Xitekが「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のレビューを公開。外装・操作性・光学性能・ボケなど全体的に良好と高く評価し、改善の余地があるとすれば逆光耐性とのこと。特にボケはトップクラスとのこと。
Xitek:“圆神”启动 尼克尔 Z 135mm f/1.8 S Plena 评测
- 外観:Z 85mm F1.2 Sとよく似ている。フィルター径も同じだが情報パネルなし。先端のリングはただのグリップ。
- 構造:防塵防滴。
- 携帯性:このクラスでは少し長くて重い。
- 操作性:2つのL-Fnボタン。コントロールリングは適度な抵抗で滑らかに回転。
- AF:STM駆動で高速かつ高精度。マルチフォーカスで近距離でも高画質。
- MF:フォーカスブリージングは僅か。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:F1.8から中央は非常に良好。端は少し低下するが、F2.2で改善。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:複雑な背景も滑らかな描写。微ボケも滑らかだが、F2.8まで絞ると硬くなる。隅の口径食は僅か。玉ボケはとても綺麗。
- 軸上色収差:ごく僅かで無視できる範囲。85mm F1.2よりも良好。
- 倍率色収差:記載なし。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:軽度の糸巻き型。
- 周辺減光:F1.8で軽度。F2で大幅に軽減。
- コマ収差:良好な補正状態。
- 逆光耐性:光源を入れるとゴーストが発生する。
- 光条:非常にシャープ。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:逆光耐性には改善の余地があるが、全体的にとても良好で玉ボケはトップクラス。
- 競合について:記載なし。
- 備考:
とのこと。
135mm F1.8 レンズとしては非常に高価ですが、口径食を抑えてフレーム隅まで綺麗で歪みのないボケが得られるレンズのようです。光学性能も非常に良好で、絞り開放から隅まで優れた解像性能が得られる模様。比較的近距離でのテストでも問題ないのはマルチフォーカスが功を奏しているのでしょうか。フォーカス駆動にはステッピングモーターを使用しているので、比較的滑らかで静かな動作を期待できそうですね。レンズサイズはこのクラス(ミラーレス用135mm F1.8)としては最長、最重ですが、競合他社と比べて驚くほどの重量差はありません(サムヤン135mmを除く)。販売価格はキヤノン以上となるものの、SRレンズやEDレンズを贅沢に使用しているので仕方のないスペックと言えそうです。
ニコン NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 最新情報まとめ
レンズの仕様
レンズの仕様 | |||
---|---|---|---|
発売日 | 2023年10月13日 | 初値 | 税込40万円前後 |
マウント | Z | 最短撮影距離 | 0.82m |
フォーマット | フルサイズ | 最大撮影倍率 | 0.2倍 |
焦点距離 | 135mm | フィルター径 | 82mm |
レンズ構成 | 14群16枚 | 手ぶれ補正 | - |
開放絞り | F1.8 | テレコン | - |
最小絞り | F16 | コーティング | M/AR/SIG |
絞り羽根 | 11枚 | ||
サイズ・重量など | |||
サイズ | 98mm×139.5mm | 防塵防滴 | 対応 |
重量 | 約995g | AF | STM×2 |
その他 | コントロールリング | ||
付属品 | |||
キャップ・ケース |
関連レンズ
関連記事
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 最上級のポートレートレンズ 2024年5月3日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 素晴らしい光学性能と過去最高のボケ 2024年4月22日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは最高を追求するなら素晴らしい選択肢 2024年1月30日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena はニッチだが最高のニコンレンズ 2024年1月8日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaはずば抜けた解像性能と美しいボケの融合 2023年11月14日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena は全体的に良好でボケはトップクラス 2023年11月1日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S はPlenaの名に相応しい個性的なレンズ 2023年10月23日
- DPReviewがNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaのサンプルギャラリーを公開 2023年10月3日
- NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaは宣伝通りの綺麗なボケ 2023年10月2日
- ニコンがNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaの供給不足を示唆 2023年10月1日