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ソニー「α1」は期待以上の優れたカメラ

IMAGING RESOURCEがソニー「α1」のレビューを公開。グリップの感触や5000万画素の解像性能やモアレの状態、メモリーカード別の連写速度やバッファクリア速度など細かいレビューとなっています。

IMAGING RESOURCE:Sony α1 Field Test Part I

レンズの紹介:

  • ソニーα1の内部構造はほぼ一新されているが、外観デザインは既存のソニーαカメラ、特にα7R IV、α7S III、α9/IIと非常によく似ている。
  • デザインや操作性は、最近のソニー製フルサイズカメラ「α」を使ったことのある方なら、ほとんど違和感なく受け入れられるはずだ。角張ったEVFを前面に配置した、流麗で彫りの深いスタイリングを維持している。

携帯性:

  • α7R IVとほぼ同じサイズ、同じ重量だが、α1の方が若干重い。
グリップ
  • ボディのエッジは滑らかで、わずかにカーブしており、カメラを快適に保持することが可能だ。
  • グリップはα7R IVで一新している大きく深いデザインを踏襲、カメラは全体的に小さいながらもグリップはかなり大きくなっている。
  • α7R IVの時と同じく、α1のグリップは手に馴染む感じがする。しかもカメラ本体はとてもコンパクトだ。大きめに設計されたグリップは、平均的なサイズの私の手にしっくりと馴染み、4本の指がすっぽりとグリップに収まる。
  • α7R IV以前のαカメラでは、ボディの高さが足りず、小指がカメラの下に入り込んでしまうことがあった。α1ではそのようなことは全くない。もちろん、一般的なフルサイズ一眼レフカメラのような深いグリップでは無いが、重めのレンズを使用した場合でも、しっかりとバランスよく握ることができる深さと充実感がある。
  • しかし、特にFE200-600mmGレンズのような大きくて幅の広いレンズの場合、指の外側がレンズにぶつかってしまうことがある。グリップの「内側」とレンズマウントの間に、もう少し余裕があると良かった。とは言え、特に気になるわけでもなく、些細な問題で間違いない。

操作性:

  • デザインや操作性は、最近のソニー製フルサイズカメラ「α」を使ったことのある方なら、ほとんど違和感なく受け入れられるはずだ。
  • ソニーα1の操作系は、α9 IIとα7R IVを基本的に融合させたもので、いくつかのボタンデザインに非常に微妙な調整が加えられているだけだ。
  • α9シリーズと同様、α1はカメラ上面に2つの大きなコントロールダイヤルを備えている。1つはEVFの右側にあるPASMモードダイヤルで、もう1つは左側にある2層式のダイヤルだ。2層式ダイヤルはドライブモードやAFモードなど、多くのプロやハイアマチュアが必要とする重要な撮影機能に素早くアクセスすることができる。
  • この物理的な操作性が気に入っている。メニューを呼び出したり、Fnメニューを使ったりするよりも、全体的にはるかに快適な体験だ。
  • 奇妙なことに、デフォルトでFnメニュースロットのうち2つがドライブモードとAFモードの設定で占められている。この2つの設定は上部の専用ダイヤルで行うため、Fnメニューで調整することは出来ない。
  • α1の背面は、α9 IIやα7R IVと基本的に同じ操作レイアウトが採用されている。この3機種以前の旧世代のソニーαカメラを使ったことがない方や、並べて比較したことがない方は、違いに気づかないと思う。しかし、ボタンが一回り大きくなったことで、押しやすさと気持ちよさが増している。
  • ジョイスティックの質感も向上しており、操作しやすくなっている。
ファインダー
  • α1は0.9倍の拡大率を持つ944万ドットのOLED電子ファインダーを搭載している。ファインダー像は、鮮明で明るく、広々としている。
  • リフレッシュレートはα7S IIIの120fpsから240fpsへと倍増している。α1の特徴の一つである「スピードとパフォーマンス」の観点から、リフレッシュレートが速いと、動きの速いアクションの追跡と撮影がより簡単となる。
  • EVFのフレームレートは、120fpsまたは60fpsに調整することも可能だ。なお、取扱説明書によると、EVFのフレームレートを「高」(240fps)に設定した場合、ディスプレイの解像度が低下する。
モニタ
  • 古いソニーカメラのタッチスパネル機能は、タップしてフォーカスを合わせるか、AFポイントやエリアを画面上でタッチ&ドラッグするかのどちらかしかない。機能的とは言えないが、私はカメラのタッチパネルはAFポイントの移動にしか使わないので、あまり不満を感じない。
  • ソニーα1では、α7S IIIで改善されたタッチパネルの操作性をそのまま引き継いでいる。α7S IIIから刷新されたメニューシステムとグラフィックユーザーインターフェースの改良を活かし、α1ではタッチスクリーンでの操作性が格段に向上している。
  • すべてのメニューやクイックメニューのショートカットを、タップやスワイプで操作できるようになったほか、引き続き物理ボタンを使うこともできる。
  • 新しいα7S IIIのようなバリアングルモニタではなく、静止画で使いやすいチルトモニタを採用している。好みの問題もあるが、私は写真を撮ることが第一なので、バリアングルモニタよりもチルトモニタの方が好きだ。とはいえ、縦位置での撮影には使い勝手が悪く、寂しい思いもしている。
  • α1の動画スペックは非常に優れているが、チルトモニタのデザインは映像制作者にとって使い勝手が良くない。

