PetaPixelがソニー「α1 II ILCE-1M2」のレビューを公開。他のレビューサイトと同じく、α1の時代と比べると競合製品が強力で、α1 IIの価格設定が高いと指摘。それでも、αシリーズの高解像モデルとしては高性能で魅力的なカメラと評価。
PetaPixel:Sony a1 II Hands-On First Impressions: Expensive Excellence
- 外観:実質的には a9 III と同一。
- 質感:記載なし。
- バッテリー:記載なし。
- インターフェース:期待されるすべてのポートが備わっている。
- 携帯性:少し軽量化
- グリップ:記載なし。
- 操作性:
・ほぼ完璧。操作性の改善には非常に感銘を受けた。
・実質的には a9 III と同一。- 手ぶれ補正:記載なし。
- ファインダー:120fpsで十分、240fpsの必要性を感じない。240fpsで解像度が低下するが、あまり感じなかった。
- モニター:4軸 210万ドットと最新仕様。
- メニュー:最新のメニューを搭載。
- フォーカス:
・α1の時点で素晴らしい性能。必ずしも画期的ではないが、より高速に、より賢くなった。
・α9 III ほど正確ではないが、それに近い。
・ブラックアウトフリーで連続撮影中に追従しやすい。
連写性能:
・プリキャプチャを搭載。
・電子シャッターが高性能であるため、メカシャッターの必要性は低い。ロスレスRAWは20fpsまで。
・同調速度 1/400秒を実現している。- 解像性能:
・α1と同じセンサー。
・風景撮影のみであれば、間違いなくα7R V。
・野生動物を撮影する人ならα1 II。EOS R1よりも高解像のため、トリミングや編集が容易。- 高感度ISO:少なくとも JPEG に関しては、ノイズ低減性能が向上。
- ダイナミックレンジ:α9 IIIよりもダイナミックレンジが良好。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:α1 と同様に優れている。
- 動画:品質はオリジナルの α1 と同じだが、撮影体験が向上している。4軸モニタ、AF性能、手振れ補正、カスタムLUTなど。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:驚異的なカメラだが、前モデルに比べると革命的ではない。本当の問題は高額な購入価格。優れたカメラだが、市場では厳しい戦いとなる。しかし、最高級の選択肢として、お金で買える最高の最新ミラーレスの 1 つであることは否定できない。
α1 IIは2024年12月 発売となるαシリーズのフラッグシップモデル。前モデルと同じ5000万画素の積層型CMOSセンサーと、最新機種で導入が続くBIONZ XR+AIプロセッシングユニットを搭載。センサーの高速性能に加え、被写体検出やオートフレーミングなど便利な撮影機能が追加されています。
解像性能や連続撮影速度、動画の解像度やフレームレートの最大値は前機種と同じですが、主に使い勝手やワークフローを改善した第二世代と言えるでしょう。販売価格は他社の5000万画素積層型モデルよりも高めですが、ソニーシステムで高解像×スピードを重視する場合はα1 IIを検討することになりそうです。
PetaPixelのレビューでは、他のレビューサイトと同じく競合機種の台頭とα1 IIの価格設定から厳しい戦いになると予想しているようです。とはいえ「高解像×被写体検出×高速性能」の組み合わせのEマウントカメラはα1 IIのみ。必要であれば他に選択肢はありません。改善された操作性やAF性能に価値を見出し、α1からアップグレードするかどうか悩ましいところ。α1 IIの高解像を諦めたとしても、スピードタイプの「α9 III」がまた高価な機種となっており、AI機能と高速処理の組み合わせにはコストがかかる模様。
- 発売日:2024年12月13日
- 予約開始日:2024年11月26日(火)10時
- 希望小売価格:オープン価格
- 市場推定価格:約99万円前後
主な仕様
- イメージセンサー
・タイプ:積層型CMOS
・有効画素数:約5010万画素
・手振れ補正:中央8.5段・周辺7.0段 - プロセッサ:BIONZ XR + AIプロセッシングユニット
- CFexpress Type A / SD UHS-II 兼用デュアルスロット
- AFシステム:ハイブリッド
・測距点:759点 92%カバー
・測距輝度範囲:EV-4 - EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用、AF-S時)
・被写体認識:人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機、オート対応
・120fps AF/AE - ドライブ性能:
・メカニカルシャッター: 1/8000-30 秒
・電子シャッター:1/32000-30 秒
・フラッシュ同調速度:1/400 秒 (フルサイズ)、1/500 秒 (APS-Cサイズ)
・撮影速度:電子~30fps / メカ ~10fps
・撮影枚数:RAW (ロスレス圧縮): 100枚 / RAW (非圧縮): 84枚
・スピードブースト機能
・プリキャプチャー - ファインダー:944万ドット OLED ~240fps 約0.90倍
- モニター:チルト+バリアングル 210万ドット
- 動画:
・8K:~30p
・4K:~120p
・出力:XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264、XAVC HS: MPEG-H HEVC/H.265
・S-Cinetone
・高性能手ブレ補正アクティブモード
・ブリージング補正機能 - インターフェース:
・USB:SuperSpeed USB 10 Gbps (USB 3.2) 4K 30p
・ヘッドホン:3.5 mm
・マイク:3.5 mm
・HDMI:タイプA
・LAN:2.5GBASE-T、1000BASE-T、100BASE-TX
・シンクロ:
・Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth:Ver. 5.0 - バッテリー
・タイプ:NP-FZ100
・撮影可能枚数:ファインダー: 約420枚、液晶モニター: 約520枚
・充電方法:USB Type-C USB Power Delivery対応 - サイズ:約136.1 x 96.9 x 82.9 mm
- 重量:約743 g
- 防塵防滴:対応
- ボディ材質:マグネシウム合金
関連カメラ
関連記事
- 「α1 II」と「α1」の外観やスペックの違い 2024年11月21日
- DPReviewが α1 II のサンプルギャラリーを公開 2024年11月21日
- α1 II 驚異的なカメラだが前モデルに比べると革新的ではない 2024年11月20日
- ソニー α1 II の価格に少しでも疑問があるならターゲットではない 2024年11月20日
- ソニー α1 II ILCE-1M2 正式発表 2024年11月19日
- ソニーα1 II はセンター手振れ補正や動画撮影中の10bit HEIF撮影に対応する? 2024年11月19日
- ソニー α1 II ILCE-1M2 最新情報まとめ 2024年11月18日
- ソニーが「α1 II」を11月19日発表と予告 2024年11月13日
- ソニーα1 IIは前機種より200ユーロ高く12月上旬に発表となる? 2024年11月12日
- ソニーα1 II の価格は現行モデルと同じ水準になる? 2024年11月9日
広告
*手動広告を試験的に導入しています。
期間限定セール
アウトレットなど
キャッシュバック
- キヤノンEOS R カメラ・レンズ 最大4万円キャッシュバックキャンペーン【2024秋】
- LUMIX 年末・年始キャッシュバックキャンペーン対象製品早見表【2024】
- ソニーα キャッシュバックキャンペーン対象製品早見表【2024冬】
- ニコン 最大7万円キャッシュバックキャンペーン【2024夏秋】
- OM SYSTEM 最大4万円キャッシュバック【2024冬】
新製品