Robin Wongがオリンパスのミラーレス「OM-D E-M1X・E-M1 Mark II」ので実装されたUSB RAW機能についてレビューを掲載しています。
- Olympus Workspace(Ver1.1)にUSB RAWという新機能が追加されている。USBケーブルを介してカメラをパソコンと接続することで、カメラ内のTruePic VIIIエンジンを使ってRAW現像することが可能となる。現在この機能はOM-D E-M1XとE-M1 Mark IIのみ利用可能だ。
- USB RAWを利用するためにはWorkspace Ver1.1とE-M1 Mark II Ver3.0以降、E-M1X Ver1.1以降が必要だ。
- カメラにUSBを接続し「USB RAW」を選択するとWorkspace側で認識される。
- このモードではカラーエディット・霞の除去・明瞭などの機能は利用できない。
- Workspace単体だと手持ちのパソコンではRAW現像にとても時間がかかる(デスクトップで3?5秒、ノートで10秒)。しかし、USB RAWモードだと1つのRAWファイルを1秒以内で現像可能であり、複数の現像でも同じ速度となる。これは生産性において飛躍的な改善効果を得ることが出来る。
- TruePic VIIIの処理能力を考えると驚くべき結果ではない。
- 商用カメラマンにとって、携帯性の高いノートパソコン(パフォーマンスはデスクトップに劣る)で素早く編集できる機能はとても便利である。
- Intel Core i3+4GB RAMのノートパソコンの場合は大幅に処理時間が短縮される。
- 高機能なソフトウェアと比べると機能的に見劣りするが、この高速性を見逃すことは出来ない。
- USB RAWにおけるもう一つのメリットは、RAWファイルをパソコンへ移行する必要が無いことだ。カメラ内のSDカードから直接編集することが出来る。これほど高速なワークフローは他に無いはずだ。
とのこと。
私もE-M1Xと組み合わせて使ってみましたが、確かに使いやすそうな機能ですね。Workspaceで気になっていた拡大プレビューの遅延はほとんど発生せず、RAW現像は非常に高速でした。
カメラ内のSDカードを直接編集できるのは面白いですね。私はこの活用方法を見落としていたので、どこかで実践してみたいところ。
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