キヤノンが「EOSR3」の開発を発表しました。新開発の積層型CMOSセンサーとDIGIC Xプロセッサを搭載し、秒間30コマのAF/AE追従連写を実現している模様。さらに久しぶりの視線入力機能に対応するみたいですね。
PRTIMES:フルサイズミラーレスカメラ“EOS R3”を開発 高速・高感度・高信頼性によりユーザーの撮影領域を拡大
現在開発中の“EOS R3”は、高速・高感度・高信頼性をコンセプトとしたモデルです。デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機「EOS-1D X Mark III」(2020年2月発売)に代表される「EOS-1」シリーズと、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」(2020年7月発売)に代表される「EOS 5」シリーズに加え、新しいラインのカメラとして投入予定です。動体撮影を含む静止画、動画撮影ともに本格的な作品づくりを行うプロやハイアマチュアユーザーのニーズに応えるカメラを目指しています。
EOSシリーズ初搭載となる、新開発の35mmフルサイズ裏面照射積層型CMOSセンサーによる高速読み出しと、映像エンジン「DIGIC X」の高速画像処理により、電子シャッター撮影時においてAF/AE 追従で最高約30コマ/秒(※1)の高速連写と高感度を両立しています。加えて、電子シャッターによる像の歪みを大幅に抑制するとともに、室内や夜景など暗いシーンでもノイズを抑えた動体撮影を実現しています。また、各画素が撮像と位相差AF の両方の機能を兼ねる「デュアルピクセル CMOS AF」により、高速・高精度・広範囲なAFを提供するとともに、ディープラーニング技術を活用したアルゴリズムの強化により、人物の頭部・瞳の検出機能の向上と新たに胴体の検出を実現し、ポートレートや被写体の動きが大きいスポーツなどの撮影シーンでも高い被写体追尾性能を発揮します。新たに検出が可能となる被写体の追加に向けた開発も進めています。さらに、キヤノンのデジタルカメラで初めて視線入力機能(※2)を搭載し、静止画撮影時において、ファインダーを覗いた瞳の動きに合わせてAFフレームを動かすことができるため、ピントを合わせる被写体を素早く切り換えながら快適な撮影が可能です。
「EOS-1」シリーズで培った防じん・防滴性能や、縦位置グリップ一体型ボディーなど、信頼性と操作性を踏襲するとともに、本日発表したプロの撮影現場におけるワークフローの高速化に寄与するモバイルアプリケーション「Mobile File Transfer(※3)」に対応し、プロの高いニーズに応えます。
「EOS Rシステム」は、今後も魅力的なカメラと「RFレンズ」のラインアップを拡充することで、ユーザーの撮影領域の拡大を目指していきます。
※1 組み合わせるレンズや撮影条件によっては連続撮影速度が低下する場合があります。
※2 サングラスやミラーサングラスなど特殊コーティングが施された眼鏡、ハードコンタクト、遠近両用メガネを使用した場合や、目の大きさやまぶたの厚さ、まつ毛の長さなどの個人差や、使用環境などにより、視線入力機能が使用できないことがあります。
※3 iOSのみに対応。“EOS R3”に対応するバージョンは有償。有線・無線接続に対応し、有線接続には通信に対応したUSBケーブルが別途必要です。
* IOS は、米国およびその他の国々における Cisco 社の商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
ハイライト
- 自社製フルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー
- 高性能映像エンジン?DIGIC X
- 電子シャッター 最高30コマ/秒のAF・AE追従撮影
- 瞳と胴体を検知機能を追加
- 視線入力対応ファインダー
- EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
- 縦位置グリップ一体型
- Mobile File Transfer対応
ついにキヤノンの最新EOS Rボディが開発発表されましたね。イメージセンサーに積層型CMOSセンサーを使用し、ファインダーの視線入力機能が特徴的な機種となりそうです。さらにフルサイズミラーレスとしてはニコン「Z 9」に続き、グリップ一体型モデルを採用する模様。堅牢性は「EOS-1D系と同等」と主張しているので、信頼性の高いボディに期待。
正式発表・発売時期は不明ですが、同時に正式発表された「RF400mm F2.8 L IS USM」「RF600mm F4 L IS USM」が7月下旬発売予定とのことなので、その辺りに登場する可能性がありそう。
そして気になるのはこのカメラのナンバーが「3」であること。ひょっとしたら、さらに「1」が控えているのかもしれませんね。
参考リンク
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