2021年5月20日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。どうやらファインダーに搭載する視線入力装置に関する特許のようですね。具体的な装置の図も公開されています。
- 【公開番号】特開2021-76832(P2021-76832A)
- 【公開日】令和3年5月20日(2021.5.20)
- 【発明の名称】撮像装置、電子機器、ファインダーユニット
- 【出願日】令和2年10月20日(2020.10.20)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】??EVFを備え、視線入力機能を備えた撮像装置の操作性の低下を抑制すること。
視線入力はキヤノンが過去のフィルム一眼レフで実用化していますが、その後は音沙汰無かった独特のコントロールシステムですね。キヤノンは既に「EOS R3」の開発を発表しており、「視線入力対応ファインダー」が一つのセールスポイントとなっています。
今回の特許出願における技術がEOS R3に実装されるのか不明ですが、既に1年前、ひょっとするとそれ以前からこの技術の導入を検討していた模様。
視線用赤外LED(図で言うところの36?39のパーツ)を目に照射し、反射した光を視線検出センサー53で受け取って瞳の動作を検出する仕組みとなっています。
このような仕組みを他のEOS Rシリーズにも導入するのか、それともハイアマチュア?プロ向けのハイグレードモデルに限定した機能とするのか気になるところですねえ。
最新情報と噂のまとめ
開発発表
- 自社製フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー
- 高性能映像エンジン?DIGIC X
- 電子シャッター 最高30コマ/秒のAF・AE追従撮影
- 瞳と胴体を検知機能を追加
- 視線入力対応ファインダー
- EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
- 縦位置グリップ一体型
- Mobile File Transfer対応
- ハイアマチュアモデル(プロモデルではない)
噂
- 「解像度のトリック」
・ピクセルシフトマルチショット? - 次世代のデュアルピクセル CMOS AF
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