画質(解像度):

  • α9 IIと外観上の違いは無いが、画像処理のパイプラインを一新したことが大きな特徴と言える。特に、新開発の5010万画素フルサイズセンサーは、6100万画素「α7R IV」に次ぐ高解像度センサーだ。4500万画素の「キヤノンEOS R5」や「ニコン Z 7II」、5000万画素のデジタル一眼レフカメラ「キヤノンEOS 5Ds R」など、他の高解像度フルサイズカメラと真っ向から勝負している。風景、ポートレート、編集作業など、細部にこだわった撮影には、ソニーα1が最適な選択肢であることは明らかだ。
  • しかし、これらの比較は直接的な解像力を見た場合にのみ当てはまる。α1は単なる高画素機ではなく、新開発の5000万画素センサーは裏面照射型を採用して集光性能を高め、α9 IIセンサーのように積層型回路設計と統合型オンチップメモリーを採用。より高速なデータ読み出し性能を実現している。
  • 実際にα9 IIの積層型2400万画素Pセンサーと比較して、センサーの読み出し速度が1.5倍になったとソニーは述べている。
  • このようなセンサー特性により、α1は高画素にもかかわらず、高ISO感度でのパフォーマンスが高く、データの読み出しが非常に速いので、超高速の連続撮影や、電子シャッターで撮影する際のローリングシャッター歪みなどを最小限に抑えることができる。
  • 総合的な画質性能は、はっきり言って素晴らしい。ソニーが優れた画質性能を持つカメラで定評があることを考えると、このフラッグシップ機の画質が悪い結果になるとは思っていなかった。特に6500ドルという価格を考えるとなおさらだ。
  • 解像力という観点から見ると、α1の画質性能には非常に満足している。風景写真や野生動物の撮影など、高解像度のクリエイティブな活動に最適なカメラであることは明らかだ。
  • 特に野鳥撮影で、優れたトリミング機能を備えており、最高の構図を得るために創造的な自由と余分な「リーチ」を与えてくれます。さらに、ズームアップして細かい羽のディテールを見るのも楽しい。
画質(ローパスフィルターレス)について:
  • 高解像度のα7R IVと同様、α1のセンサーにも光学ローパスフィルター(OLPF)がない。このためより微細なディテールを撮影することができる。
  • 最近のカメラは、センサー1ピクセルあたりのディテールを少しでも引き出すためにOLPFを廃止するケースが増えている。しかしその場合、モアレや偽色などが発生するリスクがある。日常的な撮影では問題ないと思うが、布地や建物など、微細なパターンが繰り返される被写体を撮影すると、モアレや偽色パターンの不自然な描写が発生することがある。
  • α1で鳥や野生動物など、自然な被写体を中心に撮影したが、モアレや偽色の発生はほとんど気にならない。しかし、遠くの建造物や、鳥の特徴的な部分などには、モアレが発生していた。ただし、これはCapture OneのRAWファイルを200%近く拡大して見ないとわからないことだ。
  • α1のカメラ内JPEG処理は、これらの不自然な描写、特にモアレをうまく除去してくるが、ギザギザのエイリアシング・アーチファクトは処理が非常に難しく、JPEG画像とRAWファイルの両方に現れている。
