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OM SYSTEM OM-3 価格は高めだが妥協の少ないレトロスタイルカメラ

Slashgearが「OM SYSTEM OM-3」のレビューを公開。価格が高めで、25mm F1.8 II のキャップが使い辛いとしつつ、小型軽量で高品質な作り、様々な撮影機能や高性能なAFを評価しています。妥協の少ないレトロスタイルカメラとのこと。

Slashgear:OM SYSTEM OM-3 REVIEW: A RETRO-STYLE CAMERA WITH FEW COMPROMISES

  • 外観:OM-3 はモデルとなったフィルム一眼に似たクラシックなデザインで、高品質な素材と構造。
  • 質感:金属製で堅牢だが、重量増は最小限。耐久性と耐候性にも優れ、IP53 準拠で防塵・防滴性能を備える。
  • バッテリー:バッテリー寿命は長く、予備バッテリーの携帯は最小限で済む。
  • インターフェース:SD カードスロットは 1 つのみ。OM-1 Mark II には 2 つのスロットがある。
  • 携帯性:記載なし。
  • グリップ:革調の素材を採用し、スリムながら人間工学的に優れる。サムレストが快適な握りをサポート。
  • 操作性:シャッタースピード、ISO、露出補正の物理ダイヤルはないが、カスタマイズ可能な最新システム。レトロデザインと操作性の矛盾に慣れてくると、違和感が薄まる。ジョイスティックがあれば更に操作性が向上した。
  • 手ぶれ補正:ボディ内手ぶれ補正 (IBIS) により最大 7.5 段分の補正が可能。手ぶれ補正レンズなしでも 1/15 秒のシャッター速度で撮影可能。
  • ファインダー:OM-1 Mark II ほど高解像度ではないが、十分な性能を持つ。
  • モニター:バリアングルモニタは明るく、反応も良好。
  • メニュー:記載なし。
  • フォーカス:被写体検出機能を備え、動物や人物の目を正確に捉える。ただし、被写体モードは手動で選択する必要がある。同価格帯で最良の AF システムを搭載。
  • 連写性能:記載なし。
  • 解像性能:記載なし。
  • 高感度ISO:記載なし。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • コンピューショナルフォト:ライブ ND やライブGND を搭載。物理フィルターの代替として優れる。高解像度撮影モードや HDR にも対応。ただし、三脚が必要な場合が多い。
  • プロファイル機能:カメラ前面のダイヤルで多彩なフィルターにアクセス可能。カスタマイズ性が高く、撮影時のクリエイティブな調整が容易。
  • JPEG:記載なし。
  • 動画:記載なし。
  • 価格:メーカー希望小売価格 1,999 ドル。OM-1 Mark II の価格に近く、ニコン Z f や FUJIFILM X100VI と比較すると割高に感じる。1,500 ドル程度なら競争力が高まる。
  • 総評:価格が高めな点を除けば、OM-3 は優れた マイクロフォーサーズカメラ。レトロデザインと高性能を兼ね備え、特に携帯性やクリエイティブな撮影を重視するユーザーには最適。操作感やメカシャッターの音も魅力的で、撮影が楽しいカメラ。

M.ZUIKO 25mm F1.8 II

  • 非常にシャープなレンズ。明らかな光学的欠陥はない。
  • 防塵防滴仕様になったことが大きな変更点。OM-3を活かすことが出来るレンズ。
  • OM-3との組み合わせに最適。カメラとのバランスが非常に良く、見た目にもマッチしている。
  • 付属のレンズキャップは、レンズの素晴らしい造りの良さを台無し。
  • フードを装着した状態では操作しにくい。
  • レンズにしっかりと固定されない。
  • カメラやレンズに問題があるわけではないが、このレンズキャップはテスト中ずっと私をイライラさせた。

同社のフラッグシップモデル「OM-1 Mark II」の多くを継承しつつ、小型軽量でクラシカルなデザインのカメラ。比較的コンパクトながら、OM-1 IIと同等の連写速度や撮影機能を実現。比較してバッファがやや少なめで、ファインダーはOM-5並みですが、PEN-Fのようなクリエイティブダイヤルを搭載することで区別化。動体撮影の性能を残しつつ、よりクリエイティブな撮影が可能。

販売価格はOM-1 Mark II よりもやや安く、スペックに妥協は少なめ。デュアルカードスロットや高解像ファインダー、ジョイスティックをはじめとしたコントロールが必要であればOM-1 Mark IIが選択肢となるものの、そうでなければOM-3が面白い選択肢となりそうです。
(レトロスタイルのカメラにここまでの性能が必要かどうか要検討ですが)

Slashgearのレビューでは、同価格帯におけるAPS-C・フルサイズの競合機種が存在するとしつつ、携帯性とクリエイティブダイヤルの優位性について言及。操作性や強力な手振れ補正、AFも評価しているみたいですね。小型軽量な防塵防滴レンズも多いので、システムとしてみると携帯性しやすいレトロスタイルカメラと言ったところでしょうか。

メカシャッターがどのような音なのか気になっていましたが、Slashgearとしては良好だったようです。

富士フイルムと比べるとコントロールが一般的で、玄人好みのダイヤル操作ではありません。レトロスタイルのカメラに懐古的な操作性も求めているならば、富士フイルムのほうが適していると思われます。

ただ、この種のコントロールを採用する富士フイルムのカメラは、カスタムモードによる素早い設定切替には対応していません。日常的にカメラを使うのであればOM-3のほうが使いやすいと感じると思われます。このあたりは実機を使い比べて確認するのがおススメ。

OM SYSTEM OM-3 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年3月1日
  • 予約開始日:2025年2月6日
  • 希望小売価格:
  • カメラのキタムラ:
    ・ボディ:237,600円
    ・12-45キット:267,300円

主な仕様

イメージセンサー タイプ:4/3型 積層型BSI Live MOS
有効画素:2040万画素
センサー除塵 SSWF
手振れ補正 最大 6.5段分
シンクロIS対応 7.5段分
処理エンジン TruePic X
ISO 200-102400
拡張 80
ストレージ SD UHS-II
AF 検出方式:ハイブリッド
測距点:1053点 全クロス
測距輝度範囲:-5.5~19EV
被写体検出 人物 / 車、オートバイ / 飛行機、ヘリコプター / 電車、汽車 / 鳥 / 動物 (犬、猫)
シャッター メカニカル:1/8000~60秒
電子先幕:1/320~60秒
電子:1/32000~60秒
フラッシュ同調速度 1/250秒以下
連続撮影速度 メカニカル:~6fps
静音連写:~20fps
電子 SH1:~120fps
電子 SH2:~50fps
プロキャプチャー
連続撮影枚数 静音連写:RAW 151枚
SH1:RAW 88枚
SH2:RAW 102枚
ファインダー サイズ:OLED
解像度:236万ドット
倍率:0.63倍
モニター サイズ:3.0型
解像度:162万ドット
可動方式:バリアングル
動画フレームレート 4K 60p LGOP
FHD 60p ALL-I
動画出力
USB USB Type-C USB3.0
UVC / UAC規格対応
マイク/ヘッドホン マイク:3.5mm
ヘッドホン:3.5mm
HDMI タイプD
Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n
Bluetooth Ver.4.2
その他ポート類
バッテリー タイプ:BLX-1
撮影可能枚数:約590枚
USB-PD充電
サイズ 約139.3×88.9×45.8mm
重量 本体のみ:413g
バッテリー含:496g
防塵防滴 IP53準拠

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