日刊工業新聞の「ニュースイッチ」がパナソニックアプライアンス社イメージングビジネスユニット長・山根洋介氏へのインタビュー内容を記事として発信しています。
- いつかはフルサイズ、という思いが以前からあった。スマートフォンに押される中、仕事の道具を提供する覚悟の表れとしてSシリーズを投入した。
- まだ20年と短く、ブランド力の弱いLUMIXで強固なブランドを確立しているライバルにぶつかるのは大変である。そこでプロやハイアマチュアに狙いを定め、定義付けてS1RやS1を投入した。
- S1Hは撮影現場における省人化を狙っている。機動力に長けたシネマ向けミラーレスだ。
- Sシリーズは動画撮影機能が重要。4Kのスーパースロー性能強化は強みとなるだろう。
- 北京五輪は8Kインフラを整備していると聞いているので、それに向けた商材を整える。
- 東京五輪・パラリンピックではLUMIXが本気であるという姿勢を見せたい。
- 大型非球面レンズの生産は難しいが、一日の長があると考えている。今後もこの強みを反映していきたい。
- エントリーモデルはスマートフォンにより一網打尽にされた印象。
とのこと。
プロ向け写真機材という印象の強いLUMIX Sシリーズですが、やはり焦点はプロ・ハイアマチュアとなっている模様。レンズロードマップなどを考慮してもこの傾向が続きそうです。LUMIX GM・GFのようなコンパクトタイプのLマウントミラーレスはまだまだ先のことかもしれません。(シグマがやってくれそうな気もしますが)
モノづくりの点では大口径非球面レンズの生産技術に自信を持っている模様。言われてみればパナソニックのレンズで玉ねぎボケが目に付くモデルは少ないような気がします。また、競合他社と比べて大きな非球面レンズをより多く導入しています。ここ最近登場した「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」や「LUMIX S PRO 50mm F1.4」なども複数の非球面レンズを採用していますね。
エントリー向け製品はスマートフォンに圧倒されている模様。2018年から今現在までに登場したエントリー向け製品と言えばLUMIX GF9を焼き増しした「LUMIX GF10」くらいでしょうか?その他はミドル?プロモデルばかりですね。個人的にGF・GMシリーズは使いやすいコンパクトなカメラとして愛用中なので継続して欲しいところですが…。
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