2021年11月1日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開。APS-Cミラーレス用の「35mm F3.5」となる小型軽量な標準単焦点の実施例をいくつか含んでいます。
概要
- 【公開番号】特開2021-173847(P2021-173847A)
- 【公開日】2021年11月1日
- 【発明の名称】撮像レンズおよび撮像装置
- 【出願日】2020年4月23日
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】小型に構成され、良好な光学性能を有し、合焦の高速化に有利な撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
実施例1
- 焦点距離:30.85
- F値:3.51
- 画角:47.8
一見すると「GF30mmF3.5 R WR」のようなパラメータですが、焦点距離と画角を考慮するとAPS-C用でしょうか?既に富士フイルムXマウントには4種類の標準単焦点がラインアップ(以下参照)されており、この実施例が実用化される可能性は低そう。出願時期を考慮すると、「XF27mmF2.8 R WR」商品化までの流れ中で検討していた一案だったのかもしれませんね。
とは言え、実用化されるのであれば、これらの中で最もコンパクトで、最も暗いレンズとなりそう。X-E4のような小型軽量ボディと組み合わせる場合は相性が良さそう。見てみたい気もしますが、既に「XF27mmF2.8 R WR」が存在している以上、似たようなパラメータのレンズはおそらく登場しないと思います。
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