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オリンパスOM-D E-M5 Mark IIIは完璧なAFでは無いが使って楽しいカメラ【海外の評価】

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DPReviewがオリンパス「OM-D E-M5 Mark III」のレビューを公開しています。

長所
  • 良好なJpeg・Raw画質
  • 心地よい発色
  • 魅力的なデザイン
  • 優れたビルドクオリティ
  • 見事な手ぶれ補正
  • OLEDビューファインダー
  • 良好な4K動画クオリティ
  • ローリングシャッター影響小
  • 10コマ秒連写(電子式)
  • ハイレゾモード
    ・高解像&低ノイズ
  • ライブタイム
  • 操作ボタンが多い
  • 良好なエルゴノミクス
  • 良好なカスタマイズ
  • 豊富な仕上がり設定
  • SD UHS-II対応
  • USB充電対応
  • IPX1相当の防塵防滴
短所
  • 見事ではないC-AFと追従性
  • メニューが整理・色付けされていない
  • Fnレバーで顔検出やAFリミッターの切替不可
  • バッテリーライフ
  • ヘッドホン端子なし
  • 動画ログ機能無し
  • 堅牢なビルドクオリティ・優れた操作性(市場で最高のコントロールダイヤルを含め)・そして基本的に満足のいくカメラ出力の発色を備えた非常に魅力的なカメラだ。
  • E-M1 Mark IIの優れた機能の一部を引き継ぎ、非常に軽量で、非常に小さく、扱いやすいボディとなっている。個人的に4K動画を利用できるようになったのが好きだ。
  • ボディ内手ぶれ補正の性能は未だに業界最高峰。そしてクラス最高の耐候性を備え、カメラのレスポンスは良好だ。
  • それにも関わらず、厳しいセールスになるだろうと思っている。前モデルから4年以上経過しているが、E-M5 IIIを目立たせるポイントがそれほど無いからだ。従来と同じセンサー・手ぶれ補正・動画・AFシステム・ハイレゾモードである。従来仕様のAF性能は進化の流れに取り残されているように見える。それにメニューも複雑だ。
  • 客観的に見れば悪いカメラでは無い。オートフォーカスシステムを少し調整する作業を面倒くさがらなければ、使い勝手が良く、習熟する甲斐があるカメラである。それに「ああ、なんて古いカメラなんだ」と言葉を引き出せる美しいデザインだ。
  • LUMIX G99との比較
    同じセンサーサイズで自然と競合するカメラだ。画質に大きな違いは無いが、グリップはG99のほうが大きい。G99のほうが信頼の高いオートフォーカスだが、位相差AFのように滑らか・高速ではない。G99の4K動画は大きくクロップされてしまうが、ヘッドホン端子やログ撮影を備えている。
  • X-T30との比較
    大きなAPS-Cセンサーを搭載し、同価格帯のカメラだ。ISO感度全域での画質はより良好、オートフォーカスが改善し、動画の質も良い(ただし10分制限)。その一方、E-M5 IIIは信じられないほど効果的な手ぶれ補正と耐候性を備えている。どちらも小さなハンドグリップだが、我々はオリンパスのエルゴノミクスと操作性が好みだ。富士フイルムにも豊富な単焦点レンズが存在するものの、マイクロフォーサーズシステムの多様性と比較すると、まだ見劣りしてしまう。
  • α6600との比較
    ・防塵防滴仕様で最高峰のオートフォーカスを備えたカメラだ。ハイクオリティな4K動画に11コマ秒の連写速度を備えている。オリンパスはより良好な手ぶれ補正を備え、ローリングシャッターの影響は遥かに少ない。どちらもレンズは充実しているが、マイクロフォーサーズはよりコンパクトで安価となる可能性がある。グリップはα6600のほうが大きく快適だが、全体的な操作性や応答性、ユーザーエクスペリエンスを考慮するとオリンパスを好むはずだ。

OM-D E-M5 Mark IIIはアップグレードしたセンサーと動画機能を必要するE-M5 Mark IIユーザー、そして既存のマイクロフォーサーズレンズ資産のあるユーザーにとって最適な選択肢だ。

ただし、現在の価格設定で新規ユーザーを獲得しようと思うと、同価格帯により強力なAFを備えたラージフォーマットセンサーのカメラが存在するのを忘れてはならない。

とは言え、このカメラがカッコいいと感じたり、手に取って良好な感触を得たり、これで写真を撮りに出かけたいと思うようなところがあれば引き留めるつもりはない。

これら全てを考慮すると「金賞」では無く「銀賞」と評価するカメラだ。

スタッフの一言

  • E-M5 IIIに惹かれるか、失望するかはその人次第だ。優れた手ぶれ補正、1/8000秒メカシャッター、防塵防滴、良好なエルゴノミクス、見事な機能群を備えた美しいカメラだ。その一方、一部パフォーマンスやインターフェースの設計は高水準に達している訳では無い。C-AF重視の場合はおススメしないが、コンパクトなトラベルカメラとしてはむしろ魅力的だ。
  • 旅行の相棒として友人に勧めるか?というと答えは間違いなく「イエス」だ。優れた画質とオートフォーカス、コンパクトでハイクオリティなズームレンズが存在する。ライブバルブやライブタイム、ハイレゾショットなど、多数のクリエイティブな機能も備えている。

DPReview:Compact and feature-packed: Our Olympus OM-D E-M5 Mark III review

とのこと。

評価しつつも惜しい結果となってみたいですね。全体的な評価見ると、オートフォーカスが足を引っ張っている感じでしょうか。

私も発売日から使い続けていますが、概ねDPReviewと似たような印象のカメラ。

やはりネックとなるのはオートフォーカス。状況によっては高速で高精度なパフォーマンスを発揮しますが、相性が合わない被写体だとトコトンピントを外す…という場合もあります。個人的な体験談で言えば、フレーム一杯に被写体を写すようなクローズアップに強く(ただしフレーミングが相当難しい)、フレーム上の小さな被写体を捕捉し続けるのは不得手と感じます。特にオールエリアからの追従・C-AF+TRの精度が他社と比べて見劣りしています。顔/瞳検出の精度もLUMIXほどではありません。

AF以外の部分はとても好感が持てるカメラに仕上がっているだけに惜しい。とは言え、「トップクラスと比べて見劣りする」と言うだけで、決して酷いAFと言う訳ではありません。追従性にこだわらなければ不満はあまり感じないかも(むしろ高速性に満足する可能性すらある)。C-AF時の出だしが速いため、5?25点のグループエリアを活かすと不規則な動きの被写体にも対応しやすかったりします。一眼レフのような使い勝手のAF。

現状の値付けだと少し割高だと感じるかもしれませんね(E-M1 IIも値下がりしていますし)。最終的に10万円前後となり、AF精度がもう少し改善されればコストパフォーマンスの良いコンパクトボディに化けるはず。121点位相差AFのポテンシャルはあるような気がするのですけどねえ…。

ちなみにE-M5 IIと比べて色々と変更点があるので購入前に実機を触ってみるのがおススメです。(追加機能やマイセット・カスタムモードとの違い、ダイヤルの配置など)

OM-D E-M5 Mark III 最新情報・噂 まとめページはコチラ

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