パナソニックが有機センサー搭載の8Kカメラを発表

2018年10月26日

パナソニックが世界初となる8K有機センサーを搭載したカメラシステムを発表しました。

ついに商品化の目途がたったか？

パナソニック株式会社は、世界初^※1の8K有機センサーを搭載した、8Kカメラシステムを開発しました。2019年秋の発売を予定しています。

8KマルチパーパスカメラAK-SHB810はPLレンズマウントを採用した小型軽量のボックスタイプカメラです。世界初^※1となる8K有機センサーを搭載。有機薄膜を光電変換部に用いた積層構造により、効率的な光電変換と電荷蓄積を両立。8Kの高解像度で明暗差に対応する広ダイナミックレンジ、スキュー歪やフラッシュバンドの無いグローバルシャッター^※3、電子NDフィルター機能を実現しました。

カメラユニットと、光ファイバーケーブルで接続するイメージプロセッシングユニットAK-SHU810からは、8K/4K/HDの映像出力が可能です。従来以上に高画質な8K映像と小型軽量なマルチパーパスカメラの汎用性により、放送と映像制作の幅広い用途に対応いたします。

当社では、昨年には8KスーパーハイビジョンレコーダーAJ-ZS0580を発売するなど8K機器の開発・提供を進めてきました。今後とも2020年を見据え、実運用に耐えうる4K/8K機器・システムを開発し、放送制作の高画質化および放送業務の効率化をサポートし、放送業界の発展に貢献してまいります。

なお本開発機は、2018年11月14日（水）から11月16日（金）まで千葉県・幕張メッセで開催される2018年国際放送機器展「Inter BEE 2018」に参考出展いたします。

※1：2018年10月現在当社調べ。有機薄膜を光電変換部に用いた蓄積構造の画像処理センサーとして。

※2：受注から納品まで約半年のお時間を頂きます。

※3：グローバルシャッターはシャッタースピードが1/120より高速の場合のみ動作します。