフィードバックに基づき開発した。2台は順調な売れ行きだ。
- 超望遠レンズ・プロスポーツ向けカメラなどは市場のニーズを見極めてラインアップを拡充する。
- 他社のセンサーシフト式マルチショットは市場のニーズを見極めて対応してゆく。
- デジタル一眼レフカメラとFマウントレンズの生産はAKMセミコンダクタの火災により影響を受けると予想している。
とのこと。
CIPAが公開しているデジタルカメラ統計からも分かる通り、需要がグッと落ち込んだ5月から徐々に盛り返し始めたことが分かります。特にレンズ交換式カメラの出荷台数はかなり巻き返しているように見えますね。
新型コロナウイルスで延期してしまいましたが、もともとオリンピックイヤーだったこともあり、気合の入ったレンズ交換式カメラが多かったというのも原因の一つかもしれません。新型カメラは豊作だっただけに、新型コロナウイルスの影響が残念ですねえ。
Z 50ユーザーにとって、DX Zレンズの拡張は急務と言えるかもしれません。今のところキットレンズ2本のみであり、せめて単焦点レンズは欲しいところ。FX用が使えるとしても、コストパフォーマンスやサイズはバランスが取れていません。ロードマップ上には今のところ「DX 18-140mm」しか存在しません。
参考:ニコンZレンズロードマップ
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