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ソニー α1 II はさらに完璧に近づいたカメラ

Mobile01がソニー「α1 II ILCE-1M2」のレビューを公開。α1の世代から未だに追い付くメーカーが存在しない「30fps × 5000万画素」が強みとしつつ、α9 IIIの外装やプリ連写、ZV-E1の動画機能を継承して完璧になったと評価しています。

Mobile01:Sony A1 II 評測報告| 集「α」黑科技於一身的全能旗艦機!

  • 外観:α9 IIIより始まった新世代のボディデザインを継承。
  • 質感:記載なし。
  • バッテリー:NP-FZ100を二つ同時に充電できる外部充電器が付属する。
  • インターフェース:CFexpress Type AとSD UHS-IIに対応するデュアルスロット。CFexpressは2.0のみに対応しているようだ。新世代 4.0の書き込み・読み込み速度には対応していない。2.5GBASE-Tの高速通信に対応。
  • 携帯性:記載なし。
  • グリップ:比較するまでもなく、角型から丸形グリップに切り替わっていることが分かる。握った際のフィット感が向上。シャッターボタンの位置が高く、正確に押しやすくなった。
  • 操作性:前モデルから主な変更点は露出補正ダイヤルがカスタマイズ可能になったこと。ボタンの突起も顕著で、RECボタンは押しやすくなった。モードダイヤル下部で静止画と動画モードを切り替えることが出来る。ドライブダイヤルは無効ポジションが追加され、右手での操作にカスタマイズすることが出来る。
  • 手ぶれ補正:5.5段から8.5段分に改善している。
  • ファインダー:記載なし。
  • モニター:4軸マルチアングルを採用。
  • メニュー:記載なし。
  • フォーカス:ムエタイのシーンでほぼ正確にプレイヤーを捕捉している。
    (訳注:その他、ポートレートやスケートボードなどの作例多数)
  • 連写性能:グローバルシャッターではないが、十分に高速。読み出し速度は前モデルと同じ。
  • 解像性能:記載なし。
  • 高感度ISO:ソニーは高ISO感度に最適化していると強調。実写で許容範囲はISO 12800までで、α1と同程度。コンポジットRAWのノイズ低減機能を備えているが実用性が低すぎる。結合にも時間がかかる。これを使うくらいならLightroomのAI NRを使うだろう。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:記載なし。
  • 動画:8K 30pや4K 60pは8.6K・Super35 5.8Kのオーバーサンプリング。被写体検出AFを利用可能。オートフレーミング・フレーミング手振れ補正を利用可能。
  • 作例集
  • 総評:一番の強みは30fps×5000万画素だ。α1の登場から3年半が経過したが、未だに追い付くメーカーが無い。このブラックボックスのテクノロジーは追い付くのが難しいのだろうか。プリ連写が追加されたことで、さらに完璧なものとなった。
    訳注:RAW出力対応でR5 Mark IIは30fps×4500万画素・Z 8は20fps×4500万画素)
    見落としがちだがZV-E1の機能を継承している点も注目に値する。一人での撮影時に重宝する機能だ。

α1 IIは2024年12月 発売となるαシリーズのフラッグシップモデル。前モデルと同じ5000万画素の積層型CMOSセンサーと、最新機種で導入が続くBIONZ XR+AIプロセッシングユニットを搭載。センサーの高速性能に加え、被写体検出やオートフレーミングなど便利な撮影機能が追加されています。

解像性能や連続撮影速度、動画の解像度やフレームレートの最大値は前機種と同じですが、主に使い勝手やワークフローを改善した第二世代と言えるでしょう。販売価格は他社の5000万画素積層型モデルよりも高めですが、ソニーシステムで高解像×スピードを重視する場合はα1 IIを検討することになりそうです。

Mobile01のレビューでは、5000万画素の30fps連続撮影や被写体検出に対応した高性能なAFを高く評価しつつ、α9 IIIと同じプリ連写機能やZV-E1譲りの動画撮影機能などを搭載した完璧なカメラと述べています。販売価格は高いとしつつも、ソニーEマウントで高性能な高解像スピードモデルが必要であれば要検討となりそう。いっぽう、高ISOの性能は従来機から据え置きで、ノイズ低減のコンポジットRAWは使い勝手が悪いとのこと。画質で最新モデルに乗り換える必要性は高くないようです。

ソニー α1 II ILCE-1M2 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年12月13日
  • 予約開始日:2024年11月26日(火)10時
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 市場推定価格:約99万円前後

主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:積層型CMOS
    ・有効画素数:約5010万画素
    ・手振れ補正:中央8.5段・周辺7.0段
  • プロセッサ:BIONZ XR + AIプロセッシングユニット
  • CFexpress Type A / SD UHS-II 兼用デュアルスロット
  • AFシステム:ハイブリッド
    ・測距点:759点 92%カバー
    ・測距輝度範囲:EV-4 - EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用、AF-S時)
    ・被写体認識:人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機、オート対応
    ・120fps AF/AE
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター: 1/8000-30 秒
    ・電子シャッター:1/32000-30 秒
    ・フラッシュ同調速度:1/400 秒 (フルサイズ)、1/500 秒 (APS-Cサイズ)
    ・撮影速度:電子~30fps / メカ ~10fps
    ・撮影枚数:RAW (ロスレス圧縮): 100枚 / RAW (非圧縮): 84枚
    ・スピードブースト機能
    ・プリキャプチャー
  • ファインダー:944万ドット OLED ~240fps 約0.90倍
  • モニター:チルト+バリアングル 210万ドット
  • 動画:
    ・8K:~30p
    ・4K:~120p
    ・出力:XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265
    ・S-Cinetone
    ・高性能手ブレ補正アクティブモード
    ・ブリージング補正機能
  • インターフェース:
    ・USB:SuperSpeed USB 10 Gbps (USB 3.2) 4K 30p
    ・ヘッドホン:3.5 mm
    ・マイク:3.5 mm
    ・HDMI:タイプA
    ・LAN:2.5GBASE-T、1000BASE-T、100BASE-TX
    ・シンクロ:
    ・Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
    ・Bluetooth:Ver. 5.0
  • バッテリー
    ・タイプ:NP-FZ100
    ・撮影可能枚数:ファインダー: 約420枚、液晶モニター: 約520枚
    ・充電方法:USB Type-C USB Power Delivery対応
  • サイズ:約136.1 x 96.9 x 82.9 mm
  • 重量:約743 g
  • 防塵防滴:対応
  • ボディ材質:マグネシウム合金

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