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2020年1月9日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2020-3580(P2020-3580A)
- 【公開日】令和2年1月9日(2020.1.9)
- 【発明の名称】コンバーターレンズ、交換レンズ、及び撮像装置
- 【出願日】平成30年6月26日(2018.6.26)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】マスターレンズの像側に配置して全系の焦点距離を拡大し、全系で高い光学特性を得ることが可能なコンバーターレンズを提供する。
実施例1 実施例1” 焦点距離 24.50 39.54 F値 2.88 4.65 半画角 29.14 28.68 像高 13.66 21.64 全長 64.83 89.59 BF 35.68 13.96
昨年末にアメリカで先行公開された特許出願と同じものですね。
実施例では「EF-S24mm F2.8 STM」の後ろに装着するミラーレス用コンバージョンレンズとなっています。特性を考えるとEOS RでEF-Sレンズを使用するためのマウントアダプターと言ったところでしょうか。
既に可変NDフィルターやC-PLフィルターを内蔵する特殊なマウントコンバーターをリリースしていますが、今回はEF-SレンズをEOS Rで有効活用するテレ&マウントコンバーターのようです。
レデューサーレンズならず、インクリーザーレンズと言ったところでしょうか?あまり聞いたことが無いコンバージョンレンズですが、「LAOWA Magic Format Converter(フルサイズEFレンズ →中判 GFマウント)」など似たようなコンセプトのコンバーターが存在します。
EOS 90DなどAPS-C一眼レフからフルサイズEOS Rへステップアップする場合は面白い選択肢となりそうですね。正直なところ、どこまで画質を維持できるのか気になるところですが…。それに、EFマウントのAPS-Cレンズを特殊マウントコンバーターを組み合わせてまで使いたいレンズは少ないような…。EFレンズ(フルサイズ)を使った際はパフォーマンスが高い中央領域を使うことになるので、どのような画質となるか非常に気になります。
どちらかと言えば、フルサイズ用望遠ズーム・マクロレンズのテレコンバージョンレンズとして機能すると考えたほうが良さそうです。
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