ePHOTOzineが「XCD 75mm F3.4P」のレビューを公開。手頃なサイズと価格の単焦点レンズとしつつ、解像性能は同システムで過去最高と高く評価しています。
ePHOTOzine:Hasselblad XCD 75mm f/3.4P Lens Review
- 外観:金属外装でコントロールや装飾はほとんど無い。フードが独特で、正しい位置に固定するのがとても難しく慣れが必要。
- 構造:72mmフィルターに対応。1/2000 秒まで対応するリーフシャッター。
- 携帯性:適度なサイズと重量。
- 操作性:MF以外はカメラ側で操作する。
- AF:STM駆動で高速かつ正確で静か。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:中央はF3.4から抜群、周辺はF3.4から優れた結果で、F4から抜群の結果。とても素晴らしい性能。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:シルクのように滑らかな描写。
- 軸上色収差:良好に補正されている。
- 倍率色収差:わずかな色ずれ。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:+1.73%の糸巻き型。
- 周辺減光:記載なし。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:フレアは問題とならない。ゴーストは最小限。
- 光条:記載なし。
- 作例集:高解像データあり。
- 総評:驚異的な解像性能であり、測定値は同システム最高。全体的に素晴らしい品質。強くおすすめできる。
- 競合について:記載なし。
- 備考:
2024年11月に登場したハッセルブラッドXシステム用の交換レンズ。35mm判換算で59mmに相当する画角をF3.4でカバーしている単焦点。小口径ですが携帯性が良く、コンパクトなミラーレスカメラと相性の良いレンズに仕上がっています。販売価格は比較的手頃ですが「XCD 28mm F4P」「XCD 45mm F4P」と比べると高め。
ePHOTOzineのレビューでは、光学性能に大きな欠点が無く、非常にシャープであり、ボケが滑らかで素敵な描写と評価。同システムでは過去最高の解像性能となったらしく、このあたりの評価はPhotographylifeと同じ。1億画素でも満足のいくレンズに仕上がっているようです。高解像サンプルを見てみると、確かに細部までシャープなレンズのようです(ファイルサイズ注意)。
HASSELBLAD XCD 75mm F3.4P 最新情報まとめ
レンズの仕様
発売日 | 2024年 11月8日 |
初値 | 350,900円 |
レンズマウント | ハッセルX |
対応センサー | 44×33mm |
焦点距離 | 75mm |
レンズ構成 | 10群10枚 非球面レンズ 1 EDレンズ 3 |
開放絞り | F3.4 |
最小絞り | F32 |
レンズシャッター | ~1/2000秒 |
最短撮影距離 | 0.55m |
最大撮影倍率 | 1:5.8 |
フィルター径 | 72mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | |
サイズ | φ75mm×76mm |
重量 | 398g |
防塵防滴 | 対応 |
AF | STM |
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