Canon Newsがアメリカで公開されたキヤノンの特許出願をピックアップしています。
Canon News:Canon Patent Application: Stacked image sensors
この特許出願(20190252458)ではセンサーと電子/処理層の間のパッドから外部ノイズの低減を向上させる積層型センサーだ。
他の積層型センサーの特許と同じように、積層型センサーの製造方法と断面の説明がとても詳しく説明されている。ちなみに積層型センサーは裏面照射型センサーでもあるため、キヤノンの表面照射型センサーからすると大きな飛躍となり、裏面照射と積層型の改善効果を得ることが出来る。
キヤノンは2010年初め頃から積層型センサーを開発してきたが、今のところ学術的なものにとどまっている。キヤノンが一気に積層型センサーへ飛躍すると考えるのは難しいが、可能性としてはゼロではない。積層型ではない裏面照射型にメリットが無ければ十分にあり得る話だ。
さらにややこしいことに、キヤノンが引用している特許は「Magnachip Semiconductor Co.、Ltd」のものだ。キヤノンのリソースならば、特に大手センサーメーカーでもない会社とIPライセンス契約するのは確かに可能だろう。
これがキヤノンカメラに搭載されるという保証は無いが、いくつもの凄いセンサーを作ってきたソニーにプレッシャーを与えることになるだろう。
とのこと。
既にキヤノンは積層型センサーの特許をいくつも出願していますが、今回はノイズ低減に関する技術のようですね。以前は発熱を抑える特許も出願しており、実用化に向けて着実に動いているように見えますね。
先行してソニーは2017年に積層型センサーを搭載した「α9」を投入し、1型コンパクトデジタルカメラ「RX」シリーズもRX100IV以降の機種で積層型センサーを採用しています。
キヤノンはつい先月に登場した1型コンパクトデジタルカメラ「G7 X Mark III」「G5 X Mark II」で初めて積層型センサーを採用しました(ひょっとしたらセンサーはソニー製かもしれませんが)。ここから積層型センサーの導入が始まるのか、それとも大型センサーでの採用は見送るのか気になるところです。
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