DxOMarkがSamsung「Galaxy Note 8」のカメラセンサー性能のテスト結果を公開しました。
iPhone 8と肩を並べる高性能モデルのようですね。特にズーム画質についてはベストなモデルと評価しています。
ダイナミックレンジについて白飛びし易いとのことですので、HDRを活用するか露出を少し下げる必要があるかもしれませんね。
DxOMark
画質
- 明るい光の環境で撮影された画質は全体的に抜群の画質だ。大胆でビビッドな発色と高水準なディテールを持っている。
- 高コントラストなシーンではハイライトが白飛びしやすい
- ホワイトバランスはピンク色の色被りをする傾向が目立つ。このホワイトバランスの不規則な傾向は明るい屋外でも発現する。しかし、強めの発色は依然として健在だ。
- 屋内の暗所におけるシーンでは、露出は正確でノイズは良好に処理されている。さらにディテールや発色は良好だ。
- とても暗い場所では少し露出不足となるが、結果はまだ許容範囲にある。暗所における苦手分野は動き回る被写体を撮るときくらいだろう。
- フラッシュ使用時のホワイトバランスや露出、発色は良好だ。他の光源と重なるようなシーンでもこれらは正確のままである。
- このスマートフォンのカメラで優れているのはズーム画質だ。×4倍までのズームにおけるディテールは素晴らしく、やや画質が低下するものの実用的な画質で×8も可使うことが出来る。
- 暗所でも×2倍までなら素晴らしい画質を維持できている。これはこれまでテストしてきた中ではベストな画質だ。
- さらにボケエフェクトを適用すると被写界深度の浅い良好なボケを作ることが出来る。多少の誤処理はあるものの、全体的に見ると目立たない程度だ。再現性にはバラつきがあり、人物を撮る場合と比べて静物を撮る場合には効果が1/3ほどとなる。
動画
- 動画サブスコアはベストなパフォーマンスのカメラと比べてやや劣るものの、それでも非常に高性能と言う事ができるものだ。
- 良い光環境では全体的に良好なホワイトバランスと色描写である。
- 露出も素晴らしく、正確で状況の変化には素早く対応する。
- シャドウとハイライトのダイナミックレンジは少し制限を受けているようだ。
- オートフォーカスは高速で安定している。しかし初期設定では追従性能が無い。
- 手ぶれ補正はとても効果的だ。
総評
最終的なスコアはトップランカーのiPhone 8 Plusに匹敵するものだ。デュアルカメラの搭載は多機能なハイエンドスマートフォンにおける画期的な進化である。さらにオートフォーカスはとても正確で高速だ。
このスマートフォンがスマホフォトグラファーにとって革新的なカメラ機能となるかどうかは時が経てば分かるだろう。
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