2023年6月6日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。EOS Rシリーズのカメラを医療現場で使えるようにする技術のようですね。医療情報をカメラに表示できるようになる模様。
概要
- 【公開日】2023-06-06
- 【発明の名称】撮像装置及びその制御方法
- 【出願日】2021-11-25
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】 医療情報と撮影パラメータの確認を可能にするとともに、医療情報を画像データの撮影の前に確認出来る撮像装置を提供することを目的とする。
- 【背景技術】
【0002】
画像と、画像の被写体に関する情報とを関連付ける技術が提案されている。特許文献1には、撮像装置において、コードの画像を撮影してコードを解析し、コードに対応する患者情報をデータベースから取得し、患者情報をライブビュー画像に重ねて表示し、撮影した画像データに患者情報を関連づけて記録することが記載されている。- 【0004】
患者情報などの医療情報を画像データに関連付けて記憶するカメラでは、ユーザーは正しい医療情報であることを確認することが重要であり、撮影時には、医療情報を必ず確認出来ることを望んでいる。さらに、撮影時には、撮影に関する撮影パラメータ(Av/Tv/露出補正/Isoなど)を確認することも、高画質な画像データを撮影するためには重要である。- 【0005】
そこで、本願発明は、医療情報と撮影パラメータの確認を可能にするとともに、医療情報を画像データの撮影の前に確認出来る撮像装置を提供することを目的とする。
実施例ではEOS Rのようなデザインで、医療向けのパラメータを表示できる機能を有したカメラを示していますね。ネットワークシステムを利用して、院内システムと連携させてカメラに情報を表示できるようになるとのこと。良く調べてみると、「メディカルフォトソリューション」というサービスでカメラを利用できるようになるみたいですね(医療者向け)。
Medical Photo Solutionは、医療現場におけるデジタルカメラ画像の運用管理上の課題を解決するソリューションです。キヤノン製デジタルカメラで撮影した画像をサーバーに取り込み、患者属性等の撮影情報を付加して電子カルテやPACSなど指定された画像管理システムに出力、転送することができます。
- EOS RP
- EOS M6 Mark II
- EOS M200
- EOS 90D
- EOS Kiss X10
- PowerShot SX70 HS
- PowerShot G5 X Mark II
- PowerShot G7 X Mark III等
特許記事
- シグマ 500mm F5.6 DG DN OS用と思われる光学系の特許出願
- キヤノン 1.4型向けと思われる「9.5mm F2.8」「11.7mm F2.8」光学系の特許出願
- リコー「16mm F2.8」「17mm F2.8」「18mm F2.8」を想定したと思われる光学系特許出願
- キヤノン「20-40mm F2.8」「20-50mm F4」インナーズーム光学系の特許出願
- キヤノン「20-60mm F4 PZ」「18-45mm F4 PZ」「16-35mm F4 PZ」光学系の特許出願
- ソニー「800mm F5.6」「400mm F4」を含む超望遠の光学系に関する特許出願
- コシナ APS-C用「50mm F1.2」「70mm F1.2」光学系の特許出願
- ニコン「200-700mm F6.3-8」「70-300mm F4.5-6.3」光学系の特許出願
- 70-200mm F2.8 DG DN OS 用と思われる光学系の特許出願
- ニコン「35mm F1.2」「24mm F1.2」「28mm F1.2」光学系の特許出願