PetaPixeが富士フイルム「Instax Mini 99」のレビューを公開。これまでのInstaxよりもクリエイティブな撮影が可能となっており、特殊効果や露出補正、ヴィネット効果が得られるインスタントカメラに仕上がっている模様。
PetaPixel:The Fujifilm Instax Mini 99 is a Lot of Fun
外観・操作性
- 長い間インスタントカメラを使っていなかったので、正直なところ少し侮っていた。しかし実際に使ってみて、それは間違いだったと確信した。
- 思っていたよりもずっと楽しかった。このカメラは、私が評価したよりもずっとクリエイティブな気分にさせてくれた。
- Instax Mini 12は、とてもカジュアルな体験を求める人がターゲットであることは明らかだ。一方、Mini 90はヴィンテージ風のルックスで、マニュアル操作も可能な趣味性のあるカメラだ。
- オールブラックのデザインで、それ自体が注目されることはないが、中身はユニークでクリエイティブなカメラとなっている。
- その名の通り、Instax miniフィルムを使用し、よりコンパクトなデザインで、外出先で写真を撮る人をターゲットにしている。このカメラは、誕生日のお祝いや結婚式場で使うのと同じように、街中でも違和感なく使えるだろう。
- 操作性に関する唯一の不満は、ファインダーがアイカップからオフセットしていることだ。気がつくと視界が真っ黒になる。
- 2つのシャッターボタンはどちらも簡単に使うことが出来る。
- LCDパネルで残フィルム数やモード、バッテリー残量を確認できる。
- バッテリーはNP-70Sを使用しており、70枚撮影した段階で残量のメーターをフルを示していた。バッテリーが無くなる前にフィルムが無くなると思う。
- バッテリーを充電するにはカメラから取り外す必要がある。
- 3つのボタンで、インドアモード、多重露出、スポーツショット、セルフタイマー、フラッシュコントロールを選択できる。
- これらのオプションはどれも便利だが、本当のマジックは、カメラボディの反対側にある2つのダイヤルだ。
2系統のダイヤル
- 露出ダイヤルは非常にシンプルに表示され、L(ighten)+、L(ighten)、N(eutral)、D(arken)、D(arken)-の設定がある。露出の感覚は、昔ながらの中央重点測光のようなもので、背景の明暗によって露出が予測できないことがある。
- Instaxフィルムはハイライトを露出オーバーにする傾向があるので、多くの状況で補正が必要だ。
- ほとんど「暗め」に設定していたが、背景が明るい場合は露出を明るくした。フィルフラッシュを使用するときは、ハイライトを保護するために露出を最も暗く設定し、フラッシュでシャドーを埋めるようにすることが多かった。
- 2つ目のダイヤルはさらに楽しく、さまざまなカラーモードで遊ぶことができる。カメラボディに内蔵されたLEDライトで色調を変化させることで、アナログ的な色調を実現している。
- デフォルトのInstaxフィルムはクールなトーンになりがちなので、クリエイティブに、あるいは特定の照明に合わせて補正できる他のモードがあるのはありがたい。
- ブルーとグリーンのモードはかなり強力で、私はこのモードが与える印象がとても気に入った。
- ウォームトーンモードはまあまあだが、イエローというよりマゼンタに近い傾向があるので、あまり惹かれなかった。
- セピアは確かに極端に暖色系だが、他の色を圧倒している。同様に、ソフトマゼンタの設定もそうではない。
- しかし、ライトリーク設定では、フレームの隅の露出にムラが強調され、強い虹色になる。思ったより楽しかった。
- フィルムの価格を考えると、実験にかかるコストは大きいのだが、カラーモードは使っていて楽しいし、どんな結果が出るかいつも楽しみだった。このようなカメラのポイントは楽しいことなので、ミッションは達成されたと言える。
レンズ
- レンズの周りにはフォーカスコントロールリングがあり、オン/オフスイッチとして機能する。
- フォーカスの範囲は、0.3~0.6m、0.6~3m、3m~無限遠から選択できる。
- 小型で低解像度の製品であり、最も近いマクロ設定を除いて、フォーカス範囲はそれほど大きな影響を及ぼさない。
- レンズアセンブリはInstax Mini 90と非常によく似ており、以前見たのと同じ60mm F10レンズを搭載している。
- しかし、レンズエレメントの前にある物理的なシャッター羽根を閉じるビネットスイッチが追加された。これらはデリケートで、指がレンズの前面に入り込むと破損する可能性がある。
- ヴィネット効果が控えめであることに嬉しい驚きを覚えた。SNSで流行っている暗い四隅のケラレを半分期待していたが、結果は非常にセンス良く仕上がっている。
まとめ
- 被写体と経験を共有できるように多くのダブルショットを撮影し、カメラのこの側面を本当に楽しんだ。
(訳注:撮影した被写体にも写真を提供するために2枚の写真を撮ったようです)- セルフポートレートを撮るのは簡単だが、それを容易にするための小さな鏡がないのには驚いた。このカメラを使うときは、友達を作ったほうがいいだろう。
- 側面には、標準的な三脚用のネジ穴があるが、これはカメラが縦向きのときのみ機能する。しかし横向き用のネジ穴があると良かった。
- 三脚ネジにねじ込む付属の金属製ローレットグリップを使用したが、これはカメラを操作するのに非常に便利だった。
Instax Mini 99は、クリエイティブな操作性と使いやすさのバランスが絶妙だ。控えめなデザインは多くのユーザーにアピールするはずだし、カジュアルなカメラとしての楽しさも健在。インスタントフィルム代があっという間にかさんでしまった。
とのこと。
インスタントフィルムを使用するアナログなカメラですが、フィルムにLED光を照射することで特殊な効果が得られる面白い機能を搭載しているようです。また、露出補正ダイヤルで素早く露出を調整できるのも便利ですね。機能の効果や操作を覚えたり、慣れが必要な部分はあるものの、面白そうなInstax Miniに仕上がっている模様。
やはり懸念されるのはフィルムの高騰でしょうか。面白そうなカメラではありますが、正規販売店におけるInstax Mini用フィルムが品薄状態となっています。やや高めに値付けされた再販業者などの在庫があるものの、手を出しづらい値付けとなっている場合が多いです。
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