PetaPixelが「PowerShot V1」のレビューを公開。Vlog市場はOsmo Pocket 3のようなツールへと移行しつつあると言及。しかし、快適な動画・静止画撮影が可能なカメラと評価。画質は良好で、競合製品と比べて一線を画すとのこと。
PetaPixel:Canon PowerShot V1 Review: Sony Better Watch Out
- 構造:3段分のNDフィルターを内蔵しており、晴天下の撮影に非常に便利。
- レンズ:16-50mmの換算焦点距離の範囲で、広角端 f/2.8、標準域 f/4.5の開放絞りを実現。被写界深度は常に深く、コンパクトデジタルカメラらしい美しい描写が得られる。鮮明な描写力でセンサーの性能を十分に引き出している。
- バッテリー:従来のLP-E17バッテリーを使用。
- インターフェース:1つのUHS-II SDカードスロットを搭載。ホットシューは特定のキヤノンアクセサリーに対応するが、一般的なセンターピンフラッシュには非対応。ポップアップ式フラッシュは搭載されていない。
- 携帯性:重量は約426グラムと軽量。
- グリップ:本格的な形状で、EOS R50 Vよりもはるかに快適。コンパクトながらサムレストが効果的、誤操作も少なく、直感的な操作性を実現。
- 操作性:クラシックなモードダイヤルと、前面コントロールリング、背面サムダイヤルの組み合わせにより非常に使いやすい。写真・動画モード切替スイッチも便利で、設定を個別管理できる。
- 手ぶれ補正:光学式手ぶれ補正を搭載、ZV-E10 IIにない強みとなっている。最広角での撮影では揺れが残るため、追加のデジタルISを推奨する。強化手ぶれ補正は極端な状況下のみ使用を推奨。
- ファインダー:EVFは非搭載である。
- モニター:バリアングル式104万ドットタッチパネルを搭載。オートフォーカスポイント移動も容易だが、晴天時には視認性に課題がある。
- メニュー:記載なし。
- フォーカス:オートフォーカス性能は高く、顔認識や瞳追尾も優れている。
- 連写性能:記載なし。
- 解像性能:1.4型センサーを搭載し、最大2200万画素の高解像度を実現。マイクロフォーサーズ規格に近いが、3:2の広いアスペクト比を持つ。
- 高感度ISO:ISO感度を上げるとシャドウ部に若干のノイズが目立つことがある。
- ダイナミックレンジ:RAWモードでは十分なダイナミックレンジが確保されている。
- ホワイトバランス:記載なし。
- JPEG:明るく鮮やかな発色が特徴である。
- 動画:全幅オーバーサンプリングの4K/30p撮影が可能で、非常に精細な映像が得られる。4K/60p撮影は1.5倍クロップとなり、1080pは最大60pまで対応するが、1080p映像はややぼやけた印象を受ける。ローリングシャッターの影響は依然として大きい。
- 音声:内蔵マイクは高性能でウィンドシールドも効果的に機能する。
- 過熱:内蔵ファンにより過熱は効果的に抑制。常温では長時間の4K録画も可能で、通常使用で過熱問題は発生しない。
- 総評:快適なハイブリッド撮影体験が得られるカメラ。高画質と広角16-50mmレンズの汎用性が特に魅力。Vlog市場の変化(Osmo Pocket 3のようなジンバル内蔵モデル)により苦戦が予想されるが、写真・動画双方にバランスよく対応できる製品であり、PowerShotブランドの名に恥じない仕上がり。画質面では、V1がZV-E10 IIを凌駕している。
- EOS R50 V比:V1はウィンドシールドと内蔵ファンを備え、R50 Vにない特徴を持つ。だが、R50 Vは動画向けのインターフェースに優れ、録画中の水準器表示機能なども搭載しており、動画愛好家には依然として魅力的な選択肢。
PowerShot V1は2025年のCP+で世界に先駆けて発表されたレンズ一体型の1.4型センサーカメラ。他社のVlogカメラとコンセプトは同じように見えますが、より最適化されたレンズ(16-50mm相当)と大型センサーを搭載。さらに、このタイプとしては珍しく冷却用のファンも搭載して長時間撮影に対応しています。
販売価格は従来のPowerShotと比べると高めですが、センサーサイズやレンズの仕様、カメラの機能などを考慮すると妥当な値付け。RFマウントの動画撮影向けミラーレス「EOS R50 V」がレンズ付きでV1よりも安く入手することが出来るのは悩ましいところ。
PetaPixelのレビューでは良好な光学性能の超広角-標準ズームレンズ、比較的大きめな1.4型センサーの優れた画質を評価。さらにZV-E10 IIほど(動画に)偏っていないカメラのコントロールは静止画でも使いやすいとしています。内蔵マイクの音質も良さそう。
Vlog市場ではOsmo Pocket 3 が強力なライバルとして立ちはだかるものの、静止画を含めて快適に撮影したいのであれば、1.4型の優れた画質やRAWの柔軟性が功を奏するかもしれませんね。また、内蔵ファンを搭載しており、長時間の連続撮影ではPowerShot V1の強みが顕著となる可能性あり。
- 発売日:2025年4月下旬
- 予約開始日:2025年2月26日(水)AM10:00
- 希望小売価格:オープン
- キヤノンオンラインショップ:148,500円(税込)
- 市場推定価格:14万8,500円
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