IMAGING RESOURCEがフジフイルムの交換レンズ「XF8-16mm F2.8 R LM WR」のレビューを掲載しています。
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高価だが驚異的なパフォーマンス
- 全体的なデザインは従来のXFシリーズと同様だ。
- ズームリングには8mm、10mm、12mm、16mmが印字され、短い回転角でズームレンジ全域を操作する。かなり抵抗がある動作なので誤操作することは無いはずだ。
- 固いズームリングの一方でフォーカスリングはとても緩い。幸いにもゆっくり回転させることで正確に操作可能だ。
- とても大きなレンズだが、それでもフルサイズ用14-24mm F2.8や11-24mmF4よりも小さい。
- 11カ所の防塵防滴処理が施されているプロ仕様だ。私の経験から言うとフジフイルムでトップクラスの耐候性だと思われる。
- シャープネス
・FUJIFILM X-T3のRAWをACRで現像したものをチェックした。
・特に中央フレームはズームレンジ全域でとてもシャープだ。
・8mm F2.8でも大部分はシャープだが、四隅は予想通りいくらか低下する。
・8mmの四隅はシャープにするためにはF5.6~F8まで絞ることをおススメする。まだソフトさは残るものの、等倍確認しない限りは目立たないだろう。
・12mmはフレーム全体の一貫性が向上する。中央は8mm同様で四隅が少し良好だ。絞り開放はまだ少しソフトだが、超広角ズームとしては見事だ。
・16mmは開放でも四隅がとても良好だ。
・完璧では無いが、ズームレンジ全域でとてもシャープなレンズだ。要求レベルの高いフジXフォトグラファー必携の超広角レンズである。- 周辺減光はいくらか発生するが、心配するほどでは無い。
- 色収差は特に問題を感じなかった。
- 歪曲収差はよく抑えられている。
- オートフォーカスは高速で静かである。
- 最短撮影距離は25cmと一般的なパフォーマンスだ。
- あらゆる状況でベストな選択肢では無く、「XF10-24mmF4 R OIS」が以前として優れた選択肢であることに変わりはない。XF8-16mmほど絞り開放はシャープでは無いが、風景撮影のようにF5.6-F11まで絞ると画質差は大きなものでは無い。円形フィルターを使えたり、手振れ補正を内蔵していたりするので便利なレンズだ。
好きなポイント:とても良好なビルドクオリティ・F2.8でもズームレンジ全域でシャープ・F2.8ズーム・最広角のXFズームレンズ
好きではないポイント:円形フィルター装着不可・手振れ補正非搭載・重い・高価
シャープネスや収差補正などは2000ドルの価格設定に応える光学性能だ。フィルターを必要としないか、フィルターホルダーに追加投資でき、サイズと価格が問題なければ驚異的なパフォーマンスを堪能できるだろう。
とのこと。
シャープネスの傾向はLenstipやPhotographyBlogと似た評価ですね。多くの人にとっては「XF10-24mmF4 R OIS」が無難な選択肢かもしれませんが、一度は使ってみたいハイエンド広角ズーム。
IMAGING RESOURCEでは特に触れていませんが、Lenstipはコマ収差やRAWにおける周辺減光と歪曲を指摘しています。非常に高価なレンズですので各所のレビューと作例をじっくり確認しておきたいところです。
XF8-16mm F2.8 R LM WRのレビュー作例を集めるページはコチラ
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