DxOMarkにソニーα9のセンサースコアが掲載【海外の評価】

単純に画質を追い求めるとα7R IIの方が最適解となりそうですが、α9はスポーツ用途のカメラとしては最もバランスが良く、スコアの高いカメラですね。

DxOMark

• α9の2420万画素センサーは全体的に優れたパフォーマンスを発揮している。
• 低照度ISOスコアは格別でα7Sのすぐ後ろに続く性能だ。ベースISO感度におけるダイナミックレンジと色深度のスコアは良好だが、際立った性能では無くセンサーの強みとは言えないだろう。
• これは低照度の環境でシャッタースピードを要求されるスポーツ写真家が求める性能だ。未処理のRAWファイルでもISO1600、6400でそれぞれ20bit、17bitを超える優れた色深度を実現している。
• ダイナミックレンジはさらに際立っており、α7R IIと同じISO感度で同じ性能を発揮し、ISO6400まで10EVを超える優れたダイナミックレンジを提供するものだ。
• ISO3200まで許容可能な32dBを上回るノイズ耐性を示す。
• ベースISO感度で最高画質を誇るα7R IIは色深度とダイナミックレンジが高く、解像力は2倍である。
• α7 IIはα9にとても近い性能（DR・色深度）だが、低照度ISOのスコアが低い。
• 主なライバルである1DX2とD5との比較では、D5が色深度で僅かに優れ、1DX2がダイナミックレンジで僅かに優れている。α9は低照度ISO性能に優れ、3機種の中では一貫性のあるパフォーマンスを発揮している。
• 印刷上におけるSNR性能はα7R IIと互角だ。1DX2とD5との比較ではISO400-25600の間における結果が実質的に同レベルだ。204800までは同じSNR性能だが51200?204800の性能はα9が最高だ。ISO102400ではNikon D5に1段差をつけている。
• α7 IIやα7R IIはISO400までの低感度ISOにおいてダイナミックレンジがα9よりも半段有利だ。ISO1600からα7 IIをα7R IIとα9が引き離し、ISO3200以降はα7R IIよりも僅かに良好だ。
• α9・1DX2・D5はISO12800まで許容可能なダイナミックレンジ性能を持っている。
• 色深度はα7 IIとISO1600までとても似ているが、より高い感度ではα7 IIを引き離している。そしてα7R IIはISO12800でダイナミックレンジが低下しα9と互角となる。1DX2とD5との比較ではとても似たような結果だ。

α9はデジタルカメラのゲームチェンジャーとは言えないが、エネルギッシュで従来のミラーレスカメラのパフォーマンスから大きく差をつけるものだ。

キーとなるAF/AE追従の20fps連写やブラックアウトフリー、ほぼフレーム全域のAFポイント、静音撮影はプロのスポーツ写真家を魅了する性能だ。

超高速演算を実現するために、α7R IIのモンスターセンサーの後ろに付く結果となっている。とは言えほぼ同程度だ。

4500ドルという価格と大きなボディはトップエンドの一眼レフである1DX2とD5に真正面から勝負を挑む分野だ。すでに機材（一眼レフ）を導入しているプロはα9の購入に慎重となるかもしれないが、α9の魅力的なパフォーマンスと画質には違いない。

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