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ニコン 18-50mm相当のF1.8-2.8レンズに関する特許出願

2019年8月15日付けでニコンの気になる特許出願が公開されています。

  • 【公開番号】特開2019-135552(P2019-135552A)
  • 【公開日】2019年8月15日
  • 【発明の名称】ズームレンズおよび光学機器
  • 【出願日】2019年4月5日
  • 【分割の表示】特願2014-174637(P2014-174637)の分割
    【原出願日】2014年8月28日
  • 【出願人】
    【識別番号】000004112
    【氏名又は名称】株式会社ニコン
  • 【課題】小型で、広角端で画角が広く、優れた光学性能を有するズームレンズおよび光学機器を提供する。

 

実施例1 実施例2 実施例3
焦点距離 1.00-2.77 1.00-2.94 1.00-3.37
F値 3.39-5.96 3.03-6.03 2.89-5.87
半画角 43.1-17.9 43.2-16.9 44.0-14.8
像高 0.89 0.89 0.81-.089
BF 0.57-1.65 1.04-3.29 1.29-2.88
レンズ全長 5.44-5.53 5.97-6.48 5.51-5.72
実施例4 実施例5 実施例6
焦点距離 1.00-2.61 1.00-2.29 1.00-2.61
F値 1.88-2.88 1.86-2.88 1.82-2.88
半画角 51.5-24.0 42.1-21.4 50.1-23.7
像高 1.044-1.187 0.766-0.909 1.0-1.187
BF 0.38 0.98-0.99 0.27
レンズ全長 9.67-9.33 7.55-6.14 9.65-8.87
実施例7 実施例8 実施例9
焦点距離 1.00-2.23
F値 1.85-2.81
半画角 41.6-22.1
像高 0.772-0.917
BF 1.10-1.11
レンズ全長 7.53-6.23

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半画角から察するに、35mmフルサイズ判で言うところの「18-50mm」や「24-85mm」に当たる焦点距離となっているようです。(像高が現実的では無いので、実際はより大きな像高に対応したレンズとなるはず)

バックフォーカスはかなり切り詰めているのでレンズ交換式では無くレンズ固定式のコンパクトデジタルカメラっぽいですね。実際、図面でもレンズ固定式のカメラとして書かれています。

お察しの方もいるかと思いますが、おそらく2016年に開発発表され2017年に発売中止となった「ニコンDLシリーズ」のDL18-50を想定した技術だったのかもしれません。当時に公開されたレンズ構成と見比べると若干異なりますが、概ね似た構成となっています。

原出願の日付が2014年というのも…。(2014年当時にこの特許出願がピックアップされた形跡はありませんでした。)

久しぶりにDLのウェブサイトを覗いてみましたが、やっぱり良さそうなカメラですね。18-50mm相当のコンパクトデジタルカメラは貴重な存在なので是非ともリリースして欲しかったところ。

似たようなズームレンジのパナソニック製マイクロフォーサーズ用レンズ「LEICA DG Vario-Summilux 10-25mm F1.7 ASPH」がそろそろ発売となります。レンズサイズは小型化とは程遠いですが、ニコンも広角から標準画角をカバーする便利なズームレンズが登場すると面白そうですねえ。

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参考:ニコンの広角ズームレンズ

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