PhotographyBlogがフジフイルム「XF8-16mm F2.8 R LM WR」のレビューを掲載しています。
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ベストを尽くすならこのレンズ
- 805g、120mmのとても大きく重い超広角ズームレンズだ。XF10-24mm F4と比較して2倍の重量と30mm長い全長である。
- FUJIFILM X-T3との組み合わせで過度なフロントヘビーとはならない。ビルドクオリティはボディに匹敵する以上のものを感じる。
- 金属マウントと高品質なプラスチック製鏡筒だ。出目金レンズのためねじ込み式フィルターは装着できない。
- フォーカスリングは滑らかに動作し、十分な幅を備えている。
- リニアモーター駆動のAFはX-T3との組み合わせで高速かつ正確に動作する。
- 絞りリングは1/3段ごとに動作すし適度な抵抗感を持つ。
- 8mmでも歪曲収差はほんのわずかだ。絞り開放における周辺減光も良く調整されている。
- このような広角ズームとしてはフレアは上手く抑えられている。
- 色収差は問題とならない。
- 光条はF16~F22で優れた形状となる。
- シャープネス:
・8mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
・10mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
・12mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF2.8-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF2.8で幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。
・16mm:中央は絞り開放から顕著にシャープでF5.6-F11でピークとなる。F16で回折が始まり、F22でさらに影響は強まる。隅はF4まで幾分かソフトだが、F5.6まで絞るととても素晴らしい領域まで向上する。F8まで絞ると最適だ。XF10-24mm F4と比べて、広い画角を持ち、1段明るく、防塵防滴だが手振れ補正は搭載していない。そしてより大きく、2倍の重量と価格、ねじ込みフィルター非対応だ。
良いレンズには違いないが、非常に高価なレンズである。より小さく軽量で、より安価で手振れ補正を搭載した古いXF10-24mm F4も一考する余地があるだろう。
フジフイルムXマウントで究極の広角ズームを求めるならこのレンズだ。
とのこと。
805gと言うと、キヤノンのフルサイズ一眼レフ用の大口径広角ズームよりも重いレンズですね。(16-35mmですが)比較的グリップが控えめのフジフイルム機では扱うにはやや大きなレンズと感じるかもしれません。
画質は申し分ないようで、ズームレンジ全域でとても良好なようですね。Lenstip曰く「RAWでは歪曲収差と周辺減光がとても大きい」とのことなので、PhotographyBlogはプロファイル補正後の出力で評価していると捉えるべきでしょう。
総評でも述べられているように、非常に高価。8mm、F2.8、防塵防滴が必要無ければ「XF10-24mmF4 R OIS」のほうがコストパフォーマンスは良さそうですねえ。画角と明るさが必要ならば「Laowa 9mm F2.8 Zero-D」と言う選択肢もアリかもしれません。
XF8-16mm F2.8 R LM WRのレビュー・作例を集めているページはコチラ
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