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Insta360 X5 前モデルからの進化は明らかで価格以上の価値がある

Mobile01が「Insta360 X5」のレビューを公開。X4から1年しか経過していないにも関わらず、様々なポイントで進化が明確と言及。特にレンズ交換、InstaFrameや低照度ISO性能、ウインドスクリーン付きの内蔵音声入力などの点を評価しています。

Mobile01:Insta360 X5 評測報告|8K 30p 日夜拍有感升級、全景相機的終極天花板!

  • 外観
    ・X3やX4と同様に片手操作がしやすい長方形のボディを維持しつつ、大型タッチスクリーンを搭載。
    ・前面は凹型から立体的なダイヤモンドパターンへ変更され、汗や汚れが詰まる問題への対策と考えられる。
    ・マイク部には新たに小型のウインドスクリーンを追加。
    ・USB-C充電スロットは上部から下部角に移動され、片手でスライド開閉できる構造となった。
  • 構造
    ・防水性能は10メートルから15メートルへ強化された。
    ・底部には0.6センチの三脚穴を備えつつ、クイックリリースブラケットに対応することで運用性が高まっている。
    ・レンズは前世代比で強度が2倍となり、耐摩耗性・耐傷性が向上した。
    ・さらにユーザー自身で交換可能な取り外し式レンズキットも用意されており、時間とコストの節約につながる。
  • レンズ
    ・ベアレンズには光学超硬質ダイヤモンド膜が施され、硬度と耐傷性が2倍に向上した。
    ・レンズは取り外し可能であり、破損時にも自身で交換できる点は大きな利点である。
    ・交換用キットの価格も約1万円と高額ではなく、迅速な作業継続が可能となる。
  • バッテリー
    ・X5のバッテリーはX4と互換性がなく、接点や形状も異なる。
    ・容量は2290mAhから2400mAhへ増加し、最大駆動時間は185分と過去最長。
    ・30W PD急速充電に対応し、20分で80%の充電が可能。
    ・頻繁な長時間録画がなければ1日使用に十分な設計。
    ・ただし、メモリーカードを外すにはバッテリーを先に外す必要がある。
  • モニタ
    ・2.5インチのタッチスクリーンを搭載。
    ・解像度と明るさは標準以上である。
    ・晴天下でも視認性が高く、タッチレスポンスも良好。
  • 携帯性:本体サイズは4.6×12.5×3.8センチで、バッテリーとメモリーカードを含めた重量は200グラム。
  • 解像性能
    ・8K 30pの画質は、大型センサーとトリプルAIチップにより、特定領域のディテールが豊かに描写。
    ・X4と比較しても明確な違いがある。
    ・Ace Proシリーズと同等の高画質を実現。
    ・フレーミングの自由度も高く、死角のない撮影が可能である。
  • 高感度ISO
    ・1/1.28インチに拡大されたセンサーとF2.0の大口径、さらにトリプルAIチップにより暗所性能が飛躍的に向上。
    ・新機能「PureVideo」により、X5の夜間撮影はAce Proシリーズに匹敵し、8K 30p撮影にも対応。
    ・X4との比較では、明るさとノイズ抑制性能の両方において優れており、夜間ドライブレコーダーとしても使用可能。
  • ダイナミックレンジ
    ・スタンドアロンでHDR撮影に対応し、最大5.7K 60p HDRが可能。
    ・新たにI-Logが追加され、色調整の柔軟性が向上した。ポストプロダクションを前提とした設計。
    ・しかし、実際には標準出力の色で満足できるため、編集工程を省略する選択肢も現実的。
  • InstaFrame
    ・新機能「InstaFrame」により、動画編集が苦手なユーザーでも簡単に映像制作が可能。
    ・5.7Kパノラマ動画と1080pフラット動画を同時記録でき、撮影中は最も近い人物を自動追跡。
    ・自撮り棒を使えば、自分自身が映像の主役になる設計。
  • スローモーション
    ・4K 100pから4K 120pに進化し、0.7倍の拡大に相当。
    ・画質の違いはあるが、比較対象がないと変化に気づきにくい。
  • ドラレコモード
    ・X5では初めてドライブレコーダー用途で使用。
    ・8K 30pの高画質が特長で、自動車やバイクでも安定して記録可能。
    ・死角がないため、後からアプリでインシデントの詳細をクローズアップできる。
    ・右下に日時情報も明示され、証拠用途にも対応。ただし、長時間の撮影や高温環境下ではバッテリー寿命に不安がある。
  • 音声
    ・多層スチールメッシュ構造により風切り音を効果的に除去し、明瞭な音声を実現。
    ・インテリジェントボーカル強化機能により、騒がしい環境でもX4より音質が大幅に向上。
    ・映像撮影にも有利で、ヘッドフォンによる比較でその差は明確となる。
  • 総評

    ・X5はX4から1年で登場したが、進化は顕著。
    ・特に8K 30pの映像は鮮明かつ安定し、ポスト処理でのフレーミングも容易。
    ・PureVideoにより暗所撮影も安心で、歪み効果もほぼない。
    ・金属製風防は騒音低減と音声収録の両立に優れる。Bluetoothマイクがなくても、屋外で1メートル以内なら明瞭に録音できるのは特筆すべき点。
    ・InstaFrameにより使用ハードルが下がり、5.7Kのパノラマ映像と1080pのフラット映像を同時出力可能。自動追尾も精度が高い。
    ・外観はX4と類似するが、レンズの耐久性が2倍に向上し、交換キットも用意されている。ユーザー自身が数分で交換可能な点は実用的である。
    ・底部のクイックリリース構造により、1/4ネジ不要で素早い装着切替が可能。複数のクイックリリースベースの購入が推奨される。
    ・360度カメラの購入を検討しているなら、旧モデルではなくX5を選ぶべきである。X4からの進化は明確で、価格差以上の性能差がある。
    ・InstaFrameの追加により、従来のアクションカメラユーザーの取り込みにも成功する可能性が高い。
    ・真夏の31℃環境下で1.5時間撮影しても過熱警告が出なかった点は、アウトドア撮影での信頼性の高さを示している。

Insta360 X5 は2025年4月下旬に正式発表された最新の360度カメラ。センサーの大型化や処理能力の強化で低照度性能を改善、レンズ交換に対応、ウインドガード内蔵、バッテリーの増量などが特徴。外観こそX4に近いですが、中身は大幅に強化されています。

販売価格はX4よりも若干高め。コンシューマー向けの360度カメラとしては高価ですが、デバイス本体やアプリ、編集ソフトなどの組み合わせを考慮すると価格なりの価値があるように見えます。レンズ交換に対応したので、(高価な360度カメラの)レンズ破損を恐れる必要が無くなったのは大きい。

Mobile01のレビューでは、他のレビューサイトの評価と同じく、市場で最も優れた360度カメラと高く評価。1年前に登場したX4からも明らかなアップグレードがあるため、やや高めですがX5を選ぶ理由があると言及しています。

Insta360 X5 情報まとめ

アクセサリー早見表(Insta360 store)

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