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富士フイルム GF110mmF5.6 T/S Macroは概ね良好な結果が得られる

PCmagが富士フイルム「GF110mmF5.6 T/S Macro」のレビューを公開。MF限定で防塵防滴非対応である点を指摘しつつ、概ね良好な結果の光学性能やボケ質を評価しています。

PCmag:Fujifilm Fujinon GF 110mm F5.6 T/S Macro Review

  • T/S
    ・それぞれ個別に、または同時に使用可能。
    ・チルトはノブで操作し、1度刻みで±10度の操作が可能。
    ・シフトは±15mm操作に対応。チルトとシフトの固定は2系統(テンション/トグル)があり、操作前に解除する必要がある。
    ・T/Sリボルビングは90度の範囲で45度にクリックあり。
    ・リボルビングは180°の範囲で30度ごとにクリックあり。
    ・シフト量・リボルビング・ピント位置の表示が可能。
  • 外観:前玉は鏡筒内部に隠れているのでフード無しでも問題ない。72mmフィルターに対応。三脚リング非対応。
  • 構造:GFレンズの中では数少ない防塵防滴非対応。金属鏡筒。電子接点あり。
  • 携帯性:44×33mmより広いイメージサークルが必要となるので鏡筒のサイズは非常に大きい。そしてかなり重い。
  • 操作性:スタジオでも屋外でも三脚は必須。
  • AF:非対応。
  • MF:メカニカルな操作。100度のストローク。三脚無しでは難しい。
  • マクロ:0.5倍の撮影に対応。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:F5.6で6300本、F8で6800本。GF120mmF4の7600本には及ばない。
  • 像面湾曲
  • ボケ:F5.6だが十分なボケ。玉ボケは丸く、縁取りは柔らかい。
  • 軸上色収差:目に付く色収差は無い。
  • 倍率色収差:なし。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:太陽をフレームに入れてもフレアは抑えられている。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:従来のGFレンズと単純比較はできないが、画質は概ね満足のいく光学系。MF限定で防塵防滴に非対応のため撮影シーンは制限される。それでも、このようなレンズが必要な人にとって悩む価値のある選択肢。
  • 競合について:GF120mmF4の解像度 7600本には及ばない。
  • 備考

とのこと。
富士フイルムのミラーレス用レンズとしては初となるティルト・シフト撮影に対応。同時に0.5倍の撮影倍率にも対応した便利なTSレンズとなっています。「GF110mmF2 R LM WR」「GF120mmF4 R LM OIS WR Macro」よりも高価ですが、44×33mmセンサーでティルトシフト撮影をしたい場合は手ごろな選択肢と言えるかもしれません。

PCmagのレビューによると、光学性能は120mmF4ほどシャープではないものの、概ね良好な結果が得られている模様。イメージサークルが広いので、比較して均質性の高い結果が得られるかもしれませんね。MF限定となっているので、手持ち撮影で近距離のピント合わせは非常に難しい可能性あり。

富士フイルム GF110mmF5.6 T/S 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 焦点距離:f=110mm(87mm)
  • 絞り値:F5.6 - F32
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • レンズ構成:9群11枚
  • 最短撮影距離:0.43m
  • 最大撮影倍率:0.5倍
  • フィルター径:Φ72mm
  • サイズ:Φ95mmx149mm
  • 重量:1,255g
  • 防塵防滴:不明
  • AF:MF限定
  • 手ぶれ補正:
  • その他機能:
    ・ティルト:±10˚
    ・シフト:±15mm
    ・リボルビング:0˚ ~ 90˚ 45°でクリック

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