  • 結局のところ、モアレや偽色に悩まされることはないと思うが、どのような被写体を撮影することが多いかによって注意する価値はあると思う。
画質(ダイナミックレンジ」について):
  • ダイナミックレンジの広さも重要なポイントだ。ソニーのセンサーはこの画質分野で優れた性能を発揮し、α1も例外ではない。
  • カメラ出力のJPEG画像だけを見ると、かなり難しい光環境でも、明るい光のバランスとシャドウ部のディテールの保持において素晴らしい仕事をしているように見える。
  • カメラの標準的なピクチャープロファイルの設定でも処理が上手だ。Capture OneでJPEGと編集前のRAWファイルを比較すると、JPEGファイルではシャドー部のディテールがやや強調されているのに対し、RAWファイルではシャドー部が真っ黒になっていることがよくある。
  • 暗い影の部分を極端に増やしたことによるノイズの量は、私の目には驚くほど少ないものだった。
画質(ISO感度):
  • FE200-600mm F5.6-6.3 Gを使って森林地帯で鳥やその他の野生動物を撮影した。より速いシャッタースピードで撮影すると、α1のISO感度が上がる。しかし、日中でISO 3200を超えることはほとんどない。
  • α7R IVと同様、α1は高解像センサーにもかかわらず、高ISO感度で素晴らしい性能を発揮する。
  • 5年ほど前まで、高画素カメラセンサーは、同サイズの低画素センサーと比較して、高ISO感度の面でやや不利だった。低解像度のセンサーは、他の条件が同じであれば、より多くの光を集めることができるため、低光量や高ISO感度での撮影に有利だったのだ。
  • 最近ではセンサー設計や画像処理技術が大きく進歩したため、高解像度のカメラでも高ISO感度に強いカメラが簡単に手に入るようになった。
  • ISO 3200-6400のような中程度の高ISO感度では、ノイズレベルを非常にうまくコントロールしており、カメラから直接JPEGファイルを読み込んだ場合でも、画質には非常に満足している。
  • カメラ内ノイズリダクションは初期設定のJPEGで、輝度ノイズと色ノイズを明らかに低減しつつ、シャープで繊細なディテールを心地よく維持しており、とても良い仕事をしている。
  • α7R IVと同じように、よく見るとNR処理が目立ち、特に背景のぼやけや背景のノイズに関して、画像をやや「デジタル風」にしている。
  • α1は、ISO800〜1600といった低めの「高ISO感度」でも、優れた画質を発揮する。RAWでも等倍確認でノイズがほとんど見られない。画像は非常にきれいで、細部の描写も素晴らしく、色鮮やかだ。
  • また、NR処理をしていないRAWファイルを見ると、ISO感度が上がってもノイズが抑えられていて、ディテールも非常にきれいだ。ノイズはきめ細かく、近くで見てもさほど気にならない程度のものである。
  • 一般的に、RAWファイルでは、カメラ出力のJPEGよりもノイズ除去やシャープネスのコントロールがしやすく、RAWファイルをどのように処理するかは個人の好みによる。私の場合は、画像にノイズを少し残してディテールを際立たせたいと考えているので、α1が高ISOレベルでもノイズレベルを抑えていることにとても満足している。

オートフォーカス:

  • α7S IIIと同じAFシステムを採用。センサーが異なるにもかかわらず、759点の位相差AFポイントと425点のコントラスト検出AFポイントという膨大な数のAFポイントを搭載している。
  • AFカバー率はセンサー面積の約92%と、ほぼフレーム全体をカバーしているので、AFポイントを必要な場所に正確に配置したり、動く被写体をより簡単に追いかけることが可能だ。
  • 最近のソニーのカメラと同様、α1にも「リアルタイムトラッキングAF」と「リアルタイム瞳AF」が搭載されている。α1では、このリアルタイムトラッキングAFの活用方法がいくつかある。
    カメラが自動的にピントを合わせる場所を決めてくれる、完全自動の「オールポイント」モード(フォーカスエリア:WIDE)。あるいは、移動可能なAFポイント(またはAFポイントのゾーン)を用意し、カメラがピント合わせや追尾を開始するための精度の高い「スタートポイント」を指定することも可能だ。
  • 私は、被写体検出AFシステムが高度化しているとはいえ、カメラが完全に自動でピント位置を決めることには抵抗があるので、α1をはじめとするソニーのカメラには、スモールスポットや拡張フレキシブルスポットなどを使用する。
  • 新機能のひとつは、リアルタイム瞳AFシステムに「鳥瞳AF」を追加したことだ。人間の目はもちろん、犬や猫などの動物の目も検出・追尾できるようになったことに加え、鳥の目も追尾できるようになったことは、野鳥写真家にとって大きなメリットである。鳥写真が好きな私は、この機能をさっそく試したところ、驚いたことに非常にうまく機能している。
  • カメラは顔や目を素早く検出して追尾を開始する、被写体がフレーム内に驚くほど小さくても追尾する。
  • 近くにいても、遠くにいても、α1が小さな鳥の目を検出してロックしていることにとても感心した。さらに、目が影になっていたり、鳥全体が影になっていたり、明るい背景でシルエットになっていたりするような難しい照明条件でも、α1のバードAFはほとんどの場合、鳥を見つけることができた。
  • さらに素晴らしいのは、カメラが鳥の目をロックできなかった場合、AFシステムは失敗したり諦めたりするのではなく、一般的な顔/体検出に戻るようだ。これも鳥やその他の小さな野生動物の被写体では概ね的を得ている。
  • α1のオートフォーカス性能は全体的に優れている。これまで使ってきた他のソニーαカメラと同様、S-AFは非常に高速で、ほとんどの状況でほぼ瞬時に被写体をロックする。C-AFも非常にうまく機能しており、新しい鳥AF機能も優れている。モータースポーツや、サッカー、フットボールのようなスピード感のあるスポーツなど、C-AFの限界に挑戦する機会はなかったが、動いている被写体にフォーカスを合わせたり、追尾したりする際に、カメラがもたつくことは無かった。
連写:
  • α1は、積層型センサー、高速処理エンジンBIONZ XR、高速CFexpressメモリーカードの組み合わせにより、非常に優れたパフォーマンスを発揮する。5000万画素のフル解像度で毎秒30フレーム、AF/AE追従で撮影することが可能だ。
  • もちろん、α1の驚異的な連写性能にはいくつかの注意点がある。30コマ/秒の高速連写を実現するためには、まず電子シャッターまたはサイレントシャッターを使用する必要がある。メカニカルシャッターでは、α7R IVと同様に10コマ/秒止まりだ。
  • また、非圧縮RAWや新しいロスレス圧縮RAWでは、30fpsの撮影ができない。この場合は、JPEGまたは圧縮RAWを使用することになる。
  • 非圧縮RAW+JPEGなどの画質設定では、20コマ/秒までしか撮影できないが、正直なところ、ほとんどのスポーツやアクションの被写体には十分な速度だ。
  • 適切な画質モードやカメラの設定をしていても、カメラのメニューには「30fps」とは明記されていないので注意が必要だ。あくまでも「最大」であり、レンズのAFモーターや被写体へのピント合わせの難しさなど、その他の要素がカメラの最大連写速度に影響を与える可能性があると理解して欲しい。
  • 我々のテストで、圧縮RAW画質の設定で、約30fpsの撮影が可能であることを確認した。約1.5秒の連写では51コマ、約1.3秒の連写では42コマだ。
  • CFexpress Type AではなくUHS-IIのSDカードに変更したところ、約1.3秒の連写で45コマだ。同様に、JPEG+非圧縮RAWでは、約1.3秒の連写で約29コマで20fpsの仕様に近いものとなっている。
  • バッファ容量は、カメラの連続撮影速度や画質設定によっても変化する。圧縮RAWとCFexpressを使用した場合、バッファはほぼ無限大に感じられる。30fpsで400コマ以上を撮影しても、目立った速度低下は無い。シャッターボタンから指を離すと、カメラは約10?11秒でバッファリングされたイメージをカードに書き込んでいる。
  • 20コマ/秒の非圧縮RAW+JPEGでは、撮影速度が若干低下するまでに80コマ程度は安定して撮影できた(仕様表の78コマと一致している)。
  • CFexpressカードを使った際のバッファクリア速度が素晴らしい。連写速度が遅くなったとしても、パフォーマンスへの実質的な影響や目立った鈍さを感じることなく、簡単に一時停止して撮影を再開することができる。ほとんどの場面で、これほど長時間の連続撮影をすることはないでしょうし、少なくとも私はしない。
  • ソニー製の300MB/s UHS-II SDカードを使用した場合、バッファクリアの速度が著しく低下した。これは予想外のことだ。バッファクリアには約26〜27秒かかり、30fpsの連続撮影では、わずか5〜6秒程度で遅くなったように感じた。

総評

全体的に見て、ソニーのα1は優れたカメラだと思う。
これまで通り、素晴らしい画質、優れたオートフォーカス、堅実な性能を備えた優れたカメラを期待していたが、実際にはそれ以上のカメラだった。

デザイン的にも人間工学的にも、カメラは快適で頑丈だ。一連の物理的なコントロール、静止画を意識したチルト構造のタッチパネル、高度なカスタマイズが可能だ。さらにα7R IVで主なユーザビリティーの批判対象だったタッチシステムとメニューシステムが改善している。

画質の面で、α1は私がこれまで使ってきたカメラの中で最も優れたカメラの一つだ。5,000万画素のカメラで、圧倒的なディテール、優れたダイナミックレンジ、鮮やかで自然な色合いの画像を撮影することができる。また、野生動物を撮影する場合は必要に応じてトリミングをする余裕がある。もちろん、5000万画素ファイルの欠点はストレージで、特に20?30fpsで撮影している場合はすぐにいっぱいになってしまうだろう。2300枚ほどの画像を保存したフォルダは、あっという間に300GBを超えていた。

性能面で、α1は驚くべきテクノロジーを搭載している。オートフォーカスシステムは素晴らしく、非常にトリッキーな撮影状況でも、高速パフォーマンスと優れた被写体追従性を発揮する。連写性能は過剰ともいえるほどだが、必要なときにスピードを出せるのは素晴らしいことだ。30fpsはおろか、20fpsでも十分な速写性がある。目を見張るような「30fps」の連写速度を実現するには制限があるものの、それでもこのカメラは、ほとんどすべての撮影状況で優れた性能を発揮することができる。

α7R IVは画質と性能を兼ね備えていると思っていたが(今でもそうだが)、この新しいフラッグシップ機であるα1は、さらにその上を行っている。

とのこと。
5000万画素の非常に高解像センサーを使用しつつ、前代未聞のAF/AE追従 30コマ秒を実現しているモンスタースペックの最新ミラーレスカメラですね。価格はプロ機らしいものですが、それだけ価値のあるパフォーマンスを備えている模様。

メモリーカードは他社のCFexpress Type Bカードでは無いのでバッファクリア速度が心配でしたが、IMAGING RESOURCEのレビューではまずまず問題なく使用できそうですね。とは言え、SD UHS-IIで非圧縮RAWを記録するのは力不足らしく、α1の性能を最大化するためにもCFexpress Aカードは用意したいところ。まだまだ高価なメモリーカードで、カードリーダーもそれなりに高いのが悩ましいところ。

今回のレビューでは言及されていないものの、電子シャッターでも実用的な幕速を実現しており、1/200秒までのフラッシュ同調に耐えられるのが凄い。電子シャッターを常用できるのでメカニカルシャッターによる故障も避けることが出来そう。

ローパスフィルタレス仕様のため、複雑で細かい被写体が多い場合はモアレや偽色に注意が必要な模様。5000万画素センサーのため、実写で問題となるシーンは少ないと思いますが、大きくクロップすると目立つ場合があるかもしれません。特に都市風景や布地が細かく見えるポートレートなどでは注意したいポイント。RX1R IIに搭載しているような可変式ローパスフィルタが欲しくなるところですねえ。

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