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ニコンはミラーレスAFをD5水準のAF性能まで改善している途中である【海外機材情報】

IMAGING RESOURCEがCP+でニコンへインタビューした内容を記事として発信しています。

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リソースはZシステムに集中

  • (キヤノンの「2年間で市場が半減する」という発言を受けて)ミラーレス市場のリスクは小さいが、交換レンズシステム市場全体は縮小するだろう。しかしこれが半減するとは思わない。
  • 当然ながら企業として市場の大きさを維持したいと思っている。今年のCP+を見ると、悪天候が続く中で来場者数は多かった。これはミラーレス市場に対する注目度合いを証明するものだと思われる。
  • 我々は刺激的で驚くべき新製品を次々に発表したいと思っている。
  • 2?5年の間に交換レンズシステムの市場はある程度小さくなるだろう。おそらくスマートフォンに食われてしまう部分もあるはずだ。
  • (14-30mm F4 Sについて)14-24mm F2.8Gはレトロフォーカスタイプのレンズ設計で前玉は大きく飛び出している。一方で14-30mm F4は短フランジバックを利用した対称型のレンズ設計を採用し効果的な収差補正を実現した。前玉はとても平坦な形状となったので、14mmと言う焦点距離にも関わらず円形フィルターを装着できるようになっている。
  • レンズとカメラの通信は高速化しており、最大の特徴はアクチュエーターを高精度に動かすことが出来るようになった。動体追従でレンズを動かす場合にも重要なポイントだ。
  • 一眼レフの位相差検出とミラーレスの像面位相差AFは基本的に原理は同じだ。しかし、一眼レフの場合はミラーの動作を組み込まなければならない。ミラーレスの場合は常に位相差検出が可能だ。
  • 動画用途を考慮してブリージングは最小限に抑えている。もちろんF2.8ズームレンズでも配慮している。コントロールリングで絞り値の操作が可能だ。
  • Zシリーズを強力なラインとするために、リソースはZシステムへ集中している。とは言うものの、D750やD850など一眼レフも一定の大きな需要がある。プロにも絶賛されてる一眼レフシリーズのカメラボディやレンズも更新できるようにリソースを最適化している。
  • ミラーレスのAF性能をD5水準まで改善している最中だ。ハード・ソフト両面から近い将来に実現すると信じている。

とのこと。

開発発表のあった瞳AFの実装、基本的な追従AF、連写性能など多くの課題はありますが頑張って欲しいところですね。瞳C-AFは一足早くキヤノンが「EOS RP」で実装しているのでニコンにもそろそろ瞳AFをファームウェアアップデートで対応して欲しいところ。個人的にはとりあえず3Dトラッキングの復活してほしい。

あまり突っ込んだインタビュー内容は無かったみたいですが、そろそろ新製品に関する情報も欲しいところですね。(現状で初期に登場したZ7/Z6とレンズ3本と新発売の2本だけなので…)。

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