ePHOTOzineがHUAWEI P20 PROのレビューを掲載しています。
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- しっかりとした造りだが前後のガラスを保護するためにはプロテクターを装着する必要がある。
- 頑丈な外観に加えてプレミアムな質感だ。
- とてもスリムなボディーでGoogle Pixel2やGalaxy S9 Plusより小型だ。
- モニターは明るいため屋外でも見やすい。視野角はとても良好だ。
- ノッチは隠すことも出来る。
- ベンチマークはiPhone Xよりも高速でS9 Plusほどでは無い。
- オートフォーカス・シャッターレスポンスともに高速である。
- バッテリーライフは良好だ。
- 撮影した画像は明るく色は豊かだ。露出は信頼できるが、時々彩度が高すぎる。
- ワイドアパーチャーモードは大型センサーのようなボケとはいかないまでも、程よい結果となる。
- デュアルLEDフラッシュは被写体から離れていない限り良好に動作する。
- 夜景モードは三脚を使わずに最大7秒で撮影可能だ。
- パノラマモードはうまく合成され結果が良好だ。
- 競合カメラの1200万画素よりディテールが良好な1000万画素の画像を生成可能だ。
- RAWファイルはDNG形式で保存される。4000万画素のRAWファイルは76MBだ。
- 周辺減光は少なく、良光での撮影した画像は低ノイズである。
- オートフォーカスは高速で信頼性があるものの、低照度では迷うことがある。
- モノクロ2000万画素カメラの写真は見事だ。
- 望遠レンズは光学式手振れ補正を持ち合わせていないため、スマートフォンをしっかりと保持する必要がある。
- 2400万画素のセルフィーカメラの画質はまずまずだ。2400万画素にはみえない。
- 4000万画素の画像サイズでISOノイズをチェックすると…
・ISO400でノイズが出始める
・ISO800はまだ実用的だがソフトな画質となる- 1000万画素の画像サイズでISOノイズをチェックすると…
・ISO800-1600までは良好
・ISO3200以上は彩度が低下する- 2000万画素モノクロセンサーで撮影すると…
・最高感度のISO6400でも結果は非常に良好- 2000万画素モノクロセンサーと3倍望遠カメラはRAW出力に対応していない
- ホワイトバランスは様々な照明下で良好だ。
- 望遠カメラで撮影した画像の発色や彩度はがっかりした。SNSやウェブ上なら問題ないだろう。
- 電子手振れ補正を使うには解像度とフレームレートを落とす必要がある(FHD 30fps)。
- 4000万画素センサーにF1.8 27mm相当のカメラは1000万画素までリサイズすると画質が改善される。しかし、4000万画素におけるレンズの光学的な問題はリサイズしても再現される。我々がテストした個体でもそれは当てはまり、偏芯がある画質は1000万画素にも影響している。
- 画質は低ノイズで見事なディテールだ。他のスマートフォンが持つ1200万画素と比較しても、P20 PROの1000万画素はよりディテールが良好だ。そして大きなセンサーは低照度性能で有利である。
- 4000万画素の画像も得ることは出来るが、等倍で確認すると感動はしない。画像は過度なシャープニング処理がされているように見える。
- 3倍ズーム用の8mm F2.8カメラを備えている。5倍ズームもロスレスな画像を生成できるとHUAWEIは主張しているが、残念ながら我々が感心出来るほどでは無かった。ディテールは悪く、単純にデジタルズームのような画質である。
- 広角モノクロ2000万画素センサー F1.6を使うには操作が面倒で残念だ。そしてRAW出力に対応していない。
- 1000万画素出力を使い、5倍ズームは避けるべきだろう。そうすれば良好な広角カメラと3倍ズーム、そして2000万画素のモノクロカメラを使うことが出来るスマートフォンとなるはずだ。
トリプルレンズのスマートフォンはユニークだが、これからこのようなモデルは増えるはずだ。このスマートフォンは時代を先取りしたカメラを持っているが、3倍ズームのカメラに光学手振れ補正を搭載していないためミスショットが発生するのはイライラさせられる。iPhone XやGalaxy S9は2倍ズームながらどちらも光学手振れ補正を内蔵している。
ディテールを過度に追及しなければP20 PROは合理的な結果を発揮するカメラ性能で7秒の手持ち撮影が可能なナイトフォトモードは圧巻である。(ソフトな画質を気にしなければ)
もし、真剣に写真撮影をしたい、写真編集に時間を費やしたい、他の機能がより重要であるならば、他のスマートフォンでも良いのではないだろうか?3つもカメラを搭載していないが、良好な画質を持つスマートフォンは他にもある。
HUAWEI P20 PROの長所
レスポンスが高速・大型6.1インチモニタ・4000万画素メインカメラ・2000万画素モノクロカメラ・3倍望遠カメラ・4000mAh大容量バッテリー・十分な容量のメモリとRAM
HUAWEI P20 PROの短所
ヘッドフォンソケットが無い・メインカメラの四隅がソフト・5倍ズームの画質は感心しない・4K動画撮影時に手振れ補正がない
機能性…5・操作性…4・性能…4・価格…4・総評…4
とのこと。
やや辛口な評価と感じますが、他のスマートフォンで撮影した作例を確認すると言わんとすることは理解できます。
1/1.7型センサーで4000万画素とやや無理がかかった仕様であるため、4000万画素出力の画像は4000万画素の解像性能をフルに活かしきれていない感があります。
また、高解像センサーであるが故にレンズの補正しきれない光学収差を拾っているようです。スマホ用の小さなレンズには荷が重く、解像している部分は他社の1200万画素以上ですが収差やノイズの影響で悪化している部分も見受けられます。
さらにHUAWEIのシャープニング処理は線がやや太く、Galaxy S9と比べて粗っぽさを感じてしまうのはモッタイナイ。
とは言え、それを差し置いてもノイズ耐性はなかなか良好と言えるかもしれません。1000万画素にリサイズした場合のノイズとディテールのバランスは良好。
モノクロ2000万画素センサーに至ってはISO6400でも非常に良好な画質と感じます。ePHOTOzineも述べていますがモノクロセンサーのRAW出力に対応していないのはとても残念に感じます。
モノクロセンサーは今後のスマートフォンで是非とも強化して欲しいポイント。
ePHOTOzineによるライバルモデルのレビュー